虎さんの共和党改革について（及川幸久さんの動画から）

米国大統領選挙をめぐる不正疑惑問題が惹起してからずっと、及川幸久さんのものを筆頭とする一群の、世界情勢についての優れたYOUTUBE動画に圧倒されっぱなしです。それらを凌駕する書き物をものにすることは私にはどうやらできそうにもないし、かといって、それらの動画の視聴をルーティンとするだけではどこか物足りない。ならば、それらの動画を少しでも世に広めるお手伝いをしよう。合わせて、自分の頭を整理して、世界情勢の成り行きをできうるかぎり明晰に目視し続けよう。

しばらくの間、そういう思いでブログを続けてみます。

さて、まずは私が、及川さんの、虎さん最新情報についての話の要旨を述べます。次に下の及川さんの動画を見ていただきます。そうすると、虎さんが目指す、共和党改革の方向性がけっこう鮮明に頭に残るのではないか。それが実現できれば本望です。

では始めます。

まずは、「虎さん　VS　RNC」について。

RNCは共和党全国委員会の略称です。RNCは米国大統領選挙に合わせて四年に一度開催される共和党全国大会の主催組織です。

そのRNCが、虎さん支持者に対して「虎さんへのサンキュウ・カードにあなたの名前を載せませんか」と勧誘し寄付を募りました。

それに対して、虎さん弁護団が、RNCに対して「トランプの名前や画像を資金集めに使うな」という禁止命令を発しました。

というのはＲＮＣが、トランプ弾劾に賛成した共和党議員に資金を流したからです。

トランプ弾劾に賛成したのは、下院議員１０名、上院議員７名です。主な名前を挙げると、下院議員では、リズ・チェイニー（ワイオミング州）、トム・ライス（サウス・カロライナ州）、アダム・キンジンガー（イリノイ州）など。上院議員では、ミット・ロムニー（西部ユタ州）、スーザン・コリンズ（東部メーン州）リチャード・バー（南部ノースカロライナ州）などです。

及川さんは、米国在住時、ワシントンＤＣにあるＲＮＣを訪れたことがあるそうで、とても小さい建物であることにびっくりしたそうです。

実のところＲＮＣは、共和党本部ではなくて、資金集めを担う選挙事務局であって、政策の立案はしません。

さらに、アメリカの政党には、日本のように党首もいなければ幹事長もいません。一応のリーダーがいるだけなのです。つまりアメリカの政党は、個人商店の集まりにほかならず、したがって、党議拘束は存在しないのです。

そういう政治風土において、ＲＮＣは、２０２０年の大統領選挙において９億ドルの資金を集めたにもかかわらず虎さんを応援せず、虎さんの弾劾に賛成した共和党議員たちを支援したのです。

次に、「虎さん　ｖｓ　ＲINOs 」の構図について。

RINOs とは、Ｒepublicans In Name Only の略称で、要するに「名ばかり共和党議員」のことです。

２月２８日、虎さんは、CPACにおいて２時間弱の演説をしました。FOX・TVがそれをライヴで放映したのですが、視聴者３００万人、アーカイヴを含めた総視聴者数３１００万人という超人気でした。

その演説のなかで、虎さんは、２０２２年の中間選挙勝利、選挙制度改革とともにRINOs 追放を訴えました。

穏健派を名乗っておきながら、外交は 好戦的なタカ派。目をつけた相手には攻撃も辞さない。つまりネオコンです。また社会政策については 左派・リベラル民主党寄りの政策を支持する傾向があります。小さな政府、減税、人工妊娠中絶支持、LGBT、同性婚擁護。以上が、RINOsの特徴のあらましです。

実は、RINOsの歴史は、セオドア・ルーズベルトの時代（1858年～ 1919年）にまでさかのぼるそうです。共和党にとって根の深い問題なのです。

RINOの代表的人物は、以下の通りです。
・ケンプ・ジョージア州知事
・ホーガン・メリーランド州知事
・ミッチー・マコーネル上院内総務
・ミット・ロムニー上院議員

では、虎さんは、自分と意見を異にする政治家の徹底排除を目論んでいるのでしょうか。及川さんによれば、そうではない、と。

例えば、ティム・スコット。彼は、共和党ただ一人のアフリカ系上院議員なのですが、虎さんと政治的意見が異なるところが少なからずあります。自分の信念に従って、きっぱりと物を言うタイプの政治家なのですね。そういう人物を虎さんは、自分が設立した政治団体「SAVE AMERICA 」を通じて推薦すると表明しています。

では、及川さんの動画をごらんください。

2021.03.13【米国】トランプの共和党改革‼️選挙制度の改革と裏切者追放❗️【及川幸久−BREAKING−】