内容は至極当たり前のことしか書いてないが、実際自分ができていないことが認識できた。また、継続するために必要な当たり前のことを十分に気付かせてくれた。
あとは自分がそれをするかどうかだけにかかっている(笑)
--------------------------------------------------------------------------
・まえがき
どんな人でも、どんな分野でも、努力を続ければ必ず成功する。
生まれ持った才能などは、これっぽっちも必要としない。
ただ努力する。努力を続ける。たったこれだけを実践できれば、だれでも自分が望んだような未来を手に入れることができる。どんな夢も必ず達成できる。
人間は自分が価値を見出せることしか、熱心にできない。
「努力することはカッコいいんだ」という意識を持つこと。
「努力は決してムダにならないんだ」と固く信じて疑わないこと
努力というものは、継続するからこそ意味があるのであって、それを止めた途端に「下り坂」になることを肝に銘じる。
エリック・クラプトンは、まだセミプロだった頃、演奏終了後に仲間から飲みに誘われた。しかし、彼は「飲みたいのはやまやまだけど、一流のギタリストになるために、今僕がやらなければならないのは、酒を飲むことではなく、ギターの練習をすることなんだ」と言って断ったエピソードがある。
定年を迎えてから、趣味としてあれをやろう、これをやろうと考えるのではなく、若いうちからやりたいことは、どんどんやってしまうクセをつける。
・一度決めたルールは、どんな理由があっても破るな
どんな時でもルールはルールとして絶対に守らなければならない。
「毎日漢字の書き取りをする」と決めたなら、徹底的にやらなければならない。たとえ熱が40度あっても、お正月でも、旅行中でも、必ずやらなければならない。そうしないと継続にならない。
どんな理由があっても、一日も休まないことが大切である。継続というのは、何かと理由をつけてサボろうとする自分の心と戦うことである。
著者の例:「最低でも一日に一冊は本を読む」というルールを課している。どんなに酔っぱらって泥酔状態で帰ってきても、帰宅すると必ず机に向かって読書を始める。頭が痛くて意識が朦朧としていても、それでも本を読むのである。
・人と同じことをしているうちは、「努力」とは呼ばない。
他人と同じことをやっているうちは、それは「努力」とは呼ばない。他人よりもたくさん努力するからこそ、「人に抜きん出る」ことができるのであって、そこまでいってこそ初めて努力を呼べる。
週休二日をきっちりとって、年間の有給休暇もきちんと消化して、趣味のゴルフだ、旅行だと遊びまわっていて、それで「いつかビッグになってやる」と言うのは、虫の良い話である。そういう人に限って、「俺は努力している」と言うのだから目も当てられない。
みんながやっていることをやったからといって「みんなについていく」のがせいぜいのところであり、「人に抜きん出る」ことはできない。
毎日30の努力しかしていないのなら、80の努力をしている人には毎日50ずつ差をあけられていく。自分は進んでいるつもりでも、どんどん後ろに置いていかれてしまう。
本当に努力をしているなら「人に抜きん出る」ものであり、それができていないのなら、残念ながら、まだまだ努力の余地があるということである。
どんぐりの背比べから抜け出せない原因はただ一つである。努力の量が足りない。
・どんなことも「やる気」に結びつけてしまえ
ジンクスというのは、まさに「本人の思い込み」。科学的な根拠などは、まったくないことがほとんどである。にもかかわらず「本人が効果的だ」と思えば、本当に効果があらわれてしまうから、ここが人間の面白みである。→プラシーボ効果
・「赤いもの」を身につけろ
身体を活性化し、やる気を出すにはアドレナリンを分泌させればいいが、それには「赤いもの」を身につけることが効果的である。
どうにもやる気が出ない時には、赤い色を探してそれをしばらく見つめるとよい。
読書で気になる箇所にペンで線を引く時も、できれば黒ではなく赤色のペンを使うとよい。そうすると集中力が高まって、読書力自体がアップする。
赤い色を上手に使えば、モチベーションを高めるのも自由自在になる。
・良い姿勢をとれ
集中力、記憶力、持続力が、背筋をぴんと伸ばすことでアップする。
何をするにしても、大切なのは「良い姿勢」をとることである。
・背水の陣を敷け
学生たちが、試験の直前になって本気を出して勉強する現象のことを「デッドライン・ラッシュ」という。安全ピンの発明者は、恋人の父親から「10日間で1000ドル儲けたら娘をやる」と言われ、安全ピンのアイデアを考えた。
・とにかく基本だ、基本トレーニングだけをやれ
百マス計算の陰山英男氏は、基礎学力を重視している。算数なら計算力、国語なら漢字力という、ごく基本的な力を養うために、うんざりするほどの「読み・書き・計算」をさせるのである。
→著者が高校生時代にやった方法
英語の学習は、とにかく単語や熟語を書き続ける方法であった。なかには、「単語集のようなもので単語を覚えても英語力はつかない」とか「英文は読めるようにならない」と言う人もいたが、愚直なまでに単語と熟語を紙に書いて覚えた。
今でもこの方法が最高だと思っている。難しい問題集を解いたりするより、基本となる知識を、声に出したり、紙に書いたりして覚えるのが一番だと思っている。
努力が継続できない人は、すぐに何か新しいことをやろうとして、目移りし過ぎるのが原因である。他の人に何か言われたり、読んだ本の中に自分のやり方と違うことが書かれていると、その影響を受けて流されてしまう。単純に考えれば、自分の目標達成のために、一番大切な「基礎」が何なのかはすぐにわかるはず。それがわかれば、他のやり方などはどうでもよく、基本練習を繰り返せばいい。
・精力を注ぎ込む対象は「一度にひとつ」が原則
ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァーは「あまりに多くのことを始める者は、ごくわずかしか達成できない」と語っている。つまり、取り組むことは、ひとつか二つまでにして、それを最後までやり遂げろということである。あれもこれもと手を出すと、ひとつひとつのことは中途半端になりやすい。つまみぐいをするように、あっちをやったり、こっちをやったりと目移りしていると、結局はすべてが中途半端で終わってしまう。
・目移りしがちな傾向を改めよ
やるべきことがいっぱいあって、目移りしているような人は、結局はひとつも完遂できずに終わってしまうことが多い。
心理学では、ひとつのことだけに集中して取り組める能力のことを「グリッド能力」と呼ぶ。
「いろんなことに手を出していれば、どれかひとつくらいはモノになるだろう」というのは誤った考えである。むしろ「モノにならない」と考えた方がよい。
・身体を徹底的に鍛えよ、そうすれば精神力もアップする
体力と精神力は密接に関係している。体力がある人は精神力も強く、体力のない人は精神力もなくて、落ち込みやすく打たれ弱い傾向がある。
イギリス心理学者の実験で、筋力のある人は、精神力も強い結果が出ている。身体をあまり動かさない人は心も弱くなる。
・練習量で人後に落ちるな
いくら才能に差があっても、努力でその差を埋めることは可能である。
天才と呼ばれる人たちも、決して才能だけでやっているのではない。彼らはホイホイと何でも片づけてしまうようなイメージがあるが、本当はもっと泥臭い努力をし続けているのである。
・自分の人生は、自分でコントロールできるという信念を持て
主体性のある人は、いったん自分がとりかかったことは、最後まで頑張る。だから、主体的な性格になることが、努力家になるためには必要なのである。
自分の意見をことあるごとに、はっきり明確に口に出すようにする、そういうトレーニングをずっとやっていると、主体的な性格も磨かれていく。
会議においては「異議なし」とか「○○さんと同じ」などと言っているようではダメである。自分の言いたいことをはっきりというようにする。それによって煙たがられることもあるかも知れないが、自分の性格を主体的に変えていくためには、周囲と軋轢が生じることをためらっていてはいけないのである。
・他人が息をのむほどに努力して初めて努力となる
練習をする時は、他人の度肝を抜くほどに練習しなければならない。他人が本気で身体を心配するくらいでなければ、ホンモノの練習とは言えない。
つまりは、「とんでもない努力をしよう」ということである。
二流の努力しかしていないのに、一流の人間になりたいというのは虫が良すぎる。二流の努力しかしていないのなら、二流の人間にしかなれないのである。
・写真や切り抜きを用意して、たえずそれを眺めろ
写真や切り抜きなどを身の回りに置いておけば、たえず目標を意識することができる。
「5キロ痩せる!」などの目標を文字で書くより、スレンダーなモデルの写真を張り付ける方がはるかに効果的である。
・「努力のしすぎ」を後悔した人はいない
努力をしてもムダになることはあるが、努力をしないことから生じる後悔よりは、ずっと小さい。
・辛い時でも、「ほんのちょっと」は必ずやれ
人間の気力には限界があるから、「どんなに頑張ろう」と思っても、どうにも力が出せない時がある。疲労が溜まっていたり、調子が悪かったりすれば、普段の力の10分の1しか出せないこともある。しかし、たとえほんのちょっとでも「とにかくやる」のである。量は減らしてもいいが、ゼロにならないように注意する。
例「毎日50ページ本を読む」ルールであれば、それを「20ページ読む」に減らす。
「毎日50回腹筋をする」ルールであれば、それを「10回する」にするのもよい。
努力を継続したいなら、たまには量を減らして手を抜くことはあっても、決してゼロにはしない、という気持ちで取り組むことが大切である。
・三日坊主を何度も繰り返せ
何をするにしても、最初はやる気があったのに、そのうちにやる気が失われることがある。それはそれで当然のことだから、投げ出すことが一概に悪いとは言えない。
しかし、投げ出しても、またそこに「戻ってくる」ということが重要であり、それさえ忘れなければ三日坊主でもかまわない。
・2~3カ月の努力で何とかできる目標を立てろ
目標は高過ぎてはいけないが、低過ぎてもいけない。
自分で目標を決める時には、長くても2~3カ月でどうにかなりそうだというレベルが一番やる気が出る。
・何をどれだけやるかは、自分で決めろ
腕立て伏せをやろうと決めたなら、たとえそれが10回であっても十分である。大切なことは「毎日やる」ということであって、10回の腕立て伏せでもそれが今の自分にとってトレーニング効果があるならそれでいい。
自分で決めると、気分がスッキリする。他人に命じられたわけではないから、気分が楽である。
・自分なりの「行動記録」をとれ
正確な記録をとるようにすると、判断のゆがみを矯正することができる。
・ご褒美は、必ず努力の「後」
ご褒美はたしかに人間のやる気を高める効果があるが、「頑張っていないうちに与えられたご褒美は、むしろモチベーションを下げる」結果にしかならない。ご褒美を与えるタイミングを間違えると逆効果にしかならない。
・「努力は金になる」と信じろ
「プロ」と呼ばれる人たちは、お金に対して貪欲である。
打算的であろうがなかろうが、「お金のために頑張る」という意識を持てば、努力は続けられるものである。
あとは自分がそれをするかどうかだけにかかっている(笑)
--------------------------------------------------------------------------
・まえがき
どんな人でも、どんな分野でも、努力を続ければ必ず成功する。
生まれ持った才能などは、これっぽっちも必要としない。
ただ努力する。努力を続ける。たったこれだけを実践できれば、だれでも自分が望んだような未来を手に入れることができる。どんな夢も必ず達成できる。
人間は自分が価値を見出せることしか、熱心にできない。
「努力することはカッコいいんだ」という意識を持つこと。
「努力は決してムダにならないんだ」と固く信じて疑わないこと
努力というものは、継続するからこそ意味があるのであって、それを止めた途端に「下り坂」になることを肝に銘じる。
エリック・クラプトンは、まだセミプロだった頃、演奏終了後に仲間から飲みに誘われた。しかし、彼は「飲みたいのはやまやまだけど、一流のギタリストになるために、今僕がやらなければならないのは、酒を飲むことではなく、ギターの練習をすることなんだ」と言って断ったエピソードがある。
定年を迎えてから、趣味としてあれをやろう、これをやろうと考えるのではなく、若いうちからやりたいことは、どんどんやってしまうクセをつける。
・一度決めたルールは、どんな理由があっても破るな
どんな時でもルールはルールとして絶対に守らなければならない。
「毎日漢字の書き取りをする」と決めたなら、徹底的にやらなければならない。たとえ熱が40度あっても、お正月でも、旅行中でも、必ずやらなければならない。そうしないと継続にならない。
どんな理由があっても、一日も休まないことが大切である。継続というのは、何かと理由をつけてサボろうとする自分の心と戦うことである。
著者の例:「最低でも一日に一冊は本を読む」というルールを課している。どんなに酔っぱらって泥酔状態で帰ってきても、帰宅すると必ず机に向かって読書を始める。頭が痛くて意識が朦朧としていても、それでも本を読むのである。
・人と同じことをしているうちは、「努力」とは呼ばない。
他人と同じことをやっているうちは、それは「努力」とは呼ばない。他人よりもたくさん努力するからこそ、「人に抜きん出る」ことができるのであって、そこまでいってこそ初めて努力を呼べる。
週休二日をきっちりとって、年間の有給休暇もきちんと消化して、趣味のゴルフだ、旅行だと遊びまわっていて、それで「いつかビッグになってやる」と言うのは、虫の良い話である。そういう人に限って、「俺は努力している」と言うのだから目も当てられない。
みんながやっていることをやったからといって「みんなについていく」のがせいぜいのところであり、「人に抜きん出る」ことはできない。
毎日30の努力しかしていないのなら、80の努力をしている人には毎日50ずつ差をあけられていく。自分は進んでいるつもりでも、どんどん後ろに置いていかれてしまう。
本当に努力をしているなら「人に抜きん出る」ものであり、それができていないのなら、残念ながら、まだまだ努力の余地があるということである。
どんぐりの背比べから抜け出せない原因はただ一つである。努力の量が足りない。
・どんなことも「やる気」に結びつけてしまえ
ジンクスというのは、まさに「本人の思い込み」。科学的な根拠などは、まったくないことがほとんどである。にもかかわらず「本人が効果的だ」と思えば、本当に効果があらわれてしまうから、ここが人間の面白みである。→プラシーボ効果
・「赤いもの」を身につけろ
身体を活性化し、やる気を出すにはアドレナリンを分泌させればいいが、それには「赤いもの」を身につけることが効果的である。
どうにもやる気が出ない時には、赤い色を探してそれをしばらく見つめるとよい。
読書で気になる箇所にペンで線を引く時も、できれば黒ではなく赤色のペンを使うとよい。そうすると集中力が高まって、読書力自体がアップする。
赤い色を上手に使えば、モチベーションを高めるのも自由自在になる。
・良い姿勢をとれ
集中力、記憶力、持続力が、背筋をぴんと伸ばすことでアップする。
何をするにしても、大切なのは「良い姿勢」をとることである。
・背水の陣を敷け
学生たちが、試験の直前になって本気を出して勉強する現象のことを「デッドライン・ラッシュ」という。安全ピンの発明者は、恋人の父親から「10日間で1000ドル儲けたら娘をやる」と言われ、安全ピンのアイデアを考えた。
・とにかく基本だ、基本トレーニングだけをやれ
百マス計算の陰山英男氏は、基礎学力を重視している。算数なら計算力、国語なら漢字力という、ごく基本的な力を養うために、うんざりするほどの「読み・書き・計算」をさせるのである。
→著者が高校生時代にやった方法
英語の学習は、とにかく単語や熟語を書き続ける方法であった。なかには、「単語集のようなもので単語を覚えても英語力はつかない」とか「英文は読めるようにならない」と言う人もいたが、愚直なまでに単語と熟語を紙に書いて覚えた。
今でもこの方法が最高だと思っている。難しい問題集を解いたりするより、基本となる知識を、声に出したり、紙に書いたりして覚えるのが一番だと思っている。
努力が継続できない人は、すぐに何か新しいことをやろうとして、目移りし過ぎるのが原因である。他の人に何か言われたり、読んだ本の中に自分のやり方と違うことが書かれていると、その影響を受けて流されてしまう。単純に考えれば、自分の目標達成のために、一番大切な「基礎」が何なのかはすぐにわかるはず。それがわかれば、他のやり方などはどうでもよく、基本練習を繰り返せばいい。
・精力を注ぎ込む対象は「一度にひとつ」が原則
ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァーは「あまりに多くのことを始める者は、ごくわずかしか達成できない」と語っている。つまり、取り組むことは、ひとつか二つまでにして、それを最後までやり遂げろということである。あれもこれもと手を出すと、ひとつひとつのことは中途半端になりやすい。つまみぐいをするように、あっちをやったり、こっちをやったりと目移りしていると、結局はすべてが中途半端で終わってしまう。
・目移りしがちな傾向を改めよ
やるべきことがいっぱいあって、目移りしているような人は、結局はひとつも完遂できずに終わってしまうことが多い。
心理学では、ひとつのことだけに集中して取り組める能力のことを「グリッド能力」と呼ぶ。
「いろんなことに手を出していれば、どれかひとつくらいはモノになるだろう」というのは誤った考えである。むしろ「モノにならない」と考えた方がよい。
・身体を徹底的に鍛えよ、そうすれば精神力もアップする
体力と精神力は密接に関係している。体力がある人は精神力も強く、体力のない人は精神力もなくて、落ち込みやすく打たれ弱い傾向がある。
イギリス心理学者の実験で、筋力のある人は、精神力も強い結果が出ている。身体をあまり動かさない人は心も弱くなる。
・練習量で人後に落ちるな
いくら才能に差があっても、努力でその差を埋めることは可能である。
天才と呼ばれる人たちも、決して才能だけでやっているのではない。彼らはホイホイと何でも片づけてしまうようなイメージがあるが、本当はもっと泥臭い努力をし続けているのである。
・自分の人生は、自分でコントロールできるという信念を持て
主体性のある人は、いったん自分がとりかかったことは、最後まで頑張る。だから、主体的な性格になることが、努力家になるためには必要なのである。
自分の意見をことあるごとに、はっきり明確に口に出すようにする、そういうトレーニングをずっとやっていると、主体的な性格も磨かれていく。
会議においては「異議なし」とか「○○さんと同じ」などと言っているようではダメである。自分の言いたいことをはっきりというようにする。それによって煙たがられることもあるかも知れないが、自分の性格を主体的に変えていくためには、周囲と軋轢が生じることをためらっていてはいけないのである。
・他人が息をのむほどに努力して初めて努力となる
練習をする時は、他人の度肝を抜くほどに練習しなければならない。他人が本気で身体を心配するくらいでなければ、ホンモノの練習とは言えない。
つまりは、「とんでもない努力をしよう」ということである。
二流の努力しかしていないのに、一流の人間になりたいというのは虫が良すぎる。二流の努力しかしていないのなら、二流の人間にしかなれないのである。
・写真や切り抜きを用意して、たえずそれを眺めろ
写真や切り抜きなどを身の回りに置いておけば、たえず目標を意識することができる。
「5キロ痩せる!」などの目標を文字で書くより、スレンダーなモデルの写真を張り付ける方がはるかに効果的である。
・「努力のしすぎ」を後悔した人はいない
努力をしてもムダになることはあるが、努力をしないことから生じる後悔よりは、ずっと小さい。
・辛い時でも、「ほんのちょっと」は必ずやれ
人間の気力には限界があるから、「どんなに頑張ろう」と思っても、どうにも力が出せない時がある。疲労が溜まっていたり、調子が悪かったりすれば、普段の力の10分の1しか出せないこともある。しかし、たとえほんのちょっとでも「とにかくやる」のである。量は減らしてもいいが、ゼロにならないように注意する。
例「毎日50ページ本を読む」ルールであれば、それを「20ページ読む」に減らす。
「毎日50回腹筋をする」ルールであれば、それを「10回する」にするのもよい。
努力を継続したいなら、たまには量を減らして手を抜くことはあっても、決してゼロにはしない、という気持ちで取り組むことが大切である。
・三日坊主を何度も繰り返せ
何をするにしても、最初はやる気があったのに、そのうちにやる気が失われることがある。それはそれで当然のことだから、投げ出すことが一概に悪いとは言えない。
しかし、投げ出しても、またそこに「戻ってくる」ということが重要であり、それさえ忘れなければ三日坊主でもかまわない。
・2~3カ月の努力で何とかできる目標を立てろ
目標は高過ぎてはいけないが、低過ぎてもいけない。
自分で目標を決める時には、長くても2~3カ月でどうにかなりそうだというレベルが一番やる気が出る。
・何をどれだけやるかは、自分で決めろ
腕立て伏せをやろうと決めたなら、たとえそれが10回であっても十分である。大切なことは「毎日やる」ということであって、10回の腕立て伏せでもそれが今の自分にとってトレーニング効果があるならそれでいい。
自分で決めると、気分がスッキリする。他人に命じられたわけではないから、気分が楽である。
・自分なりの「行動記録」をとれ
正確な記録をとるようにすると、判断のゆがみを矯正することができる。
・ご褒美は、必ず努力の「後」
ご褒美はたしかに人間のやる気を高める効果があるが、「頑張っていないうちに与えられたご褒美は、むしろモチベーションを下げる」結果にしかならない。ご褒美を与えるタイミングを間違えると逆効果にしかならない。
・「努力は金になる」と信じろ
「プロ」と呼ばれる人たちは、お金に対して貪欲である。
打算的であろうがなかろうが、「お金のために頑張る」という意識を持てば、努力は続けられるものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます