残り少ない時間だもの 忙しくても仕方ない

よく考えると、６０歳過ぎていわゆる自営業に就業したワタシは、①まともに報酬を得ていない　②有給休暇はおろか土曜も日曜日もない　③就業規則も何もなく朝６時から夕方５時頃まで働いている、のであります。

それもそのはず、ワタシと家内で作った株式会社は二人以外には従業員も居らず、日常業務が全く伴わない零細企業であります。ワタシが本来的な会社の業務をこなすのは2か月に一回現金と預金の動きをPCにある「出納帳」に記入すること、それをプリントアウトして税理士に送るだけなのです。

小さな２階建ての事務所兼店舗を建て、一階が店舗、２階がワタシ専用の仕事場・物置等で、少なくとも２階部分は何も賃料や生産性がないデッドスぺースに近いのであります。（本当はここも賃貸したかったのですが・・・・）

名目的には月に８万円の給料が出ておりますが、社長である家内がそのまま「食費」として召しあげられるので、ワタシの懐には１円も入りません。それもそのはず「通常業務」としてはコンビニの敷地内のゴミ拾いと草むしり程度しかありませんし、実働時間は数分からせいぜい一時間程度(笑)。

しかしながらワタシは、基本的にはほとんど収入のない仕事で大変忙しいのであります。

先日金曜日の１日を振り返っても

6：00　ウオーキング・ゴミ拾い　草むしり

7：00　ブログ更新

8：30　メールチェック等

9：00　メダカの餌やり水替え（メダカプール10個に約4千匹）

9：30　依頼されていた５本の篆刻印の４本目制作

11：00　昼食・買い物（家内同伴で外食）

12：00　1時間の昼寝

13：30　本格的なガーデニング再開

　（植木の剪定・ホトケノザ駆除・アリの巣退治・鉢植えへの水やり施肥等）

15：30　メダカの餌やり・篆刻の続き制作

16：30　作業収束→帰宅

18：00　書道の稽古　（筆ペンによる楷書練習）

これらの合間を縫って

・Facebookのチェックと写真投稿

・ツムツムを30～40プレー

・花と緑の投稿サイト　他の方の写真に「いいね」を送り、自分も数枚植物写真を投稿する

・個別LINEやグループlineを読み、時には返信する

雨さえ降らなければ、土日祭日関係なく、ざっとこんな毎日なのであります。メダカはもうじき花屋さんにいって卸し、数千円の売り上げになるでしょう。篆刻印は、依頼してきた相手によってはお金とかお酒が代金として送られてきますが微々たるものであります。仕事と言うより趣味が高じて一人で忙しくしている、というのが正直なところでありましょう。テレビを観る時間はありません。すると、先日社長から指示がありました。「あんた、自由に時間を送れるのだから余計なことをしないでゆっくり休みなさい。信じられない」

少なくとも土日くらいは何もしないでのんびりなさい、と仰るのです。社長命令なら仕方ない。昨日はゴミ拾い・草むしり・メダカの世話・ブログ更新・植物への液肥の施肥だけにとどめました。2時間ほどテレビも見ました。

それでも、ワタシは時間がもったいない、あと10年か20年しか生きられないとしたら日々を有効に無駄なく使い、充実した時間でやり残しが無いようにしたいのです。そして自分の最後は家族に迷惑をかけないように、仕事場もマイガーデンもきちんとしておきたいと願うのです。