みちのく童話会
東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。
童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。
みちのく童話会は13人の東北在住、ゆかりの作家の集まりですが、プロの作家の中に数人、まだ著作のない、つまり勉強中の方がいました。
千秋つむぎさん、みどりネコさんです。
この二人が、今回このアンソロジーでデビューしました。二人の作品が「東北ふしぎ物語」には収録されています。
「Tのかまくら」みどりネコ みどりネコさんは、秋田県出身、宮城県在住で、第1回みちのく童話賞大賞受賞者です。(みちのく童話賞作品集「まほうの天ぷら」は電子書籍で読むことができます。赤をクリックするとア○ゾンのサイトに飛びます。ペーパーブックと電子書籍では値段が違うのでご注意ください。
「ケサランパサランの冬」は千秋つむぎさん。山形にある東北芸術大出身で、卒業後は宮城県で仕事をし、現在は関東在住です。
もちろん他の作家の作品も素晴らしいんですが、フレッシュな新人、頑張ってくれました。ぜひ、お読みください。読んでくださった評論家でもある児童文学界の重鎮の先生が、この2作品をとてもほめてもくださいました。
デビューおめでとう! このシリーズが完結したら、お祝いしなくちゃ。他作品もいいですよ~。
青森「消えた人々~三内丸山遺跡」岩崎まさえ
山形「ヤマセのなかで見た町」田沢五月
宮城「渡り鳥のサンクチュアリ」野泉マヤ
福島「ふしぎの沼をたずねて」堀米薫