ちいさいメバルがすこし

‐ナニかが釣れればイイんです‐

あ・・ 気配  その2

2005年06月09日 00時03分36秒 | 怖っっ!
ちょっと前なんですが。

その頃の部屋には中途半端に古い柱時計がありました。
3日に1回のペースでゼンマイを巻くタイプです。

たいして眠くはなかったんですが、
夜の12時20分頃に布団に入りました。
寝付きが悪いのでそう簡単には眠れません。
常夜灯を点けて目を閉じていました。

振り子の音が規則正しく聞こえています。
もうじき12時半になると、柱時計が「ボーン」と鳴ります。
そろそろかな?     

・・・・!!

「ボーン」 と誰かが言いました。ええ、たしかにしゃべりました。
知らない男の声です。

その瞬間、勝手に目が開きました。
仰向けに寝ていたのですが、すでに足元にピントが合っています。
 
後ろ向きであぐらをかいている男がいました。

え・・? だれ・・?

そーっと起き上がると、すーっと消えてしまいました。

とりあえず電気を点けて、テレビも点けて。
意味もなく部屋の中をウロウロして。

夢?
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あ・・ 気配  その1

2005年06月07日 23時48分58秒 | 怖っっ!
霊感は 無いです。 たぶん。
でも極々たまーに何かを感じるときがあります。

メバル釣は大抵一人で行きます。
土曜日の夜8時頃に出発して10時頃に到着。
3時頃にクルマの中で寝て、明け方に起きて昼位まで投げまくり、
ロクに釣れずに家路につくというのがパターンです。

今年の3月中旬です。
初めて行ったその小さい漁港は、裏手が低い山でした。
山を切り崩して小さい港を造った様子です。
船着場から裏の崖まで15m位でしょうか。

漁港なのに近くに人家は無く、人も猫もいません。
何の役にも立たない位薄暗い照明を背にワームを投げてました。
時間は夜1時をまわった頃です。全然寒くはありませんでした。

突然背中にゾワーッッと寒気を感じ、全身に一気に鳥肌が立ちました。
え?  あ・・ 後ろに気配が・・

崖の一部に5m位の深さの洞窟状の横穴があり、
その奥に小さな社があるのはここに来てすぐに気付きました。

今立っている真後ろは件の洞窟です。
ああっっ、振り返りたい、でも半透明な方がいらっしゃったら・・・
しかし一度位は半透明な方をちゃんと拝見したい。

すでに2、3分経っているのに鳥肌は一向に治まりません。
好奇心vs恐怖心の不毛な戦いは恐怖心に凱歌が上がりました。

ものすごい速さでリールを巻き取り、海を向いたままカニ歩きでクルマへ。
その間、全神経は最大限に集中して斜め後ろへ。
名うての武道家が見ても、背中に隙は無かった筈です。

ただの思い過ごしかもしれません。
が、
何かが存在していたかもしれません。

次回があれば振り返りましょう。 話のタネに。
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