行雲流水の如くに

菅政権のメディアコントロールに注意すべきだ

菅首相長男側(東北新社)と総務省の接待問題は、内部調査により13人39件に及ぶという。

武田総務大臣は、11人を懲戒処分にして幕引きを図るつもりのようだ。

しかしここに露呈された様々な問題点を簡単に終了させるべきではなかろう。

 

本当に東北新社に対して便宜が図られなかったのか?

この重要な問題点は、11人の懲戒処分で闇の中に消える可能性がある。

多額の交際費を使って世間話だけで終わる話ではあるまい。(一宿一飯の恩義はやくざの世界にもある)

 

総務省の権限(電波行政に対する)を使ってマスメディアに不当な圧力をかけていないか?

NHKの有馬キャスター(ニュースウオッチ9)と武田アナ(クローズアップ現代)の二大看板が降板するという。

菅首相が10月26日にニュースウオッチ9に出演した際、有馬キャスターが「日本学術会議」の任命問題で何回か質問を重ねた。

ただでさえボキャ貧の首相が答えに詰まって、「説明できることと、説明できないことがある」とムッとした様子で答えた。

その放送直後、山田真貴子内閣広報官から抗議の電話があったという。

この山田広報官は、総務官僚の折、東北新社から接待を受けている。

1人当たり7万4千円というから高額のワインでも飲んだのであろうか。

 

民間企業(携帯大手3社)への料金介入は本当に正しいやり方か?

今回菅首相・武田総務大臣のコンビでかなり強力に料金介入をした。

明らかにやりすぎであろう。民間会社間の競争で料金引き下げを目指すのが筋だ。

政府による料金介入は内閣支持率アップを狙った筋悪のやり方。

今の日本はトヨタを中心とする自動車産業が頑張っている間に次の産業を育てなければならない。

それが通信業界であることは明白。

長期的視点を欠いた目先の支持率アップを狙った愚かな政策だ。

 

週刊文春のジャーナリズム魂に敬意を表したい。

今回のスクープで決定的だったのは、証拠音声があったということだ。

どうやってその記録を録ったのか疑問に思っていたが、週刊文春の記事を読んで氷塊。

「秋本氏が六本木の小料理屋で正剛氏らの接待を受けたのは昨年12月10日。実はその日、秋本氏の入店を確認した小誌記者は、店内に複数の客として入店し、”密談”の一部始終を目撃、付近の席で音声をメモ代わりに録音していた」


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