この暑い夏の盛りに永田町で盛んに動いているのが、
麻生太郎、菅義偉、小沢一郎の3人だ。
それぞれ政界の遊泳術にたけており政治感は鋭い方だろう。
政界で「善人」は誉め言葉にならない、と言われている。
あの人を怒らせたら怖いぐらいが良いのだが、それにしても年の割に元気だ。
麻生太郎は岸田続投に比重を移したようだ。
自分をないがしろにする岸田に腹を立てていたが、頭を下げて来たので満更でもない。
この世界は、やくざの世界と同じで「仁義を切ってきたものをコケにする」ようでは人望を得られない。
岸田に向かって「あんたが出れば、茂木は出ない」とささやいたとか。
菅義偉は石破推しだったようだが石破はどうも煮え切らない。
それで小泉進次郎に比重を移したようだが、吉と出るか凶と出るか?
小泉では世界の笑いものにならないか、もしトラだったら会話が成り立つのか、心配ではある。
小沢一郎は泉健太以外に6人の名前を挙げてその中から決めたいと公言している。
枝野幸男、野田佳彦、江田憲司、馬淵澄夫、小川淳也、重徳和彦。
小沢の思いは、「野党間連携の出来る人物」ということだ。
確かに従来のコアな支持層だけでは無理で、左は勿論だが右寄りの中間層も取り込まなけれならない。
他人を思い通りにする唯一の手段は、パワーと悪知恵である。
ヨハン・フォン・ゲーテ