川瀬有希の時の旅


「今日は何の日」と題し、過去のその日に起こった出来事を、自由気ままに語るブログです。

12月21日/ 今日は何の日

2012-12-21 00:15:00 | その他

(1976年)初のジャンボ宝くじが発売される

大晦日の抽選会が恒例となった年末ジャンボ宝くじの販売は、この年から始まった。
各地の売り場に客が殺到し、松本と福岡では何と死者まで出たらしい。
それまでにない(と言っても、今となっては地方くじレベルだが)高額な一等賞金にみんな惹かれたのだろう。
金額を目にしただけで、自らの手中に収まったかのような錯覚に陥ったというか……。
しかし、夢広がる催しで死者が出ては洒落にならない。
この騒動に懲りて、翌1977年からジャンボ宝くじは予約制による販売体制となる。
もっとも、この制度も1996年に廃止となった。


12月20日/ 今日は何の日

2012-12-20 00:15:00 | 忌日

(1997年)伊丹十三死去

写真週刊誌に不倫を思わせる写真を撮影・掲載されたのに対し、身の潔白を証明するとしてマンションから飛び降り自殺した……とされるが、今でもその理由には疑問が持たれている。
映画上の描写への反発から暴力団員に大怪我を負わされたり、自称右翼の男にスクリーンを切り裂かれたりと、生前伊丹は何かと反発を受けていたが、それら暴力行為に一切怯むことなく活動を続けていたのが彼である。
そんな強い意志の持ち主が、この程度のことで自ら命を絶つだろうか。
自殺を疑う人は皆この点に引っ掛かる。
次回作で何かしら大きなタブーに踏み込む予定でいたところ、それを明らかにされては困る存在に事前に情報が洩れ、消されたのではないかという声が昔から根強いが、仮にそれが事実だとしても、そのタブーが何なのかは諸説あり、特定するには至っていない。
果たして、真相が解明される日は来るのだろうか。


12月19日/ 今日は何の日

2012-12-19 00:15:00 | テレビ・ラジオ

(1992年)「クイズダービー」放送終了

大橋巨泉司会でスタートしたクイズ番組。
とてもシンプルな構成・演出で、長く続いたクイズ番組の代表作。
外しまくりでもいつもニコニコ顔の1枠・篠沢秀夫(余りの不正解率に本当に大学教授なのか疑ってしまった)、驚異の正解率で番組の顔的存在だった3枠・はらたいら(しかし、当時からはらの漫画を読んでいた人は非常に少なかった)、そして、〈三択の女王〉と呼ばれた4枠・竹下景子と、レギュラー解答者の面々も皆個性的。
この番組の人気に乗じてボードゲームも発売され、僕もそれを購入し、友達とよく遊んだものだ。

あの頃、我が家では週末土曜のテレビはTBSに完全ロックされ、

「まんが日本昔ばなし」
  ↓
「クイズダービー」
  ↓
「8時だョ! 全員集合」
  ↓
「Gメン'75」(後に「ザ・サスペンス」)

という流れは同夜の定番ラインナップだった。
これが崩れたのは、僕が「全員集合」を観なくなってから。
自然と他チャンネルにも目を向けるようになり、必然的に「クイズダービー」からも離れていった。
92年に終了告知を聞いた時は「えっ、まだやってたの?」と驚いた。


12月18日/ 今日は何の日

2012-12-18 00:15:00 | 忌日

(2007年)宮内和之死去

国岡真由美らと構成したユニット「ICE」のメンバー。
いわゆる渋谷系と呼ばれたジャンルはそんなに興味がなかったが、ICEだけはよく聴いていた。
というか、ICEがそれにカテゴライズされるイメージは、僕にはなかったんだけど……。

ちょっと見ないと思ってたら、癌の為ずっと闘病生活を送ってたそうだ。
それが原因で亡くなる。
享年43。
早過ぎるお別れだった。


12月17日/ 今日は何の日

2012-12-17 00:15:00 | その他

(1903年)ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功

飛行船は既に存在していたが、動力飛行機の完成は不可能と考えられていた時代。
常識を覆すには並々ならぬ研究努力の他に、世の中の偏見や嘲笑に打ち克たねばならず、それに耐え、乗り越えたライト兄弟は称賛に値する。
ただ、初飛行に成功して僅か10年余り後に戦争の兵器として使われることまでは考えていなかっただろう。
戦闘機や爆撃機の登場で戦略形態が大きく変わった近代戦は、人類により甚大な被害をもたらすことになった。
ノーベルが発明したダイナマイト然り、それを世に送り出した兄弟の思惑を外れて進化し利用されたことを、本人達はあの世でどう思っているだろう。