植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

川奈ホテルは案外近いし また行きたい

2022年01月14日 | 雑感
高校時代の同級生3人と川奈ホテルに泊まり、両日ゴルフプレーをするという我々にとってこのうえない贅沢をいたしました。
自治会の煩わしさから解放され、書道も篆刻も園芸も全部休み、ブログも飛ばして非日常的な二日間でありました。

 川奈ホテルは、当地平塚から車で90分、実はとても近いのですが宿泊料のお高い名門ホテルで、敷居が高くて長年利用を躊躇していたのです。振り返ってみれば若い頃は旅行好きで、国内外に、旅仲間と年5.6回出かけていました。海外旅行は、年2回位の事なので飛び切りいいホテルに泊まろう、と一流ホテルをめがけていった時期もありました。香港ならばペニンシュラ、タイならばオリエンタルホテル、シンガポールに行けばフォーシーズン、極めつけはランカウイ島の「ザ・ダタイ」でした。そんな贅沢も20年ほど前からぱったり途絶え、パスポートもとっくに切れてしまいました。

 それでも10年ほど前までは、沖縄や大分・札幌・函館あたりにはちょいちょい遊びに行ったのです。そのコンセプトは安い宿で十分、その分外で美味しいものを食べようという考えでした。結局国内の一流ホテルは、記憶をたどっても、バブルの盛りの社員旅行で帝国ホテルに泊まったくらいだったのです。

 そこで、川奈ホテルは実にクラシックで格式高く、恐らく賓客をもてなす行き届いたサービスを基本にしたホテルであろうと感じました。ワタシらは、最も安いゴルフプレー込みのお得プランでしたから、オーシャンビューでも階上の高い部屋とは逆に、駐車場しか見えないような2階の山側客室、しかも4人部屋(笑)。通常のツインにエキストラベッド二つを詰め込んでいるので狭い部屋全体がベッドで占有されました。他の仲間は前夜は伊東ホテル泊なので荷物も多く、ゴルフウエアやらなんやらで「中学校の修学旅行」かスポーツの合宿所みたいな有様でした。


 それでも、お風呂は眼下に相模湾を見下ろし露天風呂から見る景色は雄大で美しいものでありました。つい3回も入浴してしまいました。夕ご飯はホテル内だとバカ高いので、近場の海鮮料理のお店ですませました。お酒とつまみははコンビニで買い、部屋で昔話や薬自慢などで10時頃まで楽しむことが出来ました。

 それにしてもどこの高級ホテルもそうですが、飲み食いや有料サービスが倍の値段になります。例えばマッサージは60分12千円、売店のカレーパンが500円でありました。クラブハウスでの食事もカレーが3,500円!、現役をリタイアした年金生活仲間は暗黙裡に、ゴルフプレーを昼抜きの1Rスループレーを選択しました。ハーフを回っておにぎり程度で間に合わせる、という倹約であります。

 そもそも、部屋飲みでの情報交換で判明したのは4人共に、ダイエット・糖質制限をしていたのです。理由ややり方は様々で、朝以外はお米を食べないとか、スマホのアプリで総カロリーをすべて計算しているとか、お風呂に5回入る(笑)、長時間のウォーキング等々、長い会社勤めでみんなどこかしら「がた」が来ているのです。

 ワタシも二日間でおよそ4万歩歩き、お昼を倹約したおかげで体重は1.5kgほど減っていました。年末年始では相当意識してカロリーを抑えていたものの、停滞していたダイエットが前に進んでほっとしております。

 肝心のゴルフは突風と強風と高速グリーンとアリソンバンカーに翻弄された、とだけ書き残そうと思います。


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