植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

アーモンド収穫 今年のお味は?

2020年08月08日 | 植物
例年より10日ばかり早いのですが、今年のアーモンドを収穫いたしました。

のっけから反省です。大幅に摘果し、安定的に施肥したまではよかったのです。木が充実し、数百の実をどんどん落として、100個以内に減らし、肉厚で食べ応えのあるアーモンドを食べることを目論んだのです。しかし、様々な要因で、途中で実が腐ったり病気になったりして肥大半ばでダメになっているのです。この時期になるとそれがポトリポトリと落果、ふっくら大きな実となったのが全対の3割ぐらいでした。

 どうせ実は食べない(食べられない)ので、病気対策害虫対策を怠っていたのですが、実全体が熟すまで健康に肥大しなければ、種の中(仁)は充実するはずも無いのです。本来は、虫が入らないよう、病気にならぬよう殺虫剤・殺菌剤散布を行うべきでしたね。来年こそはちゃんとまじめにやります。

開花時の写真は省略します(本ブログのどこかにあります)。花は綺麗で、2週間ほど楽しめますよ。

収穫時期はこんな状態です

一見モモに見えますが、果肉は食用になりません。

数日前からばらばらと落ちていましたが、これはだいぶ前に腐っていた生育不良のものなので拾いません。とはいえ、去年より早めに収穫しました。本来なら、8月末くらいまで待って、木をゆすると落ちてくるはずなのですが、汚らしいし、段々減っていくので仕方がありませんね。
相当傷んでおりました。大きさもまちまちですが、ちゃんと育った奴は、昨年より一回り大きくずっしりしていました。

 この果肉を除きます(捨てます、いやたい肥に使えます)。かなり虫が入っていました。

こちらが、アーモンドの種、75個ありました。昨年とほぼ同数。薄っぺらのものからしっかり厚みがあるものまでばらつきが大きいです。ここまでは、どうということも無いのです。問題は、この堅い殻を割る作業です。普通のペンチではちょっと無理です。

去年から、このごついウォーターポンププライヤーを使っています。
いろいろ試しましたが、これは力が入りやすいので、アーモンド割にはいい工具です。中の「仁」をつぶさないように端を割ります。縦横に挟んで割りますがかなり力が要ると同時に、加減が難しいのです。慣れるころには、手が痛くなって中断します(笑) ハンマーようのものでたたいて割るのは止めた方がいいです。殻が四方に飛散し、仁が粉々に砕けます。

 注意すべきは、やりだしたら全部割ることでしょうか。そのまま投げ出すと殻が乾燥し、ますます固くなり、中の仁もそのうちに干からびてくるのです。新鮮なアーモンドを得るためには頑張って全部取り出しましょう。

やっと摘出した「仁」、こいつが生アーモンドであります。
一般にはローストしたものが売られていますが、収穫したての生のアーモンド、これが柔らかく、うっすらとした甘みと上品なアーモンドの香りがあって美味いのです。

手間暇かけるより、買えば手っ取り早いのですが、これを食することが出来るのは、木を育てている者だけの特権であります。
だからガーデニング、やめられませんなぁ

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