政府・与党は野党提出の内閣不信任案を否決した。
予定通りの行動だが、二階幹事長の「不信任案提出されれば即解散だ」というやくざまがいの脅しは何だったのか?
自民党は何とも品の無い政党に成り下がったものだ。
やくざのほうがまだ任侠道としての「矜持」を持っている。
◉菅政権は3A(安倍・麻生・甘利)と二階幹事長との綱引きの上でバランスを得ている。
4月の補選全敗や内閣支持率低迷でも菅おろしは起きなかった。
要するに菅に代わる玉がいないということだ。岸田では頼りないし、河野太郎や小泉進次郎ではまだまだ未熟。
菅の顔で総選挙ということになるが、野党にとっては願ったりかなったりだ。
◉野党共闘で自民単独過半数割れに追い込めるか。
(自民現有議席277⇒232へ)
野党共闘のポイントは立憲民主党と共産党との候補者調整次第だ。
水面下ではかなり進んでいるようだ。
共闘は勝てる選挙区だけに絞り込めばよい。
ランチェスター戦略の「弱者の戦法」
弱者の戦法
①広域戦を止め、局地戦を重視せよ
②確率戦の中から一騎打ちの条件を探し出せ
③接近戦を展開し、遠隔戦を避けよ
◉コロナ過で傷んでいる自民支持層は動かないだろう。同様に無党派層は菅政権にNOを突き付ける。
自民党は3A(安倍・麻生・甘利)だ2F(二階)だといろいろな議連を作って主導権争いをしているようだが、緊張感に欠ける。
国民の痛みはそっちのけでお気楽なものである。
ここで不確定要素はコロナ変異株がどう動くかだ。
劇的に抑えられれば菅政権に吉と出るが、抑えられなかった時のシナリオ(政権交代)も準備しておくべきだろう。