ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第7回。
YSonline(ワイエスオンライン)よりは続YSO向けの記事ですが、悪しからず。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
今回の首位は「龍が如く OF THE END」(29.9万本)。このソフト、当初の発売予定日は3月17日でした。
それが直前に大震災が起こり発売延期。そこから上の画像のステッカー作成や封入、CM枠の買い直し等で
期間を要し、3ヶ月も発売が伸びる結果になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/d9/ca250b3c61d56fbd1c993379dfb34136.png)
しかしシリーズ作と比較すると、今作はナンバリング作ではないながらも、4と3に次ぐ第3位の初動と大健闘。
2週目以降が4と同程度の比率で推移すれば、着地は40万本以上となりそう。
●PS2時代の本数を維持できるシリーズと、できないシリーズ
さて、龍が如くはPS2からPS3にプラットフォームを移しても、比較的本数を維持しているシリーズです。
ここでPS3に主軸を移したPS2の有力シリーズ(50万本以上)が、どのくらい売れているのかを
まとめて比較してみました。基本はPS2での最終作と、PS3(が主軸のタイトル)の最新作との比較。
全部で8タイトルピックアップできたんだけど、PS2時代と比較して8~9割の本数を維持しているシリーズと
半減近いシリーズの、2タイプに分かれるようです。
まずは龍が如くをはじめとする、維持しているほうのグループから見てみよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/d5/de51106bb9716063f1dcb18e3340e316.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/7e/bebc0acae82105dd510de1b13444ffc2.png)
PS3の普及台数がまだPS2の3分の1程度なのに、8割以上の本数を維持しているこのグループは非常に優秀。
PS2時代からコアなゲーマーを多くつかんでいたと考えられ、PS3本体ごと購入したユーザーも多いのでは。
ちなみに、龍が如く2は廉価版を含めてないんだけど、
4に廉価版が出ると、込み同士で比較すると8割くらいになりそう。
バイオ5は「オルタナティヴエディション」込み。4にはGC版やWii版も足してます。
次に半減(4~6割減)したグループ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/62/fad00c0ede3fe77de7e7e2bc01320027.png)
これらのシリーズは、維持しているグループの逆で、PS2時代に
コアなゲーマーの割合が少なかったと仮定することができます。
分かりやすいのがウイイレのグラフ。2008のPS2版を買っていたユーザーが
2011ではごっそりと抜け落ちてるように見えます。PS2時代にはライトなユーザーが多く、
彼らの大半は、PS3を購入してまでシリーズについて来なかったということだろう。
んで、結論としては。
ファミコンからPS2時代までは必ず一人勝ちしているハードがあったんだけど、
今はユーザーが各ハードに分散してしまっている時代。
それに合わせてメーカーもリスクを分散するように、マルチプラットフォームでソフトを出してるんだけど
これまでは普及台数を考えて、まずDS、PSP、Wiiをメインに考えるメーカーが多かった。
最近はPSPが好調で、PSPに注力するメーカーが増えてきています。
しかしPS3もコアなゲーマーをターゲットにしたソフトならば、PS2時代に近い本数を維持できることが
分かってきており、その流れでテイルズの「マザーシップタイトル」や、スパロボOGなどの発売が
決定するようになってきてるってワケです。
国内展開しかしないからPSPだけでいいやって思ってるメーカーがまだまだ多そうなんだけど、
このままだとHD機で作る技術力が磨かれず、将来的にPSVが覇権を握ったとしても
別にPSPでいいやんってソフトしか作れなくなると思うよっ!
P.S.
今回の分析は全然まとまらなかったよっ!
【関連記事】
・【週間ゲーム販売本数】「バイオ」が首位。3DS本体の週販は下げ止まり、そして反発の兆し
・【週間ゲーム販売本数】「ワンピース」好発進、3DSサード製ソフトの動きはDS以上>(2011年5月23日~5月29日)
・【週間ゲーム販売本数】「AKIBA'S TRIP」と、ヒット作が出始めたPSPオリジナルタイトル(2011年5月16日~5月22日)
・【週間ゲーム販売本数】「涼宮ハルヒの追想」とキャラクターゲーム(2011年5月9日~5月15日)
・【週間ゲーム販売本数】立ち上がりにつまづいた3DS、現状と対策は?(2011年5月2日~5月8日)
・【週間ゲーム販売本数】最後の約束の物語、エルシャダイ、パタポン3(2011年4月25日~5月1日)
YSonline(ワイエスオンライン)よりは続YSO向けの記事ですが、悪しからず。
→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。
今回の首位は「龍が如く OF THE END」(29.9万本)。このソフト、当初の発売予定日は3月17日でした。
それが直前に大震災が起こり発売延期。そこから上の画像のステッカー作成や封入、CM枠の買い直し等で
期間を要し、3ヶ月も発売が伸びる結果になってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/d9/ca250b3c61d56fbd1c993379dfb34136.png)
しかしシリーズ作と比較すると、今作はナンバリング作ではないながらも、4と3に次ぐ第3位の初動と大健闘。
2週目以降が4と同程度の比率で推移すれば、着地は40万本以上となりそう。
●PS2時代の本数を維持できるシリーズと、できないシリーズ
さて、龍が如くはPS2からPS3にプラットフォームを移しても、比較的本数を維持しているシリーズです。
ここでPS3に主軸を移したPS2の有力シリーズ(50万本以上)が、どのくらい売れているのかを
まとめて比較してみました。基本はPS2での最終作と、PS3(が主軸のタイトル)の最新作との比較。
全部で8タイトルピックアップできたんだけど、PS2時代と比較して8~9割の本数を維持しているシリーズと
半減近いシリーズの、2タイプに分かれるようです。
まずは龍が如くをはじめとする、維持しているほうのグループから見てみよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/d5/de51106bb9716063f1dcb18e3340e316.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/7e/bebc0acae82105dd510de1b13444ffc2.png)
PS3の普及台数がまだPS2の3分の1程度なのに、8割以上の本数を維持しているこのグループは非常に優秀。
PS2時代からコアなゲーマーを多くつかんでいたと考えられ、PS3本体ごと購入したユーザーも多いのでは。
ちなみに、龍が如く2は廉価版を含めてないんだけど、
4に廉価版が出ると、込み同士で比較すると8割くらいになりそう。
バイオ5は「オルタナティヴエディション」込み。4にはGC版やWii版も足してます。
次に半減(4~6割減)したグループ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/62/fad00c0ede3fe77de7e7e2bc01320027.png)
これらのシリーズは、維持しているグループの逆で、PS2時代に
コアなゲーマーの割合が少なかったと仮定することができます。
分かりやすいのがウイイレのグラフ。2008のPS2版を買っていたユーザーが
2011ではごっそりと抜け落ちてるように見えます。PS2時代にはライトなユーザーが多く、
彼らの大半は、PS3を購入してまでシリーズについて来なかったということだろう。
んで、結論としては。
ファミコンからPS2時代までは必ず一人勝ちしているハードがあったんだけど、
今はユーザーが各ハードに分散してしまっている時代。
それに合わせてメーカーもリスクを分散するように、マルチプラットフォームでソフトを出してるんだけど
これまでは普及台数を考えて、まずDS、PSP、Wiiをメインに考えるメーカーが多かった。
最近はPSPが好調で、PSPに注力するメーカーが増えてきています。
しかしPS3もコアなゲーマーをターゲットにしたソフトならば、PS2時代に近い本数を維持できることが
分かってきており、その流れでテイルズの「マザーシップタイトル」や、スパロボOGなどの発売が
決定するようになってきてるってワケです。
国内展開しかしないからPSPだけでいいやって思ってるメーカーがまだまだ多そうなんだけど、
このままだとHD機で作る技術力が磨かれず、将来的にPSVが覇権を握ったとしても
別にPSPでいいやんってソフトしか作れなくなると思うよっ!
P.S.
今回の分析は全然まとまらなかったよっ!
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