幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

自由詩人クラブ No.267  海辺の戯れ

2024年12月11日 | 自由詩人クラブ
自由詩人クラブ No.267
海辺の戯れ 

My アクリル画 Wikiki

夏の日 懐かしい思い出が蘇る
老人は静かに座り海を見つめる
無邪気な笑いと踊る天使
心の中で色鮮やかに輝く

海辺の砂浜煌めく波の戯れに
彼の目に映るのは愛しい仕草
老人はあの喜びの日々を想う
時が止まったような瞬間

夕焼け色に染まるサンセットクルーズ
遠くに過ぎ去った笑顔と海の輝き
爽やかな風がそっと涙を乾かす
愛しい娘よ!

&Kirihara   No.267   海辺の戯れ






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自由詩人クラブ No.308 チキンラーメン

2024年12月10日 | 自由詩人クラブ
自由詩人クラブ No.308
チキンラーメン




麺の上に生卵と刻みネギ
沸騰したお湯を注いで3分
学生時代からもう60年
何百回とお世話になってきた

喜怒哀楽の人生走馬灯
遺言に書いておくかな
棺桶に入る時も長い旅路だ
一袋入れておいてくれ

&Kirihara   No.308  チキンラーメン




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自由詩人クラブ No.117 運がつく

2024年12月09日 | 自由詩人クラブ
自由詩人クラブ No.117
運がつく     



初秋の安曇野
藁葺き家の裏は野菜畑
桑畑の横には肥溜め

小学校の帰り道 友と遊びボールを追う
突然 アッ ドボン ズボ~
首まで浸かり祖母が慌てて飛んできた
やっと引き上げてもらうとき
友らは笑いを堪えて鼻を抓む
丸裸にされ井戸水を頭からぶっかけられる
ガタガタ震えたがウンが付いたと笑われる

八十路となる今も元気に夢を追う
思えば生死を分ける5回の危機
まだまだ運がついているようだ

&Kirihara no.117 運がつく




油絵 田舎のSL
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自由詩人クラブ No.195 足元の微生物

2024年12月08日 | 自由詩人クラブ
自由詩人クラブ No.195
足元の微生物  

 

みのおの森を一人歩く
倒木に座りひと休みしクッキーを齧る
足元を見ればこぼれ落ちた小さな破片
拾おうかと屈んでみたが生き物の気配

僅か1gの土に1億以上の微生物がいる
枯葉を分解し豊かな森の腐葉土に戻す
地球は自然の生き物と人間の共存関係
万物の霊長類人間がそれを壊していく

この地球は誰のものなのか

&Kirihara no.195 足元の微生物




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自由詩人クラブ No.132 幸せの貯蓄

2024年12月06日 | 自由詩人クラブ
自由詩人クラブ No.132
幸せの貯蓄



ボクには沢山の貯蓄がある
それは形の無い貯金
お金よりも重く、人生を輝かせる
宝もの

若い頃、ボクは気づかなかった
金を追いかけ、会社を築き
汗を流し、時を削り
それが何になるのかも知らず

得たものは幻のように消え
朝露のように儚く、虚しく   
あとに残ったのは
争いの影と、心の荒野

今、ボクは小さな家に一人住む
けれど窓の向こうには
四季が踊る公園の緑と自然の営み
鳥のさえずり、風のささやき

何もない、だが何も失っていない
健康な体 自由な心
自分で舵を取れる人生の流れ
それだけで、十分にしあわせ

傾聴ボランティ活動で
お年寄りの話をただ聴く聴く
それだけで涙を流され
次も来てね、と手を握られる

友達もいるようでいなかった
損得勘定の人が多かった
今 無欲に素の自分と付き合ってくれる
自分らしく生きる自然の交わりが嬉しい

小さな喜びが心に積もる
まるで落ち葉が土を育むように
ボクの幸せ貯畜は膨らんでいく
こんな自然体で生きることが幸せ

80歳になるボクは思う
遺された時を、これらの貯畜の温もりで
心豊かに過ごしていきたい
この幸せをボクのエネルギーとして

感謝と共に。

&Kirihara no.132    幸せの貯蓄






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自由詩人クラブ No.208 感謝の詩

2024年11月23日 | 自由詩人クラブ



自由詩人クラブ   N0.208
感謝の詩    

辛苦に舐め尽くされた心
今輝く幸福の光
過去の痛みが織りなす勇気と強さ 

感謝の花束を抱き 
今幸せを謳歌する日々に満ち
心を込めて過ぎ去った人々へ贈る

過去の足跡が教えた尊さと理解
感謝の言葉を再び ありがとう 
心からの繋がりを感じながら

残された人生 希望に彩る旅路へ
幸せと喜びに満ちた自分を生きる道
愛と感謝の詩を紡ぐ日々から
 
肇&kirihara   No.208    感謝の詩





自作の油絵
仏ベルサイユの晩秋を描いたもの🍂
いま御堂筋は美しい銀杏並木とイルミネーションで輝く 腕組み歩いた想い出とともに❣️

次に腕を組んで歩いてくれる人は介護人か?🙄



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自由詩人クラブ No.118 海峡

2024年11月22日 | 自由詩人クラブ




自由詩人クラブ  No.118
海峡

龍飛岬から津軽海峡を望む
目と鼻の先に見える北海道 
この狭い海峡を国は国際水域としたのだ
横に居た老人が誰に話すこともなく呟く
中露核搭載艦の航行も自由なのだと

この国で二度とあってはならぬ戦争
人類平和の基本は武力でなく対話 
その時の抑止力と政治力とは
国に捧げ殉じた国民の命に聴け
見知らぬ老人の一言で対話が始まる

海峡
老人が去った後
ボクは映画「海峡」*に浸る

& kirihara   N0.118    海峡

*映画「海峡」 1982年・東宝
  青函トンネル掘削工事の男(高倉健)と
 女(吉永小百合)の切ない恋物語 



青森  津軽半島  三厩宿に歩き着く
義経寺の「幸福の鐘」を鳴らす



2022年6月21日 日本列島縦断歴史街道歩き旅
鹿児島・薩摩藩から158日目  
本州最南端  龍飛岬に到着   
目的地  北海道・松前藩を望む


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自由詩人クラブ No.311 心の癒し

2024年11月19日 | 自由詩人クラブ


自由詩人クラブ No.311
心の癒し           

手がそっと枯れ木に触れ
老人の温かい心が微笑む
いつしか涙は静かに溢れ
その仕草が物語る癒し心

風に耳を傾けると奏でる 
木々と対話し手を添える
年月を重ねた諸々の思い 
知恵と愛が心の底に宿る

言葉にならない感動の中
自然と深く語り合うとき
老人の心が時に詩となり
涙は心の癒しの証となる

肇&Kirihara no.311  みのおの森





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