植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

メダカの学校は屋根の上

2023年07月11日 | メダカ
暑いです。本当に暑くて死にそうです。

もうだいぶ前から4時半に起きて7時前までに、簡単な外仕事(ガーデニング等)をいったん終わらせる、という生活になりました。今朝は懸案のブドウ「甲斐路」に消毒薬を散布しました。基本はビニールで覆った屋根付きなのですが、ツルが広がっていくうちにはみ出してしまいます。欧州系のブドウは、直接雨がかかる露地植えにすると、直接雨に打たれたブドウは、たちまち表面にカビのような黒いシミが出来て病気になるのです。

こうなると消毒してもちょっと難しく、品種によっては最終的には腐って溶けるのもあります。他のまだ無事なブドウの房に殺菌するついでにやっておくということになりますね。

暑さ故、ガーデニングぐらいさぼってもしようがない、ということで日中隠れ家にこもって篆刻などが主体になりました。

しかし、逃げられない仕事があります。屋上の動植物の世話です。遮蔽物が無い屋上は夏の日中は50℃近くなります。プルメリアやパッションフルーツ・ハイビスカスなど南方系の植物はともかく、イチゴやスイカはさすがにこれで水が切れると枯れてしまうのです。
先日、屋上の水やり用のホースが破裂して数時間出放しになりました。直射日光にさらされ高温になる屋上は、ホースにとっても過酷な環境です。一度切れて漏れ出したので、少しカットして繋ぎなおしたのですが、全体が極端に劣化しているので、蛇口をひねったまま(開にしている)熱くなったホース内の水や空気が膨張して耐えられなくなったのです。

そして「メダカ」これは、メダカプールに手を入れてひっこめるくらいのお湯になると「煮えて」死んでしまいます。また、糞などの沈殿物はすぐに腐敗し始め水質を悪化させるので、油断が出来ません。水替えのサイクルを早めることと、適度に打ち水することが重要なのです。

現在のメダカは、成魚で約2500匹、稚魚が千匹くらいであろうと思います。当然数えきれません。メダカプールが十数個、うち6.7個が稚魚です。大人のメダカはプール一個あたり200匹前後、すると10個で2千匹計算になりますね。その中で、この春に数日をかけて仕分けしたのが「オロチ系-黒メダカ」「楊貴妃系ー赤メダカ」「ミユキ系ーラメメダカ」の3種類です。これらは数年前、ヤフオクのメダカの卵をぽつぽつ落札したモノから増やしてきました。

ブランドメダカと呼んでいますが、今のところそれらの変わった品種をかけ合わして、新種を生み出そうなどとは考えていません。そんな暇もありません。とりあえず、各種類ごとにプールを別にして、春からの産卵期には純粋種のみで繁殖させようとしているのです。
こちらが黒メダカで、ヒレ長オロチです。一匹千円くらいもするんですよ。


こちらは、赤メダカであります。花屋さんにたまに卸す時、ブランドメダカ3種を混ぜるという良心的なメダカ屋さんです。

これがメダカに夢中になったきっかけの「ラメ・ミユキメダカ」です。水が緑色なのはわざとで、なんでも食べる雑食系のメダカは、こうした藻を好むのです。これさえあれば1週間くらい餌をやらなくても平気であります。


日陰になる階段下には稚魚の容器を置いてあります。

生後1週間から3か月ほどですが、やはり水質の変化や高温には耐えられない赤ちゃんですから、特別扱いいたします。

屋上に置いているプールには、どれも蓋をして70%前後遮光いたします。
これだけで水温上昇はだいぶ抑えられます。

そんなわけで、昨日バーストした散水ホースを買い替えてきました。今までが内径10mm、今度のは15mmです。ホースの厚みも違ってねじれもなく、多分折れて水が止まることも減りますね。ちびちびしか出なかった水がエライ勢いで出るようになり、植物の散水も、メダカのプールに水をためるのも半分くらいの時間で済みます。なんでこんな子供にもわかるようなことに気づかなかったのだろう、と今更ながら自分の愚かしさ、人間の思い込みの間抜けさをかみしめるのであります。

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