キャンプ場はキャンプグラウンド(Campground)と言うのが一般的のようです。
さて、まずはフックアップって何?というところから。
キャンプグラウンドのwebサイトを見ると、「Full hook up」というのを見かけます。これは、水道・排水・電気が揃っているという意味。この表記がなければ、そこはただ地面だけのキャンプ場ということになります。
Full hook upの場合
水は、設置の水道からホースでつなぎます。どこのキャンプグラウンドだったか、圧力を弱める器具をつけないとホースが破裂するよ、と脅され、$10くらいの道具を買わされました。でも、これで使い放題です!
その代わり、標高の高いyellowsoneでは氷水のように冷たいです!お湯を使うスイッチを入れましょう。キッチンでもお湯使えるってこと、1週間分の野菜を洗った後に知りました・・・。
水は使い放題と書きましたが、汚水タンクがあふれると大変なことになります!一度なりかけました。シャワー室のシャワーパンから溢れそう!って時にひーくんがたまたまトイレに入っており、「なんでシャワーのところ水がいっぱいなのー?」と発見してくれたのでした。危機一髪でした!
汚水タンクは2つあります。1つはトイレから排水される排泄水(ブラックウォーター)、もう1つはキッチン・洗面から排水される生活水(グレーウォーター)。排水は、ある程度溜まってから一気に流します。こうすると、圧力がかかり固形物が残らないのです。固形物の多いブラックウォーターを先に流し、次に水分の多いグレーウォーターですっきり流します。と、自分でやったようなことを書きましたが、全て夫がやりました。だって、ねぇ。
汚水ホースをつなぎます。駐車時は、ホースが十分届く位置に停めましょう。
電気は、車から伸びるコンセントをジャックにつなげばOK!冷房つけたり、室内灯だってつけられます。携帯やカメラの充電も忘れずに!
あ、ちなみに携帯はつながらないところが多いので、電池の減りに注意です!すごい減りが早くて、ほとんどの日程で電源OFFにしてました。
電気、水道、排水、全てつながった状態
Hook up なしの場合
7泊中2泊をhookupなしのサイトで過ごしました。hookupなしの場合は、地面しかありませんので、面倒なコード類をセットする必要もなく、車を停めるだけでOK。
電気は、どうしても使いたいときだけ、ジェネレータ(発電機)を回します。ガソリンを使って電気にしてくれるのですが、音が相当うるさいので、夜8時までしか使用できません。
また、ジェネレーターを使用すると、レンタカー屋から利用分が請求されます。
私たちは、カメラの充電が切れてしまい、40分くらいジェネレータを使いましたが、請求なしでした。1時間未満は大丈夫なのかな?
水は、タンクに貯めた水を使用します。日中に温まっていい温度。タンクの水は飲めません。タンク内が十分殺菌されていないためです。(タンクの水じゃなくても飲まない方が無難と思ってるけど)
万が一、タンクの水がなくなってしまっても大丈夫。お皿と野菜を洗えるところがありました。狭いですがちゃんと室内!ちゃんとシンク!
夕飯は、バーベキュー♪
薪や炭はジェネラルストアに売っています
隣のサイトの人からあまった新聞紙などを頂戴できてラッキー。
夏の夜は、21時頃まで明るいので夕飯も明るい中で食べられていいですね。日が落ちると真っ暗です。ヘッドライトが役に立ちました。
キャンピングカーのトイレを使ってもいいのですが、サイトの近くにきれいで明るい水洗トイレがあって、気分によってそちらも利用。
そして朝、ダンプステーションで汚水排水と水補給を行います。タンクへの水補給は、「Water tank Fill」と書いてあるところから入れるのが良いようです。hook up のサイトでつなげた箇所からだと、全然水が貯まりませんでした。
そうそう、キャンピングカーのトイレは、使用する前に浄化剤(トイレ用ケミカル)を投入します。排水したら、また新しいのを入れます。Cruise Americaでは、1つしかくれなかったので、補充が必要です。公園内のジェネラルストアで手に入ります。
使用前に入れるものとは知らず、2日目のダンプ後に投入。外のトイレを使いつつだったので、ブラックウォーターの排水は2日ごとで大丈夫でした。25ftサイズだと5人まで乗れるので、タンクにも余裕があってよかったです。
では、各サイトの紹介です。
全体は公式サイトで確認できます。 各キャンプ場の設備情報が一覧で載っています。
「S/L : Pay showers/laundry onsite」 シャワーは別料金と解釈したのですが、CanyonでもGrantVillageでも、実際は1夜につきシャワー1回利用できる券がついてました。ランドリーは、支払いが必要でした。25セント数枚で、洗濯&乾燥までできました。
あれ?GrantVillageには、「2S : Two showers included each night」とありますね。でも、1回利用券だったような・・・。むー、つまり、いい加減ってことです。アメリカですから!
キャンプグラウンドに限らず、イエローストーン内のサービス(ホテル、土産屋など)は1社に委託しているようで、どこでも安定したサービスを受けられます。そして、どこもきれいで便利!日本だと、山奥だとボットン便所で、食べ物もろくにないイメージですが、こちらは大自然と便利さが見事に融合している感じがします。
【フィッシングブリッジ】(Yellowstone)
Full Hook Upで快適でしたが、外にテーブルとイスのセットはないし、地面はコンクリだし、隣との間隔は狭いし、駐車場でキャンプしている感じでした。利便性を追求したい方におすすめ。設備がそろってるので使用料も他サイトより高いです。
【キャニオン】(Yellowstone)
Hook Upなしです。地面が土でキャンプらしい!テーブルとイスのセットもありました。ただ、バーベキューのところからちょっと遠いのが難点。
【グラントビレッジ】(Yellowsone)
こちらもHook Upなし。Canyonと同じ感じです。森の中にキャンプサイトが点在しています。
朝、周囲を散歩してみたら、湖がとってもきれいでした!
【モラン】(Grand Teton)
公園外のキャンプサイトしか押さえられなかったのですが、意外に遠めに長めるティトン山もよかったです。
夕焼けが印象的でした。こちらもFull Hook Upで利便性よし。地面は砂利だったので、雰囲気はないけど。民間のキャンプサイト使用料は、公園内の約2倍です。
結局、ココが一番良かった気がする。
【Cherry Hill】(Utah)
停車する土地は芝生だし、RVの脇にすぐテーブルがあるし、世帯ごとの間隔も広い。ここは、ユタの人々が毎週末遊びに来るようなところで、ウォータースライダーあり、海賊船ありのプールパラダイスなのです。
実際、隣の人の話を聞くと(夫が)、「あー、僕たちも、昔はそうやってRVをレンタルして、いろいろなところに行ったけどー、頻繁に使うから購入したんだ。週末にここに来るのが最近の過ごし方だな。子供たちはプールで勝手に遊んでるし、のんびりできていいよ」とのこと。さすが、休暇上手です。
全米展開のキャンプグラウンドもあって、最大手は、「KOA」というところで、プールはあるわ、レストランはあるわ、きれいで便利なキャンプグラウンドだそうです。イエローストーンの近くにも1箇所ありましたが、公園から出るのは時間がもったいないので今回はパスしました。テント泊で一度使ってみたいな。