植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ビッグモーターの不毛な緑地とうちのコンビニの緑地

2023年08月27日 | 時事
昨日はブログの更新を怠ってしまいました。やることが山積しているのにもかかわらず、体調も今一思わしくないのであります。1時間のpcいじりの時間があったら、休養を取るのがいいと言われているのです。

とはいえ、「雨が降った翌日は草取りをしろ」「雨が降ったら畑に入るな」という格言があります。雨降りの日に畑に踏み込むと土が固められ、野菜・植物の根を傷めるのです。一方しっかり雨が降った翌日は、草木も野菜もぐっと成長します。特に雑草は少し大げさに言えば一晩で10㎝くらい伸びます。雨で土が柔らかくなっているので、雑草の根っこが抜きやすくなっているのです。

そこで、暑くても照ってもとにかく午前中だけは畑仕事と覚悟を決めました。やるべきは、鉢植えの草取り、枯れ込んだ盆栽や鉢物の整理・処分、バラ園の雑草を抜き、周囲の草木類の剪定と枯葉やゴミの片づけなどであります。


ワタシの持ち場は、ワタシの家(会社)が賃貸しているコンビニの周囲にある「植え込み」「緑地」であります。コンビニ用の「建物を建てた時、建築計画書を市役所に提出します。土地面積や建物の床面積・構造・高さなどの条件がチェックされ、基本的に都市計画法・建築基準法やらなんやらの法律に合致することを確認していくつかの開発条件が付与されます。

うちの場合は、側道の排水管と本管が土砂で埋もれて詰まっているので、ちゃんと掘り上げて排水工事をやること、対象となる敷地の10%を緑地帯にし、100本近いアカメと十数本を植樹した緑地と、10本ほどのつつじの植え込みを設けるといった内容でした。

そして、開業後、家内と交代で散水して一本も枯らさずに育てていました。
で、ある時からその緑地がワタシの遊び場、ガーデニングのスペースに生まれ変わりました。アカメを1本抜いてはバラを植え、アカメを2本抜いては畑にし、といった具合で2年がかりで2本のアカメ(レッドロビン)だけを残して、バラ園・果樹園・野菜畑など数百種類の植物を植え、100個以上の鉢植えを隙間に置くようになりました。
作業中の緑地帯です↓

おかげで、ワタシの趣味が広がり、健康のもとにもなるし、出来損ないながら野菜や果物が収穫できます。また、四季折々の花が咲くようになっておりますので、ワタシのみならず、来店する多くの人の目にも楽しい緑と花が咲くようにしているのです。

裏手にはつつじが植わっていた花壇ですが、ここ全面的に果樹特に柑橘を植えてあります。

ついでに、国道の植え込みも管理しております。
草むしりやら、伸びすぎて歩行者や自転車の通り道が半分くらいになってしまうので、剪定をかってでております。

とまぁ、これが一般社会人の常識・良心でありましょう。一定の緑地を設けるのは、都市部や高度利用の商業区域で出来るだけ緑の部分を残そうという「景観や環境」に配慮した国策ですから、できるだけ植えた木は枯らさずにおこう、としたものです。国道に設けられた植え込みだって、何もなかったので「イヌマキ」と南天を植えましたし、敷地にあったツツジも移植して、定期的に草むしりしております。(今は暑いので無理ですが)間違っても除草剤なんぞは撒きませんよ。

そこでビッグモーター、店舗の敷地内の緑地はコンクリートを流し込んで駐車スペースに転用していたのです。店舗入り口に面した公道の植樹が数十の店舗の前、そこだけが枯れて、結局は役所が切り倒したりして処分したようです。
それが明るみになっても、お店がやったこと、やめた従業員がやったらしい、店長が他に転出してわからない、とおとぼけで、本社の責任はおろか「知らなかった」で済まそうとしております。

創業者は「我々の常識と世間の常識が違っただけのこと」と従業員の前で語ったそうであります。その程度の認識なんですよ。建築確認時に木が植わっていれば、あとは潰しても構わない、店の前が雑草が生え樹木で見にくくなっているから枯らしてしまえ、というコンセプトが全店に共通している以上、個人や店が勝手にやったことでは済まされないでしょう。

銀行団は、この会社からの借り換え要請に応じなかった、と伝えられています。6,000名の従業員を抱える大企業でありながら、ちゃんとした役員会・取締役会も開かれていない個人商店のようです。店舗の賃借料・従業員の給料・水道光熱費などの経常的支払いが売り上げに関わらず出ていくのです。
因果応報・自業自得と言ってしまえばそれまでですが、なんと浅ましく愚かしい経営者がいたものです。

ワタシは家内と二人だけのちっぽけな会社経営ですが、きちんと緑地と植え込みを管理し、植物を育て、除草剤は使いませんよ。

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