みなさんこんばんは 木の実ちゃんです。
お雛様を飾る位置について 調べてみました。
(娘のみかんちゃんの女雛 少し愁いを含んだ表情がとても美しいです)
お雛様の衣装は 平安時代の宮中衣装がもとになっています。
平安時代以降の 天皇や公家の正装をお手本としています。
男雛女雛は 天皇陛下皇后陛下をモデルとして作られたもの。
日本は昔から左が優位で
明治以前は国の儀式でも 天皇は向かって右 皇后は左に立っておられたそう。
しかし西洋の右優位の考えが入って来て
大正になってから 向かって左が天皇 向かって右が皇后になり
それは昭和 平成 令和と引き継がれているそうです。
お雛様でも 関西圏では日本古来の左優位で
向かって右が 男雛ですが 関東圏では向かって右が女雛だそう。
結論は どちらでもいいそうです。
関西圏の飾り方。
関東圏の飾り方。
今は関東圏の飾り方が 主流みたいです。
お店で売っている雛飾りは すべてこの飾り方でした。
今の皇室もこの位置ですね。
令和の即位礼正殿の儀でも
天皇陛下 皇后陛下の位置は この通りでした。
お雛様の衣装についても 調べてみました。
まず 男雛から。
頭に乗っている冠は 立纓冠(りゅうえいかん)
黒くまっすぐ立っているのが 纓(えい)。
立纓冠(りゅうえいかん)とは 纓(えい)が真っすぐ立っている冠のこと。
臣下の冠は この纓(えい)が垂れ下がっています。
天皇しか着用が許されない冠です。
同じく 天皇しか着用を許されない装束(しょうぞく)があります。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)。
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)とは
天皇が重要な儀式で身に着ける装束の上着のこと。
黄櫨染(こうろぜん)とは赤みがかかった茶色のことで
太陽が一番高く上った時の色を表しています。
桐の模様などが 織りだされています。
即位礼正殿の儀で 今上陛下が着用されていました。
男性の装束 まず和装の下着の上下を付け 下半身は袴をつけます。
上半身は 下着の上に下襲(したかさね)といって 上半身の正面が短く
背中から後ろが極端に長くなっているものを着ます。
ワイシャツの後ろ側が極端に長くなった感じ。
その結果どうなるか?
後に長く引きずる部分が出来ます。この部分を裾(きょ)といいます。
長く目立つ裾に美しい模様をつけて おしゃれを競っていたらしいです。
どちらも白く長い部分が 裾です。
左の男雛の裾 すごく長いですね~。
長すぎて 石帯(せきたい)と呼ばれるベルトの上に
折りあげてあります。
この裾をよく見ると 白い生地に丸い花模様が織り出されていました。
発見です。それがどちらの裾も 白に同じ感じの地模様なんです。
何か 約束事があるんでしょうか?
さて この下襲の上に半臂(はんぴ 丈の短いベストのようなもの)を着て
袍(ほう)と呼ばれる大きな上着を着ます。
最後に 石帯と呼ばれるベルトのような帯を付けて 着ているものをまとめました。
この帯には玉や石がつけてあります。
左の装束の石帯にも 白い石のようなものが付けられています。
右の男雛の石帯は
裾をめくってみると 緑色の石が付けてありました。
よく見ると なにか四角い 印籠のようなものまで付けてあります びっくり!
初めて発見しました。 どんな意味があるんでしょう?
手には 笏(しゃく)を持っています。
板のようなものですね。
右手に持って 威儀を正すためのものです。
なんか いっぱいお勉強した気分です。
男雛女雛の位置 立纓冠(りゅうえいかん) 黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)
下襲(したかさね) 裾(きょ) 半臂(はんぴ) 袍(ほう) 石帯(せきたい) 笏(しゃく)
お雛様の知識が増えましたね。
女雛について調べたことは 次回でお伝えしようと思います。
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