定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

米山公啓 文章を書いて脳がいきいき若返る!

2012-05-29 04:03:08 | 読書記録
今日は久々の読書記録である。
毎日本は読んでいるのだが、読書記録としてブログにアップするのは、何か面倒くさい感じでずっとしていなかった(笑)
じゃあ、なぜ今回アップしたくなったのか?

それは、今回の本を買ったきっかけからである。

最近、自分の自覚症状として「ど忘れ」が多くなったことがある。言いたい言葉がすぐに出て来ない。頭にイメージがあるが言葉が出ない。
そんな感覚があり「脳が衰えてきたのかな?」と思った。そこで、脳を活性化しないといけないという危機感を感じていた(笑)
たまたま、ブックオフでこの本を見付けたので早速読んでみた。ちょうどブログに関する内容も書いてあった。

ブログ上に継続的に記事をアップすることで、脳が活性化されるなら試してみようということで久しぶりの読書記録アップとなった。


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・文章を書くのは頭を使う
 「話す」のと「書く」のでは、使っている脳の場所が異なる。書くことの方が、より広い範囲の脳(頭)を使う。

・「書く」ことで脳は進化する
 「文章を書く」ことは、ただ単に「言語中枢を使っている」ことではない。
 脳の様々な場所から過去の記憶を取り出し、前頭葉でその記憶と今発想していることの比較や創作が行われ、文字が書かれていく。

・書くことは自分の記憶を使う
 文章を書くには、「書こうとする内容」、つまり記憶や知識が必要である。
 文章を書くときは何も考えていないようでも、実は半ば強制的に自分の記憶の中から情報を引っ張り出している。
 頭の中に知識や連なるイメージがなければ、なかなか文章は展開していきづらい。

・年齢とともに萎縮するワーキングメモリー
 前頭葉のワーキングメモリーは、年齢とともに萎縮していく。つまり、一時的に覚えられることは減っていく。
しかし、鍛えることで容量(覚えられる量)が増えていくこともわかっている。

・接する情報量が減ると記憶力が落ちる
 毎日、真面目に文章を書こうとすれば、物事をよく観察したり、本を読んだり、どこかに出かけたり、情報収集に励むことになる。
 これが、もの忘れ防止のために役立つ。

・「ど忘れ」は思い込みが原因
 よく知っているはずのことが出てこない「ど忘れ」は、「想起」といい大脳皮質にしまい込まれた記憶(長期記憶)を思い出して口にする機能が錆び付いて起きる。
 以前はよく使っていたけれど、最近はほとんど使わない言葉や、自分にはあまり関係のない人の名前などが起こりやすい。
 つまり、「よく知っているはず」という思い込みが、ど忘れを作り出している。

 また、記憶は、意識的に「覚えよう」としないと長期記憶として残らない。
 毎日のように見たり聞いたりしている言葉でも、それを「覚えよう」という気がなければ、意外と記憶できていない。

・記憶を思い出すと脳は活性化する
 一度、長期記憶となった記憶は変化しないというイメージがあるが、実は時間の経過とともに次第に変化していく。だから、ときには思い出すことが必要である。
 思い出すことで自分の大切な記憶を整理し、より強い記憶にすることができる。したがって記憶を辿りながら文章を書くことは、記憶力の強化に役立つ。

・知識が増えれば書くことが見つかる
 文章を書くときに「書けない」と思うなら、それはむしろ資料不足、知識不足である。
 もっといろいろなことを知れば、自然に書きたいことが生まれてくる。そのためには、好奇心に満ちた生活をする必要がある。

・脳を鍛える文章トレーニング
 1 想像力を自由に広げるトレーニング
 2 ストーリーをつくる400字トレーニング(とりあえず書きながら続きを発想する)
 3 書きたいことを羅列するトレーニング(書きたいテーマを自分の心にたずねる)
 4 心の中の不満を並べてみるトレーニング(潜在的な思考を言葉に変換する)
 5 有名な絵画をほめるトレーニング(自分のボキャブラリーを増やす)
 6 家から駅までの風景を書く400字トレーニング(出勤風景を書いて記憶力強化)
   実際に書こうとすると、毎日目にしている風景でも、どこに何があるのか意外に思い出せないし、記憶も曖昧なことに気付く。
   何気ない風景も、自分がビデオカメラになったつもりで見ていくと、見える情報量が変わってくる。
 7 朝食を400字にするトレーニング(家庭の朝食で味覚を表現してみる)
 8 無関係な3つの単語で話をつくるトレーニング(無理やり言葉をつなげて柔軟な発想力を鍛える)
 9 意外なストーリーを考えるトレーニング(与えられた設定から予想を裏切る展開を考える)
10 昔を思い出して書くトレーニング(過去をテーマに書いて脳の記憶強化)
   小学校一年生の夏休みに何をしていたかを思い出してみる。
   古い記憶を探り出すことも脳を鍛える方法である。過去の記憶は意外に曖昧で、思い出すたびに変化していくことがわかっている。
   しかし、思い出さないと次第に薄れていってしまう。思い出を書いていくことで、昔の記憶がよみがえり、意外なことを思い出すはずである。
   とにかく書き進めていくことが、自分の記憶をきちんと整理することにもなる。

・題材を見つける脳
 常に「何か題材はないだろうか」と探していると、脳が刺激されて新しいことを発見できるようになる。

・慣れない場所では思考が始まる
 書く題材が見つからない場合は、家でじっと考えるのではなく、とにかく外へ行くことである。
 普段はあまり行かないような場所、苦手な場所へ行く方がより刺激を受けられる。

・新しい経験は右脳で処理される
 人間の本能は、自分の身を守ろうとする。つまり、本能的に人間は保守的であり、どうしても新しいことは排除したくなるものである。
 これを逆手に取り、敢えて新しいことに挑戦すると右脳が活性化する。

・運動して書くと脳が活性化する
 「書く」という動作そのものが脳を刺激する面もあるが、書くための情報収集に散歩などの運動をし、旅行をすることが、より脳を活性化する。
 旅行をしながら気になったことをメモして、それを文章にまとめてみる。そんな書き方が、もっとも自然に脳を活性化していく方法である。

・他人の会話をじっと聞き自分の中に冷静な目を育てる
 文章を書いて人に読んでもらうなら「いま世の中の人は、どんなことを考えているのだろう」これは気になるところである。
 一番簡単なのは、電車の中やファミリーレストランで、他の客の会話を聞くことである。

・脳内の対話でわかりやすい文章に
 パソコンを使って文章を書いていくとき、脳の中では自分一人で対話が行われている。
 この時に自分の声を自分で聞いて、よりわかりやすい文章に変えていかなければよい文章にならない。
 文章の推敲には、自分の中に第三者を作り出す俯瞰的な視点が必要である。
 ただ思いつくままに言葉を並べていくだけでは、脳を鍛えることにはならない。

・本のタイトルからヒントを見つける
 書店へ行き、面白そうな本のタイトルを10個くらい覚えて、帰宅後にそれをノートに書き、それらを眺めてみる。
 自分ならではの別のアイデアがひらめくかも知れない。そんな本のタイトルはエッセイのヒントになる。

・新製品をいじると新しい発見がある
 新しいメカは、いじっているだけで発見があり、書くテーマが見つかる。ただし、ここで注意したいのは「新製品をネタに書けば何でもいい」わけではない。
 同じようなメカを所有している人は他にもいるわけであるから、自分ならではの視点が求められる。

・気になった情報はとりあえず溜め込む
 どんなに情報が多くても、面白いと思うのは自分の感性である。その感性を大切にすることである。
 例えば、雑誌の記事が面白ければすぐに切り取ってしまう、インターネットならその場でプリントアウトしてしまう。
 こうした情報は、後からもう一度探しても、なかなか見つけ出すのが難しい。
 何に役立つとかそんなことは考えず、とにかく興味が湧いて面白いと思ったことを残していく。それが何に役立つかは、後から考えればいい。
 そして溜まった情報を眺め直すと、それらのバラバラな情報がつながって、エッセイのテーマをいくつも思い付くことができる。

・「文章脳」の進化は書くスピードで測れる
 自分の文章を書くスピードがどれくらいなのか、しっかり把握していることは大切である。
 それは自分の脳がどれくらいの「文章脳」になったのか簡単に知る方法であるから。
 書くスピードが速くなったことを実感できれば、脳が進歩したという自信につながる。
 作家は常に原稿の締切があるので、どんなに無理をしてもそれに間に合わせらる。それが「プロ」に求められる資質である。
 文章を書くスピードがアップするということは、その分思考が速くなってきているということである。
 右脳的な機能が次第に高まって、結論を速く出せる脳になったともいえる。

・書く訓練で直観力が高まる
 きちんとした文章を書くということは、単に文字を並べるという意味ではない。
 論理的に思考するトレーニングを繰り返すことで、次第に直観的に文章が書けるようになって書くスピードがアップする。
 人が話す時は、既に言ってしまった言葉に合わせて、言葉を選びながら話を続けるように脳が働く。
 そして「文章を書く」ことは、一人でできるコミュニケーションでもある。
 さしあたって、一時間に400字詰原稿用紙5枚を目指してみる。

・文章のブラッシュアップ
 わかりやすい文章は内容を理解して上で“省く”
 むやみに難しい表現を使わない
 噛み砕いて省くことも必要
 専門用語をわかりやすく書き換える
 なるべく簡潔に書いて言葉の重複を無くす
 短文を重ねて結論を先に → 「私はこう思う」「その理由は以下のことです」というスタイルの方が読者に訴えることができる。
 重複を極力避ける → 繰り返しを使わないことが、読みやすさにつながる。形容詞であろうと名詞であろうと、同じ言葉は同じページ内ではできるだけ使わないこと。
 同じような形容詞は減らして他の言葉に置き換える → 単に同じような言葉を重ねるのではなく、対比して大きさや美しさを表現し、別な言葉での言い換えを工夫する。
 「私」という主語はできるだけ減らす → 「私」の連発は読みにくい

・ブログこそ新しい脳活性法
 誰にでもわかるように書く工夫が脳を活性化する。
 読み手を意識することで頭を使う → 画面で見たとき、一文は二行くらいで切るのが目安である。
 一回分の記事の長さは、画面をスクロールしないで読み切れるくらいの量がふさわしい。
 多くの読者に読みに来てもらうブログを作るために、常にデジカメを持ち歩き、何か新鮮なこと、面白いことがないかという視点で見て歩く。
 そんな意識をして歩くだけで、脳には刺激となる。何かを発見しようと意識して歩くだけで、見慣れた風景も新鮮で新しい発見に満ちたものに変わる。
 ブログの大きなメリットは記憶の確認になること → もっとも大きなメリットは「自分の行動の記録になる」ということである。
 普段の何もない日、そんな日の記憶はどんどん消えていく。しかし、ブログを書き続ければ、こうした一日の記録が残されていく。
 ブログは自分の記憶の貯蔵庫である。

 毎日欠かさず同じ時間に更新する → ブログの読者は、ブログが毎日更新されていることを期待している。
 実際にアクセスの多いブログは、一日に二回、三回と更新している。
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