植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

野鳥と柑橘を見張る会

2022年01月15日 | 植物
今朝も冷えます。

 当ブログのメインは植物、そして野鳥であります。他のテーマで脱線し寄り道しながらもなんとか面目を保とうと思います。ワタシは野鳥が来るのはとてもいい事だろうと感じております。5,60坪のマイガーデン、住宅地の中での貴重な自然ですから、彼らにとって数少ない憩いの場所で餌場にもなっているようです。ワタシにとっては、野鳥を愛でたり観察したりというよりは、自前の作物や果樹類が荒らされないように見張るのが目的であります。

 ついに柑橘「せとか」が甘くなってきて、食べられる状態に辿り着きました。植えてから5年以上経過し、ここ数年は実が付きましたが収穫時期を誤り、いまだ満足なせとかの美味しさを味わっていなかったのです。前年のセトカは、色づいてきて美味しそうになったので暖かいところで追熟させるつもりで12月前半で収穫し、そのまま変化ないままに捨てることになりました。追熟させるのではなく、生成りで完熟させるべきだったのです。

 2週間ほど前から鳥害が目につくようになり数次にわたって鳥よけネットを張り巡らしましたが、それでもすでに5,6個は穴を開けられています。その都度ネットを補強し、穴の開いたセトカは突かれた箇所を切り取って鳥たちのエサに置いて、残りは熟成度を測るために味見しておりました。そうしてついに、今朝は、甘みが酸味を追い越したのであります。あくまで「人感センサー」ですが(笑)。下の写真がセトカ

 デコイ(おとり)としてミカンの輪切りなどを置いて、少しでも鳥の食欲を満たし被害を抑えようとしています。今朝は試しにオレンジジュース(果汁100%)を二つの容器に分けて置きました。苦労して網をくぐり硬い皮に穴を開ける手間を省いてやろうという親心であります。

 真っ先にメジロが10分を置かずにやってきました。先にやはりみかんを突いておりますが、陶器にいれたオレンジジュースにも躊躇なく嘴を突っ込みました。セトカの切れ端やミカンを食べ終えてから、ジュースを飲んでもらえばそれで結構。もう一つの敵であるヒヨドリは、その後にやってきて果実を食べ始めたので、すぐに食べつくすのでしょう。

 そうしている間に、スズメとハクセキレイ、シジュウカラ、イソヒヨドリもやってきています。彼らは雑食でありますが、ワタシが観察する範囲では、柑橘類には目もくれません。一方メジロは、ワタシがスズメやヒヨドリに投げてやるビスケットクズは決して食べません。シジュウカラは小さな虫をメインに、果実、種子も食べるようですが、先日ビスケットを拾って食べているのを発見しました。

 これらの小さな動物たちの生き残り戦術の一つが、好き嫌いなく、口に入るものなら何でも食べるという要素があります。メダカも雑食で、生餌(アブラムシ・小虫・イトミミズ・ミジンコ・昆虫の卵)などを好みます。それでも水中にできる藻類も食べるベジタリアンでもあります。ビオトープでは、基本的に人は手をかけずエサをやりませんが、日が当たって藻が繁茂すれば十分生きていけるのです。

 さて、柑橘に戻ります。先ほど手にした穴の開けられたセトカは、果汁がついて皮がべたつきました。これは糖分が増してきた証拠でもあります。セトカは、本日一個収穫して、無類の柑橘好きで、柑橘ソムリエ(笑)の家内の試食に委ねます。彼女の口癖は、美味しい果物を評すと「甘さはこの位でちょうどいい、あまり甘いのは感心しない、体を悪くする」です。柑橘類は適度な酸味を残しつつ糖度が高いものが理想であります。
 
 並行して「デコポン」も熟しつつあるのです。皮は無傷💛


そばにある「はるか」も同じくセトカに比べてまだ皮が固くて厚いので被害に遭っていません。


去年の経験で言えば、あと3週間ほど経てば食べごろになります。去年は甘くて味が濃くて今まで食べたデコポン史上最高の味でした。とても楽しみなのです。これをどなたかが持ち去ることの無いよう見張る必要もあるのです。

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