岸田首相と維新馬場代表はトップ会談を行って、旧文通費の見直しを行うことで合意していた。
旧文通費は国会議員に毎月100万円支給されているもので、使い道の公開と余った場合国に返納を義務付ける法整備を行うという内容だ。
この間の根回しを行ったのが岸田首相の最側近木原誠二元官房副長官と言われている。
維新は藤田幹事長か?(木原誠二と似たタイプだ)
ところがこの根回しが十分できていなかったし、ずるさでは自民の方が一枚上手。
馬場代表は今国会で成立されるものと思っていたようだが、自民党の浜田国対委員長は時間がないことを理由に先送りの方針。
これに対して馬場代表は烈火の如く怒ったが、もはや後の祭りであろう。
自民にしてみたら公明がふらふらしていたので維新に保険をかけた。
ところが公明のやり方は拳を振り上げるが最後は元の鞘に収まる。
いわゆる「割れ鍋にとじ蓋」の関係。
おそらく参院でも賛成に回る。であれば自民は維新に合わせることもないわけだ。
茂木幹事長が機能しないので木原副幹事長が動いた。
木原誠二は財務官僚出身で頭は良いが、心のIQが低い。
(Emotional Intelligence) 心の知能指数、いわゆるEQ。
馬場代表とは肌合いも違う。交渉役としては適材適所ではなかったのだ。
しかし陽動作戦で維新とも交渉したので、公明党は慌てて元のさやに納まった。
結果としてうまく行ったのだが、
自民党のずるさと維新の会の人材不足が露呈した格好だ。