行雲流水の如くに

不可解な米国機密文書の流出とロシアの動き

米国の機密文書が流出した。

若い兵士が流出させたそうだが、それ自体が不自然である。

公表されることを意図していたとしたらアメリカの狙いは何処のあるのだろう。

 

一つは情報戦を仕掛けてロシア内部をかく乱する。

機密文書の中にはロシアプーチン大統領の側近に不穏な動きがあるという。

ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記とワレリー・ゲラシモフロシア軍参謀総長だというのだ。

米側の情報能力を無下に否定できないので、頭の片隅に入れておいても良いのかも。

 

二つ目はウクライナの暴走を牽制する。

NATO諸国から武器や弾薬が届いてウクライナは強気のようだが、米国は慎重に行動するよう随所でくぎを刺している。

米国は「ウクライナ政府や軍の能力をあまり信用していないような」記述があるという。

 

この機密漏洩でプーチンは疑心暗鬼にとらわれるだろう。

パトルシェフとゲラシモフに全幅の信頼を置けるだろうか?

ただでさえ疑い深い人間だ。

一方ウクライナは慎重に行動するだろう。

ウクライナ領内での戦闘に限定して戦うよう自制している。

もし堂々とロシア領内を攻めれば、ロシア側に「核使用」の格好の材料を与えるからだ。

 

今のところ米国の望む方向で進んでいるのではなかろうか。


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