ウィキペディアによると「学校至上主義(がっこうしじょうしゅぎ)とは、学歴社会あるいは、教育環境などにおいて、学校そのものに依拠した考え方のこと」だそうで、基礎学力の向上という第一目的から逸脱したマナー、礼儀作法、文化活動、人格形成などの様々なことが学校に期待されている状況を言うそうだ。
私が困っているのは、「学校の勉強をしっかりやれば受験にも対応出来る」という考え方。
私もそういう考えの親に育てられてバカに磨きが掛かったのだが、ネットからいくらでも受験情報が入手できる今でも、学校の勉強をしっかりやれば受験へ対応出来ると思っている人は多いらしい。
親子だけで勝手に勘違いしているだけなら他人へ影響は無いが、保護者会で「今年は受験なのでもっとしっかり勉強させて欲しい。宿題も増やして欲しい」なんて言ったりするから大迷惑。
コロナ対策で4ヶ月に延びた夏休み中も、チャンスと思って受験勉強をしているのに、「宿題を出して」「オンライン授業をして」と学校へ要望を出す親が居て、またそれに応じる学校。
進学校にも関わらず受験の実態を御存知ないのか、学校の勉強で受験へ対応出来ると本気で信じる先生も居られるから悲しくなる。
中には塾や受験勉強を目の敵にして、まるで妨害するように時間が掛かる宿題の絨毯爆撃…。もう気が遠くなりそうだ。
愚痴ついでに脱線して書いてしまうと、入試は来月なのに運動会の応援練習が毎日放課後に行われているし、先週は休日に学校へ行きたがるので訳を尋ねれば「英語の発表の練習」と言う。「英語の練習なら家でも出来るだろう」と言うと、英語の歌を歌って踊るのだそうだ。その為に衣装を買い揃え、手に持って踊る看板を書いて…発表の前夜は日付が変わるまで準備。
「そういう発表会はパパも幼稚園でやったよ」と嫌味を込めて娘へ言ったが、やらせているのは学校の先生。
「もういい加減にして欲しい」と腹立たしく思っていたが、ある生徒のお母さんが父兄のライングループへ「入試が終わる1月下旬まで、コ○ナで休校になれば良いのに」と書き込みwww。
本当に不謹慎だが、言いたい気持ちだけ分かるなぁ。