ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

今まで参戦したライブや訪れた内外の場所や食べ歩いたお店などを中心にその時感じた雑感について書いていきます!

待ってたよ!The Who がやっと来た! ⑤

2018-03-24 09:00:44 | 日記
本チャンラストの曲は彼らの代名詞とも言える
My Generation だ!
ダン ダン ダン ダンと頭からイントロがきてすぐに
People try to put us d-down (Talkin' 'bout my generation)

とロジャーの歌が入る。
若者の反抗をシンプルな歌詞とメロディで表現したナンバーでコール アンド レスポンス の形式を取っているのでノリが良い。

当時ロジャーはわざと吃音にしてこの曲を歌っていた。こうした方が若者の抵抗感や性急さを表すのにすごく効果的だと思う。当然場内Talkin' 'bout my generation 〜♬ の大合唱!気持ちいい〜!これぞまさに正しいロックコンサートの楽しみ方を絵に描いたような締めくくりだ!

I Can’t Explain から最後のMy Generation まで
息つく暇もない素晴らしいロックショーだった。

でも、この時点で最低二曲は鉄板ソングでまだ演奏してない曲が残っているのを僕達は知っているので、アンコールのどのタイミングで飛び出してくるか楽しみだった。

そしてその瞬間がアンコールの一曲目で訪れた。
あまりにも有名で多くのアーティストにカバーされている曲 Pinball Wizard だ。ピートのかき鳴らすギターのコードがいやが上にも僕達のテンションを上げていく。カッコいいよね。この出だし!ピートのギターに絡むロジャーのボーカルがまたいい。切れ味鋭い刃物の様なピートのギターとハイトーンのこれまた切れ味のいいナイフの様なロジャーの声との共演はスリリングで続々する。

Pinball Wizard が 終わってもまだもう一曲残っている。それは See Me Feel Me だ。

ロジャーが歌う、

僕を見て
僕を感じて
僕に触れて
僕を癒して

いつ聴いてもこの出だしはグッとくる。
この曲をはじめて知ったのはウッドストックのライブでの演奏だ。この映画でロックの持つパワーを教えてもらった。この時のThe Who は本当に凄かった。最初は静かにそして深く僕達に語りかける様に歌い、一気に盛り上がっていく。シンプルな構成だけど繰り返し歌われる事でどんどんエネルギーが高まっていくクライマックスにはもってこいの曲だ。

そして最後の曲が始まった。最新アルバム E ndles Wire のラストに入っているTea And Theaterだ。ピートの弾くアコースティックギターに合わせてロジャーが歌う渋い曲だ。
この選曲には正直驚いた。普通ならロックチューンを持ってきて派手に盛り上げて終わるのが、パターン、ストーンズならJJF とかサティスファクションで締める。The Who は敢えて新譜のしかも地味目なアコースティックの曲を持ってきた。
ここにピートの2人でもう少しThe Who 頑張るぜ!というメッセージに思えた。腕を風車の様にブンブン振り回し、エレキギターをガンガン弾き時折ジャンプする(この日はジャンプは無かったけど)アクティブなイメージが強いピートが弾くアコギ。これがまた上手いのにビックリ‼️




こうしてThe Who の単独来日公演の初日は静かに幕を閉じたのだ。

キースやジョンがいたオリジナルメンバーでのThe Who のライブに参戦できたらどんなに良かっただろう!でもオリジナルメンバー2人になったとは言えそんじょそこらのバンドより遥かに凄いライブパフォーマンスを見せてくれた彼らに感謝したい。

今回 Kid's Are Alrghit , Magic Bus , Summer T ime Bules , Youg Man Blues がセットリストから漏れていたのでこれらの曲も是非入れたライブを観たいものだ。

あれからもう10年経ってしまった。何とか、もう一回日本に来てライブやって欲しいな。






2008年11月13日 大阪城ホール

Set List

1. I Can’t Explain 
2. The Seeker 
3. Relay 
4. Fragments 
5. Who Are You 
6. Behind Blue Eyes 
7. Real Good Looking Boy 
8. Sister Disco 
9. Baba O’ Riley 
10. Eminence Front 
11. 5:15 
12. Love Reign O’er Me 
13. Won’t Get Fooled Again 
14. My Generation / Cry If You Want 

Encore:  
15. Pinball Wizard
16. Amazing Journey
17. Sparks
18. See Me Feel Me /Listening To You
19. Tea And Theater