北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

最近のベースギターについて思うこと…

2024年10月27日 22時33分29秒 | ベース

北の大地も10月下旬というのに暖かいです。
先日一瞬寒くなって雪が降ったみたいですが…
早朝似一瞬だったので目撃できませんでした(^0^)
まぁ、そんなわけで市内の紅葉も最近になってという感じでしょうか。

世の中、物価高、いろんなものが値上がってますね。
アベノミクスのおかげで株は上がるけど、円は下がる一方。
GDPも近隣の国にどんどん抜かれてますしね。
灯油もガソリンも上がる一方です。
これから冬の大地は一軒家だと一ヶ月に数百リットル灯油が必要になるので
灯油の値上げは死活問題です。
灯油は一番安かったときの数年前と比べると2倍近くになってるんじゃないかなぁ
もちろん円安だけじゃなくて中東の情勢も絡んでるんでしょうが…
軽油も昔のガソリンのような値段になってますしね。

ということで
当然、楽器類もどんどん値上がってます。
ベースギターで言えば、
一番ひどいのはUSA製
GIBSON、Fender、MusicMan 、そして私の大好きな
Spector の新品が100万~150万とかになってるのを見るともう絶句ですね。
ちょっと前まで新品のUSAって60万くらいだったような。
どんだけ物価上がったんですかね、アメリカって。
実際、物価高騰は半端ないんでしょうけどね。
で、新品が高くなれば当然中古の値段もあがる。
新品で買った当時の値段以上に上がるわけです。

米国製が高いなら、信頼の日本製にすればいいやなんて思ってたら…

国産も ATELIER Z は猛烈にあがってます。
2021年10月のマグニチュードモデルは
M#245 N/M ¥245,000 (税込¥269,500)
M#265 N/M ¥265,000 (税込¥291,500)
でした。
これが3年後の2024年9月になって
<新メーカー希望小売価格>
M#245 N/M ¥330,000 (税込¥363,000)
M#265 N/M ¥350,000 (税込¥385,000)

うぎゃー
しかもこれはあくまでベースモデルの値段ですから
いわゆるカスタムモデルは当然40万円オーバーになります。
ちょっと凝ったカスタムモデルは50万円近くに
出島を見れば、新作はm40渋沢オーバーのモデルばかり。
びっくりですね。
ちょっと前にでた
Kikuchi Guitars の Hermes なんか
発売されたときにはちょっと高いなぁなんて思いましたけど
今では ATELIER Z より少し安いくらいですね。

それから、YAMAHAさんも地味に値上げしましたね。
BB も BBP34 なんかは ¥236,500 から ¥253,000 になりました。
でも、2017年の発表当時ってBBP34って確か¥197,000 でしたよね。
発表された際に、BB2024と比べてずいぶん安くなったなぁと思ったのを覚えてる。
発売当時から5万以上値上ってることになりますね。

資材も人件費も上がるからしかたないのですかね。

ということで、ちょっと前に買っておけば良かったなぁなんて…後悔がいっぱい湧き上がります。

とはいえ、USA製のギターを持っておいる方にとってはお持ちのギターの値段も上がってるわけです。
含み資産が増えてる感じとでもいいましょうか…(*^O^*)

私の場合は、MUSICMAN と Spector くらいかな。
まぁ、国産だと Provision と ATELIERZ あたりかな。
Provision も地味に上がりましたからね。

そのうち、東南アジア製のベースギターも同じになるのかな。
今のところ数千円くらいの値上げで済んでいる感じですが。

これからは、今以上に所謂エントリーモデルでコスパの高いモデルが売れる時代がくるのかな。

まぁ、楽器が贅沢品だと言われれば、その通りなのかもしれませんが
これ以上、値上げされないことを祈るだけですね。

じゃないと、どんどんギターの盗難とかも増えるだろうなぁ。

うちの Spector も今までも少し気を遣ってたけど、これからは今以上にスタジオ練習やライブの際に盗難とか怖くなるかなぁ。
Spector なんか Euro もすごく高くなったし…
Pulseとか、アジア製のモデル買って、そちらを持ち出すようにするとかするかなぁ。
いろいろと悩ましいですね。

そんなに高くないちょうど良い値段、高くても20万円前後で
結構音も良くて、そんなベースを探す日がくるのかな。
ついでに重たくなくて肩にも優しいやつがあると良いなぁ。

次のスタジオ練習、何持って行くかなぁ。
やっぱ ATELIER Z になるかなぁ。
まぁ、Fender のカスタムとか Vintage に比べたら安いもんなんですけどね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今さらですが…TECH21 BASS DRIVER DI V2 30th Anniversary Model

2024年10月12日 16時07分12秒 | エフェクター

10月になってやっと秋らしくなってきました。
朝晩は気温が下がるようになってきましたが、まだ昼間は比較的暖かいですね。

なんだかんだ言ってまぁ忙しかったせいか、9月にはひとつも投稿せずに10月を迎えてしまいました。
最近の私はといえば、大阪方面から入手した
85年製の Spector NS-2J ばかり弾いてますね。
やはりプリクレは良い…
外では5弦か6弦しか弾かないのに、家では4弦ばかり弾いている、そんな今日この頃です。

さて、最近購入したけれどインプレも書いていなかったものがひとつありまして
まぁ、先月というか正確には8月末に購入して9月の上旬に届いたものなのですが…
それは、
TECH21 BASS DRIVER DI V2 30th Anniversary Model
です。
いわゆるベードラのV2の30周年記念モデルですね。
まぁ、ベースドライバーは言わずと知れたプリアンプ、DIになりますが…
初代から30年ですか…
時のたつのは早いものです。
あ、でもその頃って私は打ち込みDTM野郎でベースはほとんど弾いてなかったですね…(笑)

とはいえ、実は昔から私はベードラについては否定的な方でして、
なんでそんなにみんな使いたがるわけ?
的な立ち位置でしたね。
愛用者の方々、ごめんなさないねm(__)m

まぁ、それくらい日本のロックベーシストたちは使っていたわけでして…
天邪鬼なそんな私なので、V2になっていわゆるベードラ臭もマイルドになって、使い勝手もよくなってから
やっと手を出してみて、まぁ、これなら多弦でも使える感じだし、いいんじゃないの…的な感じでした。

今回、30周年記念モデルということで少し値段は高いけど
(というかほぼ6諭吉もとい6渋沢なので相当高いのですが)
見た目もなんかシャレオツなので、1000台限定だし、なんかかっこいいし
記念にひとつポチッとしてみました。
そういえば、いつのまにか普通のモデルも5渋沢越えと、
最近のUSA製品よろしくベードラも値段が上がりまくってますね。
ベードラって、3,諭吉から4諭吉くらいのイメージだったんですけどねぇ、
いまならその値段なら中古しか買えないですね。

ではいつものように、以下、商品紹介からの抜粋です。

1994年の登場以来、TECH21の定番モデルとして多くのトップアーティストに愛用され続けてきた BASS DRIVER DIが、30周年を記念して全世界限定1,000台で登場。
アルマイト加工された精密なアルミニウムビレット筐体とオールメタルノブの限定エディションです。
多彩なサウンドキャラクター: ビンテージなチューブトーンから、モダンなスラップサウンド、攻撃的な歪みまで幅広く再現可能なベース専用ダイレクトボックス。
直結対応: ミキサーやレコーダーに直接接続することで、チューブアンプのようなサウンドを得ることができます。
この限定エディションは、精密加工と高品質なパーツを使用した特別なモデルで、まさにコレクターズアイテムとなる一台です。

製品重量は358gとのことですのでそんなに重くない。
大きさからするとむしろ軽い印象ですかね。

記念モデルで何か機能が増えているわけではなく、売りは何といっても見た目ですかね。
アルマイト加工された精密なアルミニウムビレット筐体とオールメタルノブは高級感が漂ってます。
あと内部のパーツは少し高級なものか何か使ってるのかな?

まぁ、値段は高かったけど、気がつけばショッピングサイトからは見事にこいつは消えてますが、
出島を見る限りまだ、日本中探せばS村楽器とか○ッキンとかには全部で数台はありそうな感じです。

さて早速インプレにうつります…

すごく久々にベードラを使った印象ですが。
一言でいうと、正直かなり見直しましたというかびっくりしました。
もちろん見た目もよいのですが…音ですね。
偏見だったのかもしれないですが、昔中古で買ったべードラって、もう少しノイズがあったような気がしたのですが。
あれ?これノイズなんか全然感じられない。
まぁ、ほぼ6渋沢ですから、ダーク何とかとか、マーク何とかのDI付プリアンプと同じレベルじゃないと
まずいわけですが…
そういえば、初期のダーク何とかもノイズ多かったけど、今は皆無になってるし…
話がそれました。
プリアンプ自体の印象はV2を使っていたこともあり使い勝手とかの印象は変わらないののですが、
とにかくノイズが減った気がします。
これならノイズにうるさいわたくしもOKが出せます。というか、ベードラってこんなに高音質だっけ?という感じです。

ノーマルのV2と比べてノイズが減っているのか全く変わらないのか実際に比較してないのでわかりませんが
記念モデルは見た目も音も高級志向になったのは間違いないですね。

ということで、以上、
TECH21 BASS DRIVER DI V2 30th Anniversary Model のご紹介でした。
正直、これが4渋沢くらいで買えるともっといいんですけどね。
Darkglass Electronics や MARKBASSのプリアンプも 6渋沢オーバーだからまぁ仕方ないのかもしれませんが

それにしても、欧米の楽器関連、弦も含めて値段高くなりましたね…
国内も ATELIER Z もまた値上げするみたいだし…
地味に YAMAHAも値上げしてるし…
困りましたね…
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BOOSTER って必要?(その3)~AMATERAS JAPAN 0001-compact

2024年08月24日 08時15分47秒 | エフェクター
まだまだ蒸し暑いですね。
久々に BOOSTER というか トランスネタです。
このシリーズは3年ぶりくらいですかね。

今回は電源不要で音が良くなる
AMATERAS LINE TRANS ニーヴくんです!

以前から気にはなっていたのですが…
最近値引きされていることがわかったのでポチってみました。

トランスと言えば以前紹介した 
Lee Custom Amplifier TX-1 もトランスでしたね。
残念ながら若干LOW落ちするので手放してしまいましたが…

今回は電源が要らないタイプですが果たしてどうでしょうか

名称は
LineTrans 1ch.OEP/Carnhill/AMATERAS 0001 compact
といいまして
お値段は¥22,500税込
現在¥25,000 の10%OFF となってます。(^_^)v

では早速商品紹介から

■ギタリスト、ベーシストに。
 コンパクトエフェクター仕様が遂に登場。

自分の楽器の音が、もっとしっくり来るはずと感じているプレイヤーへ、
ニーヴくんコンパクトエフェクター仕様が、満を持しての登場です。
ほんとうにしっくり来る音とは、つまりはホンモノの音です。
フェンダー、マーシャル、ソルダーノ、マチレス、アンペグ...。
熱く激しくも甘く艶やかなエレキギターやエレキベースの音は、本物のアンプがあればこそ生み出されているものです。
そんな高価な真空管パワーアンプにだけ使われ、そのまとまりのある滑らかな質感を生み出しているパーツこそ、「トランス」です。
また、エレアコのピエゾやマグネットのピックアップは、構造上、非音楽的な帯域やノイズも多く含まれてしまいます。
良質な音楽成分だけを整えてライン信号に送ることで、オケに埋もれず存在感があり、かつ痛くない音になります。
ニーヴくんを、通すだけです。
ライブでも、レコーディングでも、自分の大切な音に「常に」通しておく。
音質&機能は、定番ニーヴくんとまったく同じですから、ボーカルマイク録音や、ミックス&マスタリングでの使用も可能です(2台でステレオ使用時)。

個人的にこういった商品はギターでは使えるのはわかっているのですが…
果たしてベースでも問題なく使えるのか?というところが、いつも試してみないとわからないところであります。
結構、LOW 落ちしちゃう製品があるからですね。

ちなみにこの製品はパッシブのベースから直につないではだめなようです。
エフェクターの後に接続するようにと書かれてます。つまりローインピーダンス前提なんですね。

いわゆるアクティブのベースは大丈夫と言うことですが、いろいろ試した結果、一番最後につなぐのが良いようですね。
つなぐ場所やベースによって音量が結構変化する仕様なんですよね。
ということで一番最後につなぐと少し音が大きくなる感じかなあ。

で、音質ですが、
音がまとまると言うよりは、音が抜けてくると言いますか…
Spector NS-2J '85 で使ってみると、よりガッツのある音になる感じがします。
Fodera NYC あたりで使用するとより音が前に出てくる感じでしょうか。
中低音域が少しプッシュされるような感じですかね。
実ははじめは少ししっくりこなかったのですが
アンプの前の一番最後につないで使用すると結構いい感じです。
説明書に書かれてますが…

とある方のブログによると

OEP/Carnhill/AMATERAS 0001 の特徴は
・わずかに低音寄り。
 高音が埋もれる感じこそないんですが、低音が大きくなるので相対的にちょっと暗くなるかもしれません。
・音はじわっとボケる。
 歌っているうちにマイク位置がズレても気にならない音になるので、結果として良いテイクが録れる感じ。
・音が太い
 ボーカルの口がデカくなったような、低域の広がりがある感じ。ハードウェアのコンプをリダクションせずに通した感じに近いです。
ということで
これを見てもベースでいけそうです。

ちなみにもうひとつの別なトランスを使用した
LUNDAHL/AMATERAS 0001 の特徴は
・中高音寄り。
 低域は顕著に減る。マイク入力では「ローカットかけるほどでもないけど低域少なくしたい」ということがよくあるので、結構使いやすいです。
・音はシャープ
 何も通さない状態よりはにじむ感じがありますが、シャープです。YOASOBIとかのシンセマシマシのオケでボーカルに使いたい感じ。
・太さは感じにくい
 一聴では「ただ低域軽くなっただけやんけ!」と思いがちです。

ということで、こちらはVOCALとかで使用するのが良いのかな
ちなみに、
OEP/Carnhill 社製のライントランスは、使用することで音量がアップするようです。
これはラインレベルでほどよい飽和感を出すためにトランス巻線比率を1:2にしているためとのこと。
一方、
LUNDAHL 社製のライントランスは音量の変化は起きないそうです。
飽和感より精度重視のトランスのため巻き線比を1:1にしているとのこと
うみゅ。難しいことはわかりませんが、前者のこいつは確かに音小さめのベースでは音量差を感じますね。
ちなみに周波数特性は 10Hz から 80kHz とのこと。聞こえない帯域までカバーしてますね…(^_^)

こいつは電池も必要ないのでとってもECOなエフェクターですね。
あと見た目といいますか赤い筐体がなかなか綺麗で素敵なんですよね。

ニーヴ君、
気に入ったのでしばらくいろんなベースで試してみようと思います (^_^)v
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでしか出ない音がある~Spector NS-2J Pre Kramer~

2024年08月07日 22時43分38秒 | ベース

本州は猛暑が続いてるようですね。
みなさん体調崩されたりしていないですか?
今年も北の大地は湿気が多くてとても爽やかとはいえない感じになってますね。

先日、以前、バンドで一緒だったメンバーと久しぶりあって食事をしたのですが。
とても元気そうだったんだけど、その後倒れて突然入院しちゃったりして…
ある日突然何が起きるか…世の中わからないものですね。
今は元気になっているようですが…

さて、人間、あの時こうしていればなんて後悔は…
半世紀以上も生きていれば数えきれないほどあるものです。
ただ、人間後悔してばかりもいられないですし。
失敗したら、また前を向いてやりなおせば良いわけです。

さて、私の BASS ライフの話においても当然のように多くの後悔があります。
あの時、手放さなければ良かった点あの BASS たち…
なんていうのは当たり前にあるわけで、今回の BASS はその中でも一番の後悔だったりします。

私が中学の頃から始めた BASS ですが、大学を卒業して社会人になる頃には
もともと鍵盤から音楽に入ったり、当時DTMがはやり始めたりしたのもあり
おまけに PC お宅だった私はシンセをいじってるだけではあきたらず
DTMで打ち込みに、夢中になりまして BASS や GUITAR といった楽器に全く触れていない時期が続きました。
ちょうど会社勤めをしてから15年間くらいですかね。

それからm横浜に転勤して数年経過して打ち込みもやらなくなった頃、
とある北海道出身のスーパーベーシストの実演を見る機会がありまして
MOON の6弦フレットレスはまさに魔術のようでした。
どなたか察しがついている方もいるとは思いますが…
BASS でヨーロッパを行脚されたあの方です。

そのとき、また BASS を弾いてみようかなと思いまして、再び始めることにしました。
どうせ復活するなら、学生時代にずっと欲しかったブランドの BASS をということで選んだのが Spector でした。
最初に購入したのはチェコで生産されていた黒の Euro 4 LX というモデルでした。
そのうち、白のチェコ製も買ったりしてすっかり Spector にのめり込むのですが…
やはり、本家の USA 製が欲しい…ということで
その後、購入したのが USA 製 いわゆるプリクレマー期の NS-2J です。
Spector に詳しい方にものを見てもらって本物のお墨付きをいただきまして、
一晩悩んで購入いたしました。
たしか 35 万円くらいだったでしょうか。
ヘッドのマークが消失していたので相場より少し安かったように思います。
ボロボロのハードケースに入ったナチュラルボディの NS-2J を横浜の ISHIBASHI からタクシーに乗って、
当時住んでいた戸塚区まで帰ったことを思い出します。

NS-2J を購入した後、久々にバンドライフも復活しまして、オリジナルバンドの BASS を弾かせてもらうようになりました。
そのころは NS-2, NS-2J, NS-4 とSpector USA がメインでしたね。
韓国製やチェコ製や日本製の Spector もいろいろ購入しましたが…
やはり最終的には USA 製の HAZ Lab のプリアンプが欲しくなっちゃうんですね。
作りの良さと出音はやっぱり USA が一番です。

Spector USA は何本か購入しましたが、弾いていて一番元気がでるのがプリクレ NS-2J でした。
NS-2 もよいのですが NS-2J はガッツがある音といいますか…
ご存じの方も多いかとお思いますが、Spector は基本はスルーネックなのですが、
この NS-2J はボルトオンで、いわば廉価版なんですね。
ところが、この廉価版は 83 年から 85 年の間に200数十本しか製作されなかったこともあって
そういう意味でかなり人気のあるモデルです。
まぁあのごっきー(後藤次利)やナルチョ(鳴瀬)が弾いていてさらに有名になったこともあります。
80年代の NS-2 を弾いたことがあるのですが個人的にはゴリゴリしすぎて苦手な音なのですが、
NS-2J はどちらかというとバキバキとしたブライトでこのみな感じの音です。
まぁ世の中には Spector はもろ EMG の音だという人もいますが
やはり HAZ Lab 製のプリアンプが秀逸なんでしょうね。
あとメイプルボディもよいのだと思います。

まぁ、そんな大のお気に入りの NS-2J ですが、
数年前に気の迷いで手放してしまいました。(号泣)

その後もバダスブリッジでシャーラーペグの NS-2 2010年製はメインで愛用してきたのですが
NS-2J は手放してしまいましたですね。

ここ数年で USA の Spector は急に値上がりまして、
円安ドル高、アメリカのに人件費や物価の高騰等で気がついたら新品の USA 製はいまや100万超えになってます。
いやぁ。こんなに値上がるなら もっと無理してても Spector 買っておくべきだったと
後悔先に立たずという感じでした。
ちょっと前なら 50 万くらいで買えるものもあったんですけどね。
当然 新品につられて中古品も根刈りが始まりまして
40 万くらいだったのが 60 万、80 万とどんどん値上がってしまい、
これはいよいよまずいと今年あたりから危機感というかそう思い始めました。

もし USA な Spector を購入するなら…いや、もう死ぬまでに購入しておかなきゃならないレベルということで
プリクレ Spector NS-2J を購入するしかないと最近思い始めて
ここ数ヶ月そ悩んだ末に関西の某楽器店で売られていた
比較的リーズナブルだった赤の 85年製 Spector NS-2J をおうちにお迎えしました。

ボロボロの無印のハードケースに無造作に入っているところは以前購入した NS-2J と同じ雰囲気ですね。
ただ、色は真っ赤 で塗りつぶし。
どちらかというと少し Fiesta Red に近い色合いですかね。
ネックは以前使っていたものよりは細めな気がします。
以前使っていた NS-2J はもっと幅広でごつい感じだった気がします。

久々に弾いて、そうそうこの音が NS-2J だよねととても懐かしくなりました。
ブライトでアタックが強めの JJ スタイル。

重さは 4.1 ~ 4.2 kg という感じでしょうか。ちょうどよい感じです。
まぁ安くはなかったですが、プリクレとしては相場より安かったと思います。
おそらくこの派手な赤い色がしばらく売れなかった理由ですかね。
黒とか白が人気ありますからね。

ネックは PLEK で調整済みですこぶるグッドコンディション。
ブラスのナットは交換されてるようです。
プリアンプやピックアップはオリジナルのままですね。
バダスブリッジもシャーラーのペグもオリジナルのままです。
商品説明にはパーツは83 年と 84 年製で シリアルは 85 年製とのこと
見た目もなかなか良い感じで家族にも評判が良いです。
プリアンプはもちろんプリクレーマー期の HAZ Lab 。

以前弾いていた NS-2J は作りが荒い感じでしたが、こちらは丁寧に作られている感じですね。
ボディの傷も目立つものはなくとても大事にされていた感じがあります。
まぁ、そのせいか、まだまだ弾きこんでいけば鳴っていきそうな感じで鳴りは少し物足りない感じではあります。
フレットは7割程度との説明でしたが、PLEK 調整されてるので 弦高は低めにできますし、
何より赤いボディも素敵です。

こいつは墓場まで持って行く一本になるといいなぁと思ってます。

最近は多弦ばかり弾いていたので、4弦は久々な感じですが、
BASS って基本は4弦だってことを少し忘れてた感じがします
また原点に戻って BASS LIFE を楽しんでいこうと思う今日この頃です。

プリクレ NS-2J はこいつにしか出せない音がある Spector だと思います。
まぁ、好きか嫌いかなんですけどね。
私はこの音が大好きで唯一無二だと思ってます。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

80 年代後半の後藤次利サウンド~原田知世~ Spector NS-2J

2024年07月22日 18時25分12秒 | アイドル

毎日暑いですね…
ここのところ北の大地も連日 35 度近くまで気温が上昇してまして
まさに南から北まで、日本全国大暑!って感じですね。
最近北海道も湿度高めで爽やかさがなくなってますね。

さて、最近は通勤で聞いている音楽ですが
春あたりくらいまではしばらくは高橋幸宏関連だったのですが、
最近は少しすつ 80年代や 90 年代のアイドルのアルバムも聞いていたりします。
そうですね、その中で最近聞いて思い出深いアルバムについて書いてみたいと思います。

それは 80 年代後半の原田知世ちゃんのアルバムですね。
80 年台前半も良いのですが…ここはあえて 80 年台後半、
86 ~ 87 年あたりの後藤次利プロデュースの3部作になります。
86 年は知世ちゃんは 6 月と 11 月に年2回オリジナルアルバムを出しているんですね。
その間にベスト的なアルバムなんかも合間に出していて…
一番活発にアルバムをリリースしていた頃といっても過言ではないですかね。

その 86 年から 87 年にかけてのゴッキー(後藤次利)が編曲、プロデュ-スしている3部作、
NEXT DOOR (1986)、
Soshite (1986) 、
Schmatz (1987)

特に 86 年の2枚を久々に聞いてみて、なんといいますか、このころのリズム隊はとても良かったなぁと思います。
このころの 知世ちゃんの楽曲は CBS SONY から発売されていた頃で
ファンの間では 「雨のプラネタリウム」の入っている 6 月発売の NEXT DOOR もそうなのですが…
同じ年の11月に発売された Soshite というアルバムは特に評判があまり良くない感じですね。

まぁ、どちらのアルバムも当時80年代後半の CBS SONY からの発売ということですので
NEXT DOOR は全曲、作詞は秋元康、編曲は後藤次利、
Soshite も編曲はすべて、半分くらいの作曲は後藤次利になってます、

要は良くも悪くもおニャン子クラブと同じ時代の
当時巷に溢れてかえっていた歌謡曲という印象がぬぐえないのでしょう。
あと、路線変更したので、こういうのは知世ちゃんには合わないのでは?ときっと思われたのですかね。
それにしてもこの頃の二人(後藤次利&秋元康)って一体月に何曲くらい手がけてたんですかね。
どう考えても軽く二桁は作っていたでしょうね。
次利も猛烈に曲作りしてたでしょうね。
少し話がそれました…
ただ、改めて聞いてみるとこの2枚って半分くらいのベースは打ち込みだったりするのですが
残り半分くらいエレキベースを弾いています。
まぁ、音を聞いてすぐわかるのですが…
使っているベースギターは 今も愛用しているプリクレーマー期の黒の Spector NS-2J 。
まさに Spector という感じのプリクレ NS-2J です。
グリッサンドとビブラートを随所にちりばめて、チョッパーでブイブイ言わせる感じの
渋いけれど激しいベースラインが堪能できます。
ギターは今剛さん、ドラムは後に GYM というユニットを組んだあの 山木秀夫さん ですので
サウンド的には完璧の布陣です。
後藤さんと山木さんのリズム隊って本当に秀逸ですよね。

個人的にお気に入りなのは、ちまたで評判の悪い Soshite というアルバムで
原田知世が作詞作曲した「逆光の中で」、
シングルカットされた「空に抱かれながら」、
この 2 曲はあたりはかなり次利の Spector NS-2J が炸裂してます。
グリッサンドとビブラートを要所もおりまぜたゴッキーのチョッパーが炸裂してます。
かなり好き勝手に弾いてる感じが良いですね。

なんていいますか、これらを聞いてると、思わず Spector NS-2J が弾きたくなるんですよね。
このアタックと抜けの良い音は PJ タイプの NS-2 では出せないので。
これ聞くと…やっぱ JJ の Spector も良いなぁと思っちゃいますね。

最近は USA のドル高とインフレ、日本の円安で Spector は信じられないところまで高騰していて
新作はみんな 3 桁とかになっている Spector 。

それにつられてなのか、 Spector の中古の値段があがっているのには
仕方ないとはいえ、少しやりすぎでは?と思ってしまいます。
USA のスルーネックの中古が 40 くらいで買えた頃と比べるともう 1.5 倍どころか 2 倍くらいに値上がってますからね。
あまりに高騰してるので USA の Spector は
バンド練習とかに気軽に持って行けなくなっているこの頃だったりします。

今度、機会があれば、「逆光の中で」「空に抱かれながら」をはじめとした
この頃の原田知世の歌とゴッキーのベースを聞いてみてください。
次利のベースが堪能できルと思います。

それでは毎日暑いですが お体に気をつけて…
(^_^)ノ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする