6月27日、バイデン対トランプのテレビ討論会があった。
私と似たような年代の二人の討論を複雑な思いで見ていた。
直後の調査ではトランプ圧勝だったが、支持率に大きな変化はなく拮抗だ。
カマラ副大統領の発言に納得だ。
わたしは、この3年半の実績を見てきた。最後の90分について議論するつもりは無い。
もし私がアメリカの有権者だったらどうするか。
嘘つきで重罪人のトランプか体力や記憶力の落ちた高齢者のどちらか選べと言われたら、躊躇なく後者を選ぶ。
高齢者(もちろん大統領も)に求められるのは、昨日の夕食で何を食べたかという記憶力ではなく、
優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心(サミエル・ウルマン)である。
だからこのような情熱がなくなったら大統領選を辞退すべきである。
そうでなければ力の限り戦うべきだと思う。
もしトランプが大統領になったらという「もしトラ」が懸念されて、またもやゴマすり外交がなされようとしている。
トランプになれば「米国第一主義」が復活するだろう。
日本にとってはこれが自立する上でよきチャンスになる可能性がある。
親米外交は必要だが「保護国」のような従属外交は見たくない。
日本のよって立つ道は「技術立国」である。右顧左眄すべきでない。