



9月10日から16日は自殺予防週間である。
福井県の自殺対策緊急強化特別事業として、「こころの電話」相談員養成講座の講師を承った。
私はカウンセリスーパーバイザーとして、長年、色々な相談員やカウンセラーの研修をさせて頂いているが、この種の研修は全身全霊を込めてやらねばならない。
「よかったわねぇ」、「面白かったわ」ではすまないのである。相談員の方の日頃の相談に「まっことお役に立てなければ」ならないからだ。それによって一人の心と命が守られることになる。
日本の自殺者数は先進国の中ではとても多い。
統計上の発表はこの数年は年間3万人を下回っているが、実際はそれよりもはるかに多いと思う。
それは、自殺とは「遺書があること」が前提になっているからである。遺書がなければ変死扱いになる。変死者数は10万人ぐらいと推定できる。その半分は遺書無き自殺者とみるべきである。
今の世の中、子どもも、大人(老人も)にとっても生きづらい。人間関係も希薄の一途をたどっているように思える。
しかし、誰か一人でもその人の気持ちを聴き、共感してあげることが出来れば、自殺者は半減すると思っている。
その役割を「こころの電話」相談員さんがしているが、本当はもっと身近にそのような存在があってほしいと切に願っている。
若き日の淡き想ひ出辿り行く伊豆の下田の夏の陽眩し 筆者拙詠 下田街道にて
忘れぬうちにupしておこう。
6月初旬 伊豆に行ってきた。熱海に1泊、次いで下田に1泊であった。伊豆行きは10年ぶり。前回は畏友鈴木さんのワークショップに伊豆稲取 (クリックOK)へ行って以来である。
北陸新幹線が敦賀まで延伸したのでまずは新幹線で敦賀へ。「越前たけふ」駅より「つるぎ」に乗車。一駅12分あっと言う間に敦賀着。実は「越前たけふ」駅には無料の駐車場がある。この駅は新幹線のための新設駅で市街地から離れた山側にあり、北陸道の「武生IC」からほんの数分で目と鼻の先である。私宅から北陸道「丸岡IC」も5分とかからない。高速道所要時間20分。
さて、敦賀から特急「しらさぎ」で米原へ。鉄道系ユーチューブ等でも悪評高い敦賀乗り換えである。延伸前は「しらさぎ」は金沢から米原或いは名古屋へ直通だった。所要時間は僅かの短縮で乗車券はぐんと高くなり敦賀止まり。関西や中京方面の往来は不便以外の何ものでもない。
取り敢えずは往路(乗車券のみ往復)の切符でこの枚数。勿論それは私の好きな列車に乗りたいこともあるのだが。北陸新幹線は東京直行ならば早くて便利だが米原経由での東海道沿線駅へは不便になった。
私は所謂ツアー等の団体旅行は性に合わない。自ら行きたいところへ行く。それは「旅」だから。行程を調べて切符を買う。のんびりと車窓から沿線の風景を眺めるのは格別。パソコンもスマホも無かった頃は毎年全国版の列車時間表や旅雑誌を買って楽しんでいた。仕事の講演でも前泊・後泊しながら旅した。
生来人と群れるのは好きではない。勿論、これまで数多くの集団のリーダーを務め、多くの人間関係の中でそれをこなしてきたつもり。なので第一線を退いた今は自分ファーストでと思っている。
ツアーは宿は勿論、行程など全てお任せなので楽で便利だが、団体旅行なんては高校の修学旅行で十分。何事も自分で考え判断、行動することを旨としている。それはまたボケ防止にもなる。人間、頭は使わないとダメになるばかりだ。
ひとり旅だからこそ自分自身、人生についてマジ向き合えるのが醍醐味である。旅には三つの楽しみがあると言われる。
行く前の計画や準備。
次いで旅・道中そのもの。
そして帰ってからの旅の思い出 である。
久々の熱海だ。到着時間帯にホテルからのお迎えの車が待っている。ネットで一番口コミの良いホテルを選んだ。お部屋から相模湾を一望。
静かに夜の帳が下りる。港の町の灯が旅情を唆る。お部屋からベランダへ出ると海を渡ってくる夜風が快い。床に就くのが惜しいようなひととき。明日はこの旅の本命下田に向かう。 今宵これにて。
北近江メタセコイアの並木道三度(みたび)訪ひきて過ぎし日想ふ 筆者拙詠
つひに5月も下旬。矢の如く時は・ときは・過ぎて行く。
保育園保護者向け講演、仏教講話、読書会での助言者としてゲスト参加、そして相談員研修講義等を無事終えた。もう往年のパワーはないが、カウンセリング研修は気合が入る。雀百まで何とやら・・・。
自分へのご褒美などと言えないが老馬の休日。もう何年ぶりだろうか。愛車を駆って奥琵琶湖・北近江路を束の間の旅をしてきた。以前、常任講師を務める「実践カウンセリング研究会萌え木」のワークショップ「しなやかに女の時間 IN OKUBIWAKO (クリックOKです)をした。その折の宿泊会場であった奥琵琶湖の公共の宿は数年前に閉業したので、メタセコイア並木にほど近い琵琶湖畔のリゾートに宿を取った。我ながら久々の非日常を満喫した。
窓をあければ琵琶湖が見える・・・♪
と言う訳で今宵これにて。
季節はもうすっかり春。昨晩秋の銀杏の枯れ葉が舞う並木道も眩いばかりの新緑となり、空は青く白い雲が行く。(画像は福井県あわら市)
待ち侘びた春の筈なのだが何かと慌ただしく時は過ぎてゆく。福井は新幹線フイバーだが、それに乗って行くところもない私。コロナも落ち着いたので久々に愛車を駆って琵琶湖やメタセコイア並木に会いたいと思っているこの頃。
あののカウンセリング学習会は小人数ながら和気藹々と。今年度は一度原点に還ろうとロジャーズ全集を繙きながらその神髄に迫る。
カール・ロジャーズ博士のカウンセリング場面のビデオも視聴。皆さん、異口同音に「ロジャーズって凄い」、「さすが」と感嘆することしきり。
ロジャーズ理論を身をもっての迫力!
まずは相手に対して真実・リアルである。つまり隠し事なく透明であること。
次に相手をひとりの人間として尊重し無条件で受け入れる。
そして更には相手の内的な世界を共に理解する努力。
これらのことは拙著で縷々述べてきた。
今年度も福祉をはじめ各分野の研修に招かれている。私自身も今一度原点回帰。拙著を読み返してみて、初出版以来年月を経たとはいえその内容は今なお色褪せてはいないと自負している。これぞ自画自賛。
大手の社会福祉法人さんの職員研修を仰せつかってかれこれ30年余、その原点とも言うべきはロジャーズ・カウンセリングと、この1冊「福祉の思想」糸賀一雄先生の名著である。 私をして言わしむれば「本書を読まずして福祉や教育を語るなかれ」と。
それでは今宵これにて。ごきげんよう。
ウェイブダッシュが運営する、みんなでつくる地域応援サイト「生活ガイド.com」では、全国各地の街の「街並みや雰囲気」「安全」「店の充実」などの指標について集計・発表したり、各地の人口や歳入などの統計データを紹介したりしています。引っ越し先などを探すうえで、役立てている人も多いのではないでしょうか。 【画像:ランキング9位~1位を見る】 今回は「生活ガイド.com」の協力のもと、「福井県の地域注目度ランキング」を紹介します。福井県でいま最も注目を集めている街は、どこでしょうか? なおこのランキングは、同サイト内の全国各市区(町村は除く)のページへのアクセス数の合計から作成されています。参照したランキングは、2024年2月1日~2024年2月29日の福井県のものです。 (出典:生活ガイド.com「2024年2月 【福井県】地域注目度ランキング」)
第2位は「越前市」でした。集計期間時点での「生活ガイド.com」の住民意識チャートによれば、「街並みや雰囲気」が良いと回答した人が89%と多く、そのほかは「地域交流」が83%、「店の充実」が80%、「愛着」が74%となりました。回答者からは、お寺が多い点などを評価する声が聞かれました。
第1位は「坂井市」でした。集計期間時点での「生活ガイド.com」の住民意識チャートによれば、「街並みや雰囲気」「店の充実」が良いと回答した人が100%と多く、そのほかは「安全」「交通の便利さ」「愛着」「地域交流」が80%となりました。回答者からは、水や食材がおいしい点などを評価する声が聞かれました。(以上転載終わり)