植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

酒井子遠さんも川奈ホテルゴルフコースも超一流

2022年01月12日 | 篆刻
 昨夜は、ヤフオクで狙っていた品物の入札最終日でした。お目当ては、「酒井子遠」先生の篆刻印多数がまとめて出品されたもので、7.8件に分かれておりました。酒井先生(1936-2003) は篆刻の世界では知らない人が居ないくらいの超一流の篆刻家で、天才鬼才と呼ばれ、書道団体に属さずに、田舎での隠遁生活を送っていたようです。その作風は奔放かつ細やかで線描画のような印を彫りました。伝統的な篆刻の「字法」「章法」 とはかけ離れた独自の境地を作り追随を許しません。

 篆刻の専門誌にその作品をみつけ非常に感銘を受けたのです。実はワタシの無数にある印材の中に一本だけ先生の側款を見つけました。偶然ですが、書家さんが彫って貰ったのがまとめて出品されていたものに紛れ込んでいたのでしょう。いずれ酒井先生のような作風を倣って、芸術性・絵画性の要素が強い篆刻を目指したいと思うのです。

 それで、なんとしても落札したいと待っていたのです。出品物には出品者さんが「子」と読み間違えて説明分が記載されていましたが、知る人ぞ知る方の印を、篆刻関連のオークションに通暁した猛者が見逃すはずもありません。予想通り1時間以上前から入札価格は数万円に到達しておりました。5件に札を入れて一瞬最高値についても、一分前後で高値更新されました。自分の原則入札上限の3万円を大きく上回って万事休す、夜11前後にすべて他人様が落札することになりました。中で2,3件はワタシが二番手でその差は数千円でしたから、もうちょっと頑張って上乗せしたら、とも考えますが、恐らくその時は相手(専門家かコレクター)が更に乗せて来ることがほぼ確実で、もっと吊り上がるでしょう。エスカレートして高値をつかまされる一騎打ちには乗らない主義なのです。

 残念でしたが仕方ない。数千円で売られている酒井先生の印譜集を探して我慢しようと思います。

 さて話変わって本日は、高校時代の同級生(約50年前)たちとのゴルフで、川奈ホテルに参ります。年に数回集まってゴルフをやるようになって4,5年になります。

 その数人で死ぬまでに一度プレーをしたかった超一流の川奈ホテルゴルフコース に行こうと相談し、今日からプレーをする運びとなったのです。世界のゴルフコースランキングでもトップ100に入る名門コースで、フジサンケイクラシックの開催でも知られています。かつでジャンボ尾崎が名勝負を繰り広げ、連続して劇的な優勝をしました。

 バンカーがあちこちにあり深く、砲台グリーンにはなかなか乗らないでころころ下り落ちるのです。特に今は芝が枯れているのでグリーンが速く高麗芝がパットの難易度をあげているのです。
以前ここでプレーをするためには原則、隣接する同ホテルへ宿泊するのが決まりと聞きました。

 なかなかプレーの予約が取れない為、厳冬期の平日になったのです。ここでは大島コースと富士コースの二つがあり今日・明日で両方回るのですが、問題は天候。昨日の雨から、予報では今日は風が強いとなっています。ましてや太平洋に面しているのでもろに風が来る予感がいたします。そして昨年末から完治しない腰痛であります。

 とはいえ親睦ゴルフなので、なにも気にすることはありません。いくつたたこうが関係なし。往路では路面の凍結に注意して安全運転する。風邪をひかない様に、暖かい格好でプレーする、コロナに罹らないよう三密を避ける、腰が悪化しない様軽くスイングする。食事は軽めにし、お酒は一杯だけ。
 でも地元で一流の料理店「おお田」さんで夕ご飯の予定なのでちょっとだけ贅沢しましょうか。
 いずれにせよ、当方はゴルフも篆刻も3流であります、むきにならず身の程をわきまえてなにごとにも「いい」加減で当たるのが良かろうと思います。

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