植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今年を総括する---無くなった植物たち

2019年10月29日 | 植物
八千草薫さんが亡くなりましたね。
純白で清楚な百合を思わせる、日本を代表する女優さんです。その奥ゆかしいたたずまいと、少しはにかむような笑顔が素敵な方でした。

この時期になると亡くなる方が増えるように思われます。季節の変わり目、暑い季節が寒い冬に向かう時、あるいは厳冬の寒さが緩みかけた頃に、すっと旅立つ、そんな印象を持っています。

あとひと月もするとテレビでも、その年に亡くなった有名人の訃報をまとめて紹介する番組が見られます。振り返ると結構忘れているものですよ。

ワタシもそろそろこの一年を総括していきたいと思います。気が早いようですが、1年の記憶などあっちでこぼれ、こっちで無くし、どんどんと薄れてまいりますから。

せんだっては、早々とシャインマスカットの敗北宣言をいたしました。来年はその反省を生かして、より高品質の甘い葡萄を育てようと決意を新たにしています。

それで、今年亡くなった樹木の追悼です。枯らしたもの、他の植物との兼ね合いで処分したものいろいろありました。生育が思わしくないものは、時には諦めることも肝心です。

・ユーカリ 巨木になることを恐れ大きめの鉢に植えておりました。屋上で、恐らく水切れにより枯れ死
・西洋ニワトコ「ブラックレース」 順調に大きくなっていたのですが、枝張りが大きく長いために他の樹木や植物を覆うようになりました。残念ながら撤去
・西洋ニンジンボク これも成長が早く果樹園の中で、藪のようになりました。案外花付きもよくありませんでしたし。泣く泣く処分
・バラ(無名挿し木) 初めて挿し木で育てた白花のバラ、接ぎ木と違って根張りが弱くほとんど枯れ死
・バラ「ベビーロマンチカ」 素敵な黄色い小輪のコロンとした花を咲かせます。最初の1年間室内で過保護に育てたせいか、樹勢が弱く蕾がついても開花せず。数年辛抱しましたが。
・バラ「フレグランスオブフレグランス」 弱い品種で花付き悪く、名前負けして香りも薄かったなぁ。
・ギョリュウバイ 紅白一本ずつマイガーデンの入り口に揃えて植えました。大きくなった割には花が咲きそろわず汚らしい外観に。葉っぱがチクチクしてどうにも鬱陶しくなりました。2本とも撤去
・ジャスミンホワイトプリンセス 香りがよく強健ですが、ツルが固く暴れます。そばに植えているバラアンジェラを凌駕、ツル性の植物はほんと要注意です。伐りましたが、下から新梢が出てきました。
・ブドウ「ロザリオビアンコ」 二株のうち鉢植えから地植えしたものの一つ、鉢底から根が張り出し取り出す際に根を傷めたのが響き生育不良

それ以外にも、ミニ盆栽数鉢、非耐寒性などの鉢植え植物は5.6鉢枯らしてしまいました。難しいのは日本の山野草と言われる植物群です。岩シャジン、センノウ、一人静、スズラン、サクラソウなど日本の風土環境にあっているかと思いきや、気温や日照など様々な条件がそろわないと育たないものも多かったですね。

自分の努力・知識・情熱・観察の不足を嘆きつつ、いなくなった植物たちにお礼の気持ちと謝意を忘れないようにしたいと思います。



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