行雲流水の如くに

変化が出てきた米国の対中戦略ーー3正面作戦は無理だと悟った

米国の対中戦略に変化が出てきたような気がする。

ウクライナとロシアの戦線は膠着状態に入っており、双方が人員の損耗はもとより弾薬などが枯渇しているという話も出ている。

それでも、ウクライナとしては昨年2月24日のラインまで押し戻さないと停戦は飲めないだろう。

そんな状況の中で突然ハマスがイスラエルに戦争を仕掛けた。

もっともこの両者の関係は複雑で、第三者が「どちらかが悪い」と軽々に言えるものではない。

お互い「喧嘩はやめろ」というしかない。

米国は過去からの因縁で、公平な第三者という立場は取りにくい。

どうしてもイスラエル寄りになる。

 

こんな状況の中で台湾危機を煽って中国と緊張状態を作り出すのは得策ではない、それで緊張緩和に動き始めた。

来月にはバイデン大統領と習近平国家主席の会談が実現できそうだ。

中国との緊張状態は少し緩むであろう。

 

問題は日本の対応だ。

日本は中国と地理的、経済的に近く、米国と置かれた環境は異なる。

安倍政権以降、日本のアメリカへの従属化は目に余る。

ある東南アジアの外交官は、

「日本には米国にものを言い、地域との真の橋渡しになって欲しい」と話す。

米国が3正面作戦を強いられている時こそ、日本の存在価値が高まる。

中国とのパイプが福田元首相や鳩山元首相だけというのもさみしい話だ。

日本にしかできない独立国としての外交をやるべきだ。


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