彼女の家は人手に渡り解体された。

2021-07-24 | ハウジング、建築、近隣

その後、傷心のご主人のお姿をスーパーで時々お見かけしていましたが

間もなく後を追われたのでした。ご子息等のどちらかが住まわれるのかと

思いましたが、お二人はそれぞれの生活拠点がおありで、Oさん宅は売りに出されたのでした。

そうして現在の持ち主の方が買われたようです。

私の個人的な感覚では築年数も浅いし使っている材料や設備が高品質でしたから、

気に入って購入された方は、少し手を入れる位でそのまま住まわれるものと思っていました。

しかし驚いたことに間もなくOさん宅の解体工事が始まったのです。

Oさんの自慢の思い入れの家が重機で壊されていくのは私にとって

残念で辛く悲しいことで残酷にさえ思えました。

資源保護の観点からも耐震構造もしっかりとした立派に使える家を

壊すことは勿体なく大きな損失だと思っています。

日本は資源貧国で豊かな国ではないと思っています。おまけに災害大国

でもあります。毎年々々気候変動も重なり今までにない強烈な

風水害に見舞われ多くの人々が家屋を失う被害にあっているのですから。

でもお金にゆとりがある人はそれなりの考え方があるのでしょう。

 そして解体後そこに出来上がった家は、これも個人の感覚によりますが

味も素っ気もない白っぽい箱を置いたような家で、もう5~6年経ちますが

じっくり見てもいませんが、庭はエントランスも含めて半分以上がコンクリートで固めた

駐車場になり、僅かに庭が残されていて何か渇いた感じを受けました。

(イメージです)

人の感覚や趣向、考え方というものはそれぞれ個性があって当たり前で、

特に現在は多様性を重んじる時代だという事は良く分かっておりますが、

Oさんのそして私もお気に入りの家が消えてしまったので何か文字で残して

おきたく書いてしまいました。

 



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