かっての自民党の支持層と言えば、穏健な中間層であった。
支持層の意向に沿うということであれば、自民党の内部で極端な超保守勢力というのは少数派だった。
自民党支持の経済界も、ぎりぎりと資本家(株主)の利益のみを追求するのではなく従業員や取引先にも目配りする穏やかさがあった。
ところが自民党が変質したのか(選挙対策のために)、日本会議や神道政治連盟そして旧統一教会の浸食を許すに及んで、復古主義的な価値観に侵されてきている。
LGBT理解増進法に慎重な立場の保守系自民党議員らでつくる議員連盟が会合を開いた。
自民党議員384名のうち100名以上が名前を連ねているという。
そして彼らが自民党の「岩盤支持層」の意向を体現していると思っているようだ。
この議員連盟の思想的な指導者?が櫻井よしこ氏だという。
そして議連の共同代表が橋下聖子、山谷えり子、片山さつきの3参院議員。
トランスジエンダーのトイレ使用などを危険視して他の多くの女性を守るなどと主張している。
しかし何か胡散臭い。
議連に参加した人たちがこれまで女性の地位向上にどの程度努力してきたのだろうか?
幹部も安倍派の議員が多い。
議連に名を借りた岸田首相突き上げの動きか、もしくは内閣改造を見越しての「猟官運動」の匂いがする。