先ずはโชค 9 ชั้นの解説から。
โชคはチョーク(チョークディー=幸運のチョーク)と読んで、意味は運。 9はタイ語でカーオと読み、進歩や前進を連想する最高のラッキーナンバー。
ชั้นはチャン(チャンヌン=1階・1級)と読んで、階やレベルの意味。
โชค 9 ชั้นでチョーク カオ チャンと読み、レベル9の運=最高の運の意味だ。
これが何を示すかと言えば…
このAnthurium renaissance(アンスリウム ルネッサンス)のタイ語名。葉の色や形を作り出す為に交配されているのでAnthurium Hybrid(アンスリウム交配種)と書かれる事も多い。以後チョークカオチャンと書く
アンスリウムと言えば…
上の写真の様な花が咲く植物だと思われる方が多いと思うが、この様な花が咲く品種はハワイ在住の日系人が作出されたそうだ。
同じアンスリウムへ花は地道でも葉の形や色を楽しむ品種も多くあり、私はAnthurium browniiが好きで育てている。
花は地道だけど葉が素敵で、タイではアンスリウム フーチャン(象の耳アンスリウム)と呼ばれている。
話を戻して…、
チョークカオチャンの葉は普通だと緑色だが、黒っぽい葉や赤みの強めな黒や黄土色っぽい緑もあって、最近人気なのは赤。
葉の形は細め・太め・ウェーブで、斑入りは白・黃・赤がある。
人気の理由は、植物だと種で班が遺伝し難く、斑入り親の種を蒔いても緑色をした普通のしか出ないのが多いが、チョークカオチャンは親の形質が遺伝し易く、斑入り親の種を蒔けば1〜2割は斑入りが発芽するので、交配が楽しめる事。
また当然だが育て方で葉の色や形が変わり、コンテストへ出品したりSNSの同好グループで見せ合ったりと育てる楽しみもある。
簡単に書くと植物で錦鯉の様な楽しみ方が出来る。
長年育てると巨大化し、かなり見栄えする。
写真はfacebookから借用。
成長はモンステラ等と比べるとゆっくりで、発芽して1年で5〜8インチ鉢。一番上の写真のサイズにするには3年以上必要だろう。
そこそこに見応えのある斑入りの相場は…
種10粒で300バーツ前後。種が新鮮でないと発芽しないので注意。
発芽後数カ月サイズで1株150〜400バーツくらい。(赤が入ると高い)
発芽後数カ月サイズで1株150〜400バーツくらい。(赤が入ると高い)
発芽後1年の5インチ鉢で400バーツ〜。
発芽後2年の8インチ鉢で1200バーツ〜。
発芽後3年の10インチ鉢で2500バーツ〜。
1番上の写真の班が赤いのは、妻が知人から頼まれて店へ置いて、持ち主の言い値は8500バーツ(3万4千円)だった。タイの通販サイトラザダで同様なのが8千バーツ弱(3万円強)なので、そんな相場だろう。
私は4月に通販サイトショッピーを通じて350バーツで白い斑入りを2株買って、先日少し早めに大きめの10インチ鉢へ植え替えたばかり。
赤い斑入りが欲しくて探すが、少し日光を当てると赤くなるかなくらいにほんのり赤い葉の8インチ鉢でも3千5百バーツなので手が出ない。
ネットで探すと赤い斑入り苗が4百バーツだったので妻へ見せると「いい加減にしろ!」と叱られた。(タイヘ来て17年近くヒモだからね。w)
SNSでは真っ赤な葉なのに数千バーツの価格で売ってたりするが、相場は数万バーツであり、間違い無く詐欺だと言われている。
通販サイトだと赤く見えても色調整されているのが多く、背景が赤っぽいので判断出来る。
赤い葉を買えなくて文句を言ってると、妻が知人から実を貰って来てくれた。
一粒ずつ潰すと中から白い種が1〜2個採れるので、洗ったら乾かさずに早めに植える。
種は腐り易いので覆土は不要と言う人も居られるので、覆土無しも試したが、種が新しければ違いは無かった。
赤い実が腐って黒くなったのを貰った時は、種を洗わないで植えたのも悪かったと思うが、覆土するとカビて発芽しなかった。
覆土しない時は、種が乾き過ぎない様に注意。
種蒔きして1か月以上経ち、この種の片方の親は赤い斑入りなので赤い斑が出るのを楽しみにしていると…
出た出た!www
斑入りは葉緑素が少ない分は栄養の合成が足りないので、普通の緑の葉の株と比べると、弱くて成長が遅い。
過保護は得意技なので、大切に大切に育てたい。