行雲流水の如くに

原敬と安倍晋三

虎は死して皮をとどめ人は死して名をとどむる

人の価値は死後に初めて定まるものであるから、死後も名声が残るよう努力すべきであるということ。

 

政治家は毀誉褒貶があるから100%国民の敬愛を受けるということは難しい。

しかしそんな中にあって原敬(1856~1921)の評価は概して好意的である。

原は明治維新に逆賊の汚名を着せられた南部藩(今の岩手県)出身で、爵位を持たない初の総理であった。「平民宰相」と呼ばれた。

爵位をかたくなに拒んだのは、

「生まれた国や藩、地域、身分、家庭の豊かさ、性別と言った変えられない属性に基づいて人を差別することを否定した」からだ。

だが原は志半ばで斃れる。

原を刺殺したのは国鉄大塚駅で働く若者だった。

その裏に何があったかいまだに謎のままだ。

 

一方、安倍晋三元首相の「国葬」は早々に決まったが、その可否については国論が二分したままだ。

安倍晋三は生まれた時から政治家の星を背負った、いわゆる「銀のさじ」をくわえて生まれてきた。

「誰に対しても公平に接する」、「カネや権威に媚びない」というノブレス・オブリッジが求められたのだが。

しかし残念なことに韓国発祥の「旧統一教会」という反日・侮日集団に入れ込んでこの国を売り渡そうとしたのか?

黒田日銀総裁が未だ道半ばを言い続けている「アベノミクス」や、北方領土問題は未解決のまま。

いったい安倍晋三という虎は、どんな皮を残したのだろうか?


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「政治」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事