「手をつないでもいいですか?私が私であるために…。」
人間のパーソナル・スペースは、お互いの手を伸ばして触れるか触れないかくらいの距離、丁度1㍍くらいのもんらしい。それよりも距離を縮めたいと思える人は、本来の自分にとって親密な関係にある人なんだとか。
そんな自分を守るべき距離を、おっきく超えて。親密な毎日は…。
言葉って、とっても曖昧で脆いモンだなぁ~なんて思うの。自分の想いを伝える手段として、きっと、私たちは言葉を駆使するのだろうけれど、そんなアタフタな次元を飛び越えたサインを出し合う彼らや彼女達と一緒に過ごしていると。
「ぴぴぴぴッ」っていうサインがばんばん飛んできて。それに対して自分の出す言語が信号化されていない時点で、思わずクスクス笑っちゃうくらいの。あぁ、私って。私って人間を随分と言葉で取り繕って生きてるんだなぁなんて思うのね。
「イライラしてるの」ってサインに、「ぎゅっ」ってしてみるサインとか。
「悲しいの」ってサインに、「隣に居るよ」ってぴったり寄り添ってるサインとか。
手をつないでいる時の確かなものは、言葉って不確かなもの以上に、自分をも感じられるもんだなぁ~と…。
距離を超えて飛び込んでくる事柄は、全く予測がつかないからこそ。ガックリきたりもするのだけれど(笑)。予測を超えた、確かなものを感じる時、私は今ここに居ることに感謝しています!