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今日は移住記念日

2023年12月17日 09時54分00秒 | タイでの生活
私達家族がタイへ移住したのは2006年12月17日。今日は我家の移住記念日だ。私が39歳で、妻が30歳。息子が8歳で、娘は6ヶ月だった。
あれから17年経ち…

息子は25歳になり、小2のやり直しと大学の入り替えで2年ダブったが5月末には大学を卒業し、日系企業へ就職した。

娘は1年飛び級しているので、17歳だが高3で大学受験。16日はコンケンでTPAT1(医療分野の専門能力試験)を受験したが、A−LEVEL(各教科の試験)で医学部合格レベルへ届くとは思えず、最後のNETSAT(コンケン大学の2回目の考査用試験)で目標へ達しないなら、浪人するか医学部を諦めるかだろう。

妻はシダを中心に栽培する小さな観葉植物農園を続けているが、昨年の3月頃から園芸不況で卸売だけでは十分な利益確保が難しくなり、9月からは小売にも再参入して商業施設へ期間限定で出店したりと頑張っているが、今年にタイの下院選挙が終わってゴタゴタした頃から小売の売上もガクッ!と落ち込んでしまい、悪化する一方。
政治の空白によりタイの景況感が悪化した様子だし、ラオス通貨の下落により小売での主要な顧客であるラオス人富裕層が財布の紐を締めてしまったのも原因だろう。

生産の中心は日本でシマオオタニワタリと呼ばれる Asplenium nidus 。タイではファーン(シダ)カールアン(知事・総督)と呼ばれ、縁起の良い植物とされている。
形質の良い親株の選抜を繰り返し、栽培法も工夫して…


丸く大きな葉で、こんなに美しいのに、タイ国内向けは現状サッパリで、注文が来るのはラオスの造園業者向けが大半。着生シダで乾燥にもある程度は耐えて管理が簡単なので、ショッピングセンターやホテルの装飾に使われるのだろう。
ウドンタニの某商業施設は、園芸店を通じて購入して頂いたが、開店して十年以上経つのに元気に飾られている。(最新バージョンはもっと美しいのに…買い替えて…www)
バンコクの園芸店が興味を持って下さり、今からブームを作る(半分冗談w)なんて仰っているが、サンプルを送ったばかりだし、思い通りにブームになるとは限らない。
バージョンアップを繰り返しても十年以上同じ植物を栽培している訳で、そろそろ新機軸を見つけなければならないのだろう。
新しい品種の植物を栽培しても園芸不況が終わらなければ売り上げは増えないし、だからと言って今まで植物を栽培したノウハウを活用しないのでは我家の強みが無い。
だから正規に許可を得て医療用大麻を栽培しようかと検討したが、先行きは不透明だし、近くの集落の大麻農園を見ても閑散として儲かっている様には見えない。
妻は「耐えるしかないでしょう」と言うが、私は今までの不況による販売不振と違うと感じ、本格的に回復出来るのか不安を感じている。

最後に私だが56歳になってしまった。妻が苦労しているので何とかしてやりたいと思っても、今更この年齢で再就職は厳しそうで、17年も主夫を続けた爺を使う人は居ないと思う。(悲)
家庭内での役割は、相変わらず娘へ勉強を教えており、最近は数学や物理をやらず化学が多い。家事は掃除・洗濯・皿洗い・草刈りを担当。
時間があれば私の趣味の栽培場で植物と対話しながら栽培の研究。w
嫁さんに苦労させて何を遊んでると叱られそうだが、私が趣味で育てているのを見て妻が栽培を始めた植物もあり、多少は役に立っているかも?

さて次の一年はどうなるか?
荒波へ揉まれて難破しない様に気を付けたい。早く新しい大地を見つけなければ…。

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(´Д⊂グスン
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