【週間ゲーム販売本数】ダンボール戦記が首位、レベルファイブがPSPでも成功した意味とは(6/26一部改訂)

2011年06月25日 | 団長は断腸の思い
ゲームソフトの週間販売本数やゲーム市場を追いかける記事の第8回。
前回はイマイチまとまらなかったんで、今回からはもっとシンプルな思考でいくよっ! (6/26に文章の一部を改訂)

→コンシューマソフト週間販売ランキングTop20(4gamer.net/メディアクリエイト調べ)
※上記の週間販売本数以外のデータ(前作データ等)はすべてゲームデータ博物館様(ファミ通データ)より転載。

今週の首位は、あのじおりー名人も遊んでいるというウワサのPSP「ダンボール戦記」(16.6万本)。
20万本程度が出荷され、8割前後を消化する好調なスタートを切っている模様です。


●レベルファイブがPSPでも成功した意味とは

ダンボール戦記はメディアミックス展開なので、キャラゲーと言っていいか微妙なんだけど
少なくとも今回のゲームの好調は、先行放映されていたアニメの効果が大きそう。
というワケで、キャラゲーと考えた場合にPSPソフトとしてはどれくらいの位置にあるか調べてみた。



見ての通りPSPのキャラゲーの上位はスパロボ&ガンダムと、セガの音ゲーの独壇場だったんだけど
今作は7位に食い込む大健闘。ダンボール戦記はイナズマイレブンと同じく低年齢層がターゲットと
思われるコンテンツなんだけど、その低年齢に弱いとされるPSPでの好調も特筆に値します。

ここで、改めてレベルファイブのDSにおける存在感をデータにして出してみた。
まずはサードパーティのオリジナルタイトルの初動ランキング。



オリジナルタイトルで初週10万本オーバーはレベルファイブのみ。
他の大手サードパーティでもなしえなかったことを、平然とやってのけてしまった。

ついでにサードパーティのソフト全体の累計ランキングも出してみた。続編やキャラゲーも込み。



TOP6までがドラクエなんだけど、7位にイナズマイレブン2が食い込み、10位以下にも続々ランクイン。
レベルファイブはソフトのリリース数こそ少ないものの
1タイトルごとの販売実績は大手メーカーをも凌ぐ規模になってます。

しかし、今までは自社ブランドの成功はDSのみだったので、ダンボール戦記の発売は
DSとはユーザー層の違いがあると言われるPSP、そして他プラットフォーム進出への試金石だった。

レベルファイブの神通力はDS以外にも通用することが明らかになり、
今後は各プラットフォームの普及にも影響を与える存在になっていきそう。


●相次ぐ有力ソフトの発売で、徐々に底上げされつつある3DS

僅差で2位になったのは「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」(16.4万本)。
ファミ通や電撃集計では首位を獲得しており、ドローといって良さそう。
消化率は9割オーバーのようで、出荷に余裕があれば、上積みがあったのは間違いないところ。

さて、以前にグラフを出した3DSのハード販売推移の推測部分が結構当たってたような気がするので
調子に乗って更新してみたよ。今回は6週間も先まで出してみる無謀ぶり!


※グラフの点線部分が推測値。

次回は何もトピックスがないので、いったん下がるだろうけど
各有力ソフトの発売で底上げされており、前週並の水準を維持すると予想。ゼルダパワーの残りで上振れもアリ。
以降も有力ソフトの発売で押し上げられ、そして底上げされるというパターンが繰り返されそう。

信じる・信じないは、あなた次第!


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