最近「家系図作成をしませんか」というような広告を時々目にしていました。
最近見た広告です。
そんな折、父母のルーツ、富山県に住む母方の従兄弟が実家の家系図作りを始めていることを知りました。
地元の図書館、博物館、郷土資料館などに足繁く通い、郷土史、地元町史なども含めて実に綿密に
精力的に資料を集めをしていました。数年前にリタイヤ―して最近、後期高齢者になったそうですが、
まだまだ探求心旺盛の様です。沢山資料を集めてから、戸籍謄本も収集して昨年末綿密な家系図を
完成して送ってくれました。エクセルで作られた本職なみの複雑な系図なので現役時代から
パソコンに詳しかったのかと問いましたら、息子君がIT関係の仕事なので教えてもらったそうで
大変羨ましく思いました。戸籍は究極の個人情報ですから収集も扱いも気を遣うものです。
専門家の司法書士の先生に依頼するとそれなりの金額になるようです。
(広告を写させて頂きました。)
家系図の例です。(広告より)
以前、寺の住職から其々の人が存在するまでは数えきれない程の多くの先祖からの引継ぎが
あってその遺伝子が引き継がれているというような説法を聞いた覚えがあります。
当たり前のことなのですが、日常あまり意識していません。
妹弟にもコピーを送りましたが、妹弟は過去の一部の栄光や挫折などより現実と未来が大事と余り関心を
示しませんでした。他に沢山従姉妹がいますが、疎遠になっているので偶々頼まれたら送る程度です。
夫に渡したら「見るよ」と言いながら、複雑な記述もあるせいか、置きっぱなしで関心がないようです。
私は富山の祖母の家に疎開していたので、叔父叔母従兄妹たちの多くと会っています。皆いい人で
お世話になりました。この頃の皆のことをよく覚えていますのでよく読み取れます。
遠縁の関係一族の家系図も貰って読んでみて、点が線で繋がりかなり読み解けて改めて納得出来ました。
祖母は明治の、16才で27才のお役人の祖父と結婚して10人子供を儲けて90才位で亡くなっていますが
大変な人生を生き抜いた人だと感心しています。10人兄妹は十人十色で大変だったようです。
その頃の国家公務員のお給料は今と比べようもないくらい高給で恩給も良かったようです。
富山にある地元の町の町史などの関係資料から、現在に繋がる記事も見つけました。
身近に住んでいる方の娘さんの結婚された経済評論家の方の曽祖父と、4世代前の曽祖父が町史に残る
大きな接点があったことを発見して、タイムスリップしてひと昔前からの大きなロマンを感じたりしています。
それにつけても世間は狭いものだと思いました。折を見て書いてみるつもりです。