久しぶりにお天気がよくて暖かかったので思いっきり日なたぼっこしちゃいました。
やれやれ、午後はいつものお気に入りの場所でゆっくりしようと思ったら、何やらおかあさんが床の間にあった箱を開き始めて・・・
出るわ出るわ、風変わりなオニンギョウが。
小物もびっくりするくらいたくさんあるし。
お部屋中に広げちゃって、わたしの居場所がないじゃない!
10年ぶりくらいに出したっていう、このおひなさまとやら、おとうさんの親戚のおじちゃんが買ってくれたんだとか。
でも、でも、おかあさんはこんな立派な(本当は7段飾りらしい)おひなさまでなくて、ケースに入ったのが欲しかったらしい。
だって、おかあさんは不精者で面倒くさがりだし、第一、おひなさまって「怖い」と思ってるらしい。
それより何より、こんな狭いおうちに7段飾りなんて人間の居場所がなくなるのよ、本当に。
そのおじちゃんは、おねえちゃんがよほど可愛いと思ってたのね。
勝手に、7段飾りを送ってきてしまったとか。
それ以来、このおひなさまの飾りつけと仕舞う作業は、おとうさんの仕事となりました。
おかあさんは一切、手を出しませんでした。
そのうち、おとうさんも忙しくなり面倒になり、おねえちゃんの関心も薄れ、出さなくなりました。
おかあさんはいつもおばあちゃんが言っていた言葉を思い出していました。
「おひなさまを出してあげないと、夜中にゾロゾロと出てきて家中を歩き回るんだよ」って。
「ココちゃんもおとなになったから、今年こそはおひなさまを出してあげようかな」って言って、決心したみたいなの。
7段飾りのその「段」は物置にあって、とてもおかあさんの力では出せないので、仕方ない、このおひなさまが入っていた箱を並べて、赤い毛氈を敷いてにわか作りです。
雪洞(ぼんぼり)も場所がないのでやめにして、金屏風もお内裏様とお姫様とひとつずつなのに、狭いから二人でひとつ。
きゅうくつに並べたけど、みんな揃ったからいいのよね。
床の間に入りきるように無理して並べたのですよ。
誰がどれを持っていたか、どこに何を置くか、考えているうちに頭痛が起きそうに・・・。
わたしのいたずらを心配したらしいけど、ちょっと匂いをかいだだけで、上ったりかじったりはしてないわよ。おとなでしょ?えらいでしょ?
(単に、美味しそうなものがないからなんだけど)
おかあさんの実家では、おばあちゃんの(大正時代のもの)とおかあさんの(昭和のもの)と2セットあって、大正時代のはオキナとオウナ(おじいさんとおばあさん)の人形もあったらしい。
その家の女の子が、結婚していつまでも夫婦仲良く、よいおじいさんおばあさんになるまで幸せになるようにという願いがこめられてると思う、とおかあさんが言ってるの。
今のおひなさまには、オキナとオウナが入ってるのはないみたいね。さみしいなあ。
やれやれ、午後はいつものお気に入りの場所でゆっくりしようと思ったら、何やらおかあさんが床の間にあった箱を開き始めて・・・
出るわ出るわ、風変わりなオニンギョウが。
小物もびっくりするくらいたくさんあるし。
お部屋中に広げちゃって、わたしの居場所がないじゃない!
10年ぶりくらいに出したっていう、このおひなさまとやら、おとうさんの親戚のおじちゃんが買ってくれたんだとか。
でも、でも、おかあさんはこんな立派な(本当は7段飾りらしい)おひなさまでなくて、ケースに入ったのが欲しかったらしい。
だって、おかあさんは不精者で面倒くさがりだし、第一、おひなさまって「怖い」と思ってるらしい。
それより何より、こんな狭いおうちに7段飾りなんて人間の居場所がなくなるのよ、本当に。
そのおじちゃんは、おねえちゃんがよほど可愛いと思ってたのね。
勝手に、7段飾りを送ってきてしまったとか。
それ以来、このおひなさまの飾りつけと仕舞う作業は、おとうさんの仕事となりました。
おかあさんは一切、手を出しませんでした。
そのうち、おとうさんも忙しくなり面倒になり、おねえちゃんの関心も薄れ、出さなくなりました。
おかあさんはいつもおばあちゃんが言っていた言葉を思い出していました。
「おひなさまを出してあげないと、夜中にゾロゾロと出てきて家中を歩き回るんだよ」って。
「ココちゃんもおとなになったから、今年こそはおひなさまを出してあげようかな」って言って、決心したみたいなの。
7段飾りのその「段」は物置にあって、とてもおかあさんの力では出せないので、仕方ない、このおひなさまが入っていた箱を並べて、赤い毛氈を敷いてにわか作りです。
雪洞(ぼんぼり)も場所がないのでやめにして、金屏風もお内裏様とお姫様とひとつずつなのに、狭いから二人でひとつ。
きゅうくつに並べたけど、みんな揃ったからいいのよね。
床の間に入りきるように無理して並べたのですよ。
誰がどれを持っていたか、どこに何を置くか、考えているうちに頭痛が起きそうに・・・。
わたしのいたずらを心配したらしいけど、ちょっと匂いをかいだだけで、上ったりかじったりはしてないわよ。おとなでしょ?えらいでしょ?
(単に、美味しそうなものがないからなんだけど)
おかあさんの実家では、おばあちゃんの(大正時代のもの)とおかあさんの(昭和のもの)と2セットあって、大正時代のはオキナとオウナ(おじいさんとおばあさん)の人形もあったらしい。
その家の女の子が、結婚していつまでも夫婦仲良く、よいおじいさんおばあさんになるまで幸せになるようにという願いがこめられてると思う、とおかあさんが言ってるの。
今のおひなさまには、オキナとオウナが入ってるのはないみたいね。さみしいなあ。
おひなさまを出して、えふ母さんに喜んでもらえてうちのおかあさんも「出した甲斐があったわ」ってすごく嬉しそうです♪
「高砂」っていうのね、思い出したってポンとひざを打ったおかあさん。えふ母さんのおひなさまに対する深~い想いを感じ取ったみたいよ。
「マッキーちゃんのブログを拝見しました。
何て愛情に溢れたステキなひな祭りなんでしょう。
クマちゃんに着物を着せて飾ってあって、楽しそうです。うちもぬいぐるみもいっしょに飾っていたのですが、今回は場所もなくあきらめました。両方の親からとか親戚の方に頂いたケース入り人形なども飾るべきなんですが、これも場所を確保できずあきらめました。
えふ母さん、お人形というものへの熱い憧れを語ってくれてありがとうね。」
と、おかあさんが言っていました。
コロちゃんも、おひなさま飾ったらもうオイタはしないでながめててね。
アリスちゃん
アリスちゃんちの立派なおひなさまを覚えているわ、っておかあさんが言っていました。
以前、お邪魔した時にピアノの上に飾ってあって素敵だったって。
おひなさまを出すのは本当は億劫だけど、出してみるとホッとして、ああ、出してよかったって思うみたいね。
暖かい日に出すと、わりとはかどるみたいね。
わぁーココちゃんのお母さんステキなお雛さまにゃ。
えふ母さんがすごく喜んでますにゃん。
うちはまだ、えふ母さんの気分がのって来ないそうで出してにゃいです。
ぼくんちの二人のお姉ちゃんはお雛さまにはほとんど興味がなく
えふ母さんだけが毎年うきうきしてお人形遊びをするように
ひな壇を作って飾るんにゃ。
えふ母さんのコメント。
「私の子供の頃、家には雛人形など無く、掛け軸の絵のお雛さまを
見てました。そこにはお内裏様や三人官女など全部絵になっていて
高砂の爺婆、鶴亀も描かれていました。
それはそれなりに素敵でしたが、本物にはおよばないです。
お友達のひな祭りに招かれると、お部屋に大小二つのひな壇が置かれてます。
周りには絵じゃない高砂人形や市松人形、他にミルク飲み人形や
抱き人形などがぼんぼりの灯りに照らされて、とても素敵でした。
そしてうらやましかったです。
結婚してから何年目かに商店街を歩いてると古道具屋の中に
白木の寝殿造りに収まったかわいい木目込みのお雛さまを見つけました。
狭い部屋にも飾れる大きさです。値段も三万円、思い切って買いました。
娘たちにと言うより私のための雛人形です。少しづつ小さな道具も
別に添えてたのしんでます」
という訳ですにゃ。
二年前にひな祭りした時のようすをマッキーちゃんがブログに
載せてるので良かったら見てやってにゃん。
http://blog.livedoor.jp/mackey_ya/archives/51327218.html#comments