トランプ大統領は不気味なくらい日本に対しておとなしい。
もし日本に理不尽な要求を突き付けて日本が中国側についたら、アメリカの世界戦略は破綻する。
それくらいの「洞察力」は持っているのだろう。
アメリカと中国はお互いに自分たちの圏内に日本を取り込みたいわけだ。
ヨーロッパにはNATOがあるからロシアは簡単に攻め込めない。
しかもロシアはウクライナへの侵攻で経済力は大きなダメージを受けている。
問題は東アジアなのだ。
中国の習近平が妙に日本に対してやさしくなったのも、日本を取り込みたいから。
ただここで勘違いしてはいけないのは、習近平は情勢の変化によってはいつでも牙をむく。
「張り子の虎」ではないのだ。
アメリカにしても、日本が自己防衛のために多くのことをして初めて支援する。
「自分の国は自分で守る」原則を忘れてはいけない。
残念なことにアメリカは強がってはいるが、もはや単独で中国と戦う力はない。(東アジアにおいては)
それで韓国、日本、台湾、フイリッピン、オーストラリアなどの連合を組もうとしている。
おそらくアメリカは、「日本の防衛費をGDP比3%にするよう要求してくる」
しかし2%にするのにもアップアップしている状況で丸呑みは出来ないだろう。
そこで、いかに自主的に日本を守る戦略を立てられるか覚悟が試される。