補欠選挙や統一地方選の中で、親の七光りの極めつけは山口2区の岸信千代氏だ。
七光りどころではない、周りはみな世襲政治家で7×7の49光くらいだろう。
家系図まで持ち出したのは家系を誇示するためか。
自分の光は0か1くらいなんだろう。
今度函館市長に当選した大泉潤氏はタレントの大泉洋氏の兄だ。
顔も似ているから兄弟だというのはすぐわかる。
当選の弁で、「弟のおかげで勝ちました」と素直なものだ。
このように素直だと好感が持てる。
最も前市長は多選に胡坐(あぐら)をかいていたようなので、新鮮な新市長にドット票が流れた。
今回の補選や統一地方選挙を通してみると、変化の兆しが確実に表れている。
自民の現状維持、維新の躍進、立憲の停滞が目に付く。
(自民の現状維持が微妙だ、もはや下り坂なのか?)
しかしこの流れがこのまま続くとは限らない。
鴨長明の方丈記では、
行く川の流れは絶えずしてしかも本の水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし。
慢心すればあっという間に転落するし、コツコツ努力すれば次は花開くだろう。
山口4区で敗れた有田芳生氏の言葉が心に残る。
敗れることが恥なのではない。
敗れるかもしれないと思って戦わないことが恥なのです。