みなさん こんばんは。
大河ドラマ「光る君へ」 いよいよドラマは佳境を迎えようとしていますね。
光源氏が人生の最盛期を迎える 第33帖「藤裏葉」(ふじのうらは)まで書きあげたまひろ。
宮廷では一条帝や中宮彰子を前に 華やかな「藤裏葉」の朗読会が行われました。
「藤裏葉」は準天皇まで昇りつめた光源氏が 自身の住まいの六条院に兄の朱雀院
今上の冷泉帝を招いて 華やかな宴を催すストーリー。
豪華絢爛な集まりの裏には 光源氏の不義の子である冷泉帝と 嫡子である夕霧の容貌が
よく似ている様子が描写され そことなく秘密が匂わされているシーンが展開されます。
朗読を聞きながら 一条帝は「美しいが 恐ろしい」とつぶやきます。
朗読の内容も 光源氏を中心とした華やかな宴の様子が伝えられるのですが
ドラマの撮影場面も 豪華絢爛。
一条帝 中宮 親王 左大臣 左大臣の息子 華やかな衣装をまとった女房達
まさに「ザ・平安絵巻」! 御簾や屏風 華麗な襖絵 清められた白木の柱 美しい調度品
さすがNHK 私たちが見たいと思っていた平安絵巻を令和の世に展開してくれてますね💛
「藤裏葉」で頂点を極めた光源氏 次の「若菜」の帖では一転して 光源氏の前に黒雲が立ち込めます。
兄の朱雀帝の皇女 女三宮を正室に迎えたことで 最愛の女性紫の上が発病し
女三宮が不義を犯すことで 光源氏の住まいの六条院の栄華も 静かにゆっくりと崩壊の道をたどるのです。
一条帝もこの朗読会の後体調を崩し 譲位出家の後 この世を去ります。
そう思えば この華やかな朗読会の様子は一条朝の 最後のきらめきだったのかもしれません。
源氏物語の展開と一条帝の運命がリンクして 美しいけれど哀しい 心に残るシーンでした。
一条帝は定子の遺児敦康親王を東宮にしたいと望みながら 藤原行成など家臣の意見を受け入れ
彰子の皇子を東宮と決めます。
しかしその心は 葛藤の嵐だったことでしょう。
激情をぐっと抑えながら情勢を見極め 断腸の思いで判断する様子
一条帝役の塩野あきひささん 見事な演技でした。帝の悲しみが心に刺さりました。
まひろにも 悲しい別れがありました。
弟の藤原惟規(ふじわらののぶのり)。賢い姉のもとで何かと肩身の狭い弟でしたが
姉を慕い 姉と道長との恋も温かく見守り 姪の賢子にも頼もしい叔父であったのに
父の赴任先の越後で急病に襲われ 亡くなってしまいます。
試験に合格して官職につき 乳母のいとや家族みんなを大喜びさせたのに
急に亡くなってしまい 言葉もありません 😿 😿 😿
まひろにとっても 大変な打撃だったことでしょう。
青春時代を共に過ごした弟を失ったまひろ
打ち解けて何でも話し合った弟は もういないのです。
一方逞しくというか 闇が深くなっていったのは道長。
おっとりしていた三男坊 権謀術数にたけた父親に反発し
長男の兄に仕えていたところ 兄も次兄も相次いで亡くなり
甥の伊周との凄まじい権力闘争を経て 心の闇も深まっていったようです。
嫡男の頼通に 我が家の繁栄の為ではないといいながらも
孫の皇子を帝位につけ 外戚として自分が権力を一手に納めようとしています。
東宮の人選について 帝に抗議に行こうとする中宮彰子の袖を 道長はしっかりと握ります。
政を行うのは自分であり 中宮ではない あなたはひっこんでいなさいと無言の圧力。
そこにはいままでにない冷たい目線の道長がいました。
圧倒的な権力者の姿。中宮は抗議をあきらめざるを得ませんでした。
人はある波に乗ってしまうと もう引き返しが出来なくなるものなのでしょうか?
しかし次期天皇の三条帝は 一条帝とは違いクセあり。
道長と三条帝との対立の予感???
これから朝廷はどうなるのでしょうか?
「罪を犯した者は必ず己に帰ってくる」とつぶやくまひろ。
源氏物語の展開に 新たなストーリーが加わります。
そして自身と道長の関係は?
実は道長の子どもである賢子はこれからどうなる?
佳境に入った「光る君へ」
最終話まで目が離せません。
画像は全て美術展ナビ「光る君へ」からお借りしました。
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