幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

同人誌「雲」掲載 詩作より

2024年12月31日 | 自由 essay & 詩人クラブ
幸喜幸齢 生きがい日記
2025.1.   
同人誌「雲」 掲載  詩作より

<鬼死骸>

 この先に「鬼死骸神社」があるよ
 村の婆さんが教えてくれた
 退治された鬼の死骸を祀るお社
 鬱蒼とした暗い森の中
 鬼死骸を埋めた上に巨岩が乗る
 春の嵐が去り 寂れた村を通る
 奥州街道歩き旅 岩手一関宿


<枯葉よ>

 箕面の森に枯葉が舞い落ちる季節
 君らはこれから土に眠る
 微生物が分解し森の腐葉土となり
 再びこの森で生き返るとき
 もう戦争は終わっているかな


<チキンラーメン>

 麺の上に生卵と刻みネギ
 沸騰したお湯を注いで3分
 学生時代からもう60年
 何百回とお世話になってきた
 喜怒哀楽の人生走馬灯
 遺言に書いておくかな
 棺桶に入る時も長い旅路だ
 一袋入れておいくれ


<歩き旅>
 
 4000㎞を歩き鹿児島から北海道に着く
 人を襲う熊の出没警報にその先は断念
 いくら何でも熊の餌にはなりたくないが
 北の大地が広がる


2024 11.1   同人誌「雲」第9号より
 詩作 肇&kirihara







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