日本が太平洋戦争に負けた原因は、戦争指導者が愚かだったのだが、その愚かさは指導部が官僚主義的であったがためだ。
軍部官僚が全部仕切っていたのだ。東条英樹などのトップは単なる傀儡であろう。
官僚は自己保存性を持っているから失敗しても絶対に謝らない。
結局国民を塗炭の苦しみに追いやったのである。
安倍晋三は7年の長期にわたって政権を維持しているが、その実態は今井補佐官を中心とした官邸官僚が全部仕切っている。
安倍晋三は今や猿回しの猿のような存在だ。
そのいい例が、何とかという芸能人(この方面は少し疎い)とのコラボで、猿を演じさせられている。
そして理論的に確たる勝算の無い「緊急事態宣言」をして、これでこと足れりとしている。
重要なのは、補給作戦すなわち医療体制の充実である。ここが完全に抜け落ちている。
すべて地方自治体に丸投げだ。
丸投げはするけれども権限とカネは握って離さない。最悪である。
これからの「コロナ戦争」に勝利できるかどうかは、地方自治体と国民の共同作戦にかかっているというべきであろう。
今地方自治体の長に求められるものは、独立自尊である。
しっかりしていなかったら生きていられない
やさしくなれなかったら生きている資格はない
レイモンド・チャンドラー 「プレイバック」