それはまだ暑い昨年の夏のことでした。
フーチーズでカスタムオーダーフェアーなるものをやっていることをSNSで知りまして、
横浜に住んでいた頃から大好きなベースブランド Crews Maniac Sound のカスタムオーダー
ちょっとお願いしてみようかなということで見積依頼をしてみました。
実は以前に ATELIER Z のカスタムオーダーの見積をお願いしたこともあったのですが
最終的にはオーダーするところまでには至りませんで…
(ちょっと欲張った仕様で値段が高くなりすぎたこともありまして…)
でも、一度はカスタムオーダーなるものをやってみたいものですよね
そういえば、ATELIER Z の他に Provision あたりのオーダーも考えたこともあるのですが
昨年入手した ISHIBASHI 楽器さんのカスタマイズオーダーの” VJB-J-PS 1965~1966 Binding&Dot Double PG Black ”があるので…
大好きな 66年 前期の バインディングドットにパドルペグにハカランダ指板の黒があるので
今度は別なブランドで赤が良いかなということで
CAR の Crews JB-Moden をカスタムした見積もりをもらうことにしたわけです。
JB-Modern は以前も愛用していたこともあり、
ジャズベタイプが苦手だった私の認識を変えてくれた思いで深いベースでもあります。
最近はいろんな国産ブランドがでてきまして
Crews Maniac Sound はかなり地味と言いますか
あまり脚光が当たらなくなってきているような感じでとても残念なのですが…
個人的にはしっかりしたベースやギターを製作する派手さは無いけれど堅実なブランドという印象ですので
いろんな方にお勧めしたいブランドのひとつだったりします。
それにここ数年ベースも販売価格がどんどん高騰している中で
Crews さんはほとんど値上げをしていないでがんばっている貴重な国産ブランドです。
中古も含めてまだ比較的値上がりしていないブランドなので狙い目だと思いますね。
前述のように JB-Modern は横浜時代から愛用していた思い出深いベースの一つなのですが…
ちょっと前に JB-Modern PUNK を使ってみて、
あらためてしっかり作られた国産ベースとしてできの良さみたいなものを再認識しました。
ノイズ対策もしっかりされてますし、適度にパワー感のあるピックアップ、
つばだしの21フレットに 310R の指板に弾きやすいネック…
まぁ、ある意味私の好きな仕様なのですが…
そんな JB-Modern にも私が唯一気に入らない点がありまして、
それは Modern といいつつ 60 年代前半仕様である逆巻きペグを採用しているところです。
ちょっと前から、JB-Modern 65 という新しいバインディングドットのモデルも出てまして、とても気になっていたのですが…
どうやらこれも見た感じ逆巻きペグのままのような感じ…
それから以前あったはずの色 Candy Apple Red がラインアップされていない。
それにバインディングドットならやっぱペグが丸ペグがベスト。
ということで
ボディは Old Candy Appple Red 、ペグは パドルペグという仕様を元で見積を。
まぁ、ピックアップを K&T の JIG とかにしたり、指板をハカランダにして…とかも思ったりもしたのですが…
まぁ、それをさすがにソレをやっちゃうと
きっと 40 諭吉オーバーコースになりそうですし。
あまり高いベースになると気軽に弾けなくなっちゃうので
今回はシンプルに特注色扱いの OLD CANDY APPLE RED 、ミントピックガード、パドルペグというカスタマイズのみにしました。
料金は JB-Modern 65 + OLD CANDY APPLE RED (特注色) のアップチャージのみということでしたので
その仕様で8月上旬にオーダーしました。
カラーサンプルでの色決めを行った後…
秋が来て…
冬が来て…
うーん、
納品は春あたりなのかなぁ?
と思っていた2月のとある日に
フーチーズから突然電話が来ました。
それは、そろそろできあがりそうという連絡でして…
楽しみにしていたのですが\(^O^)/
数日後にまた連絡が…
なんとできあがり品を確認したところ大きな問題が発生との連絡が
聞いてみると、
な、なんとネックにバインディングが施されていないとのこと (^_^;)
あ…そうか
もともと JB-Modern 65 って JB-Modern をバインディングネックに変更するモデルなんですよね。
ですので、私のベースもあくまで JB-Modern がベースになるわけですから
バインディングネックに変更するところからはじまるわけです。
そしてさらに待つこと一月半。
やっとできあがりました。\(^O^)/
送られてきた写真を見て問題ないことを確認して入金完了。
めでたくGW前に納品されました。
長かった…
といっても、まぁ8ヶ月ちょっとですが。
まず、ネックの処理、とても良いですね。
Provision VJB Pro よりは少し細めですかね。
テクニカルな指使いもできそうなそんな弾きやすさです。
指板はよりフラットなタイプなのでさらに弦高は下げられそう。
何よりボディ色は特注色の
オールド・キャンディー・アップル・レッド
ミントピックガードにパドルペグ!
そして 21フレット仕様。
うーん。まさに理想のJBって感じですね。
いわばセミオーダーともいえるこんな一部だけの仕様変更でも、
これだけ気にいった一品ができるのはラッキーでしたね。
相変わらずノイズ処理も完璧。
ピックアップも比較的パワフルなタイプ
こちらで紹介されてますので、良かったらこちらもご覧ください。
https://www.hoochies.info/item/column/post-75617/
ではでは…(^_^)v
本気で購入を考えたのですが、結局は’61プレシジョンのブロンドを選んでしまったという・・・今になってちょこっとだけ後悔してます・・・。
Fender CS Yamano Limited 1966 Jazz Bass N.O.S. MH / CAR やばいですね。でもこの値段はさすがに…(^_^)
今、気になっている60万弱のアクティブの5弦ベースが安く思えます。まぁ、カスタムの特注だからこれでもきっと安いのでしょうが。
もう66年のもの本なんかコンパクトカーより高いくらいなので一生の最後ということであれば、吉○寺の山○楽器さんのCS CAR MH 66 仕様、買っておくべきなのでしょうね。あ、SBもLPBもあるんですね。どちらも素敵ですね。うーん、約80諭吉か ははは。○年ローンでも組みますかね。いや、本当に悩ましいですね(^_^)
そうそう、Iga さんのコメントを見るまで8月末発売予定の CAR MH の Heritage のことは忘れてました。ぼーっと Fender の公式サイト見たときに気づいてはいたんですよね。あー8月かみたいな感じで。ブルーの方もなかなか素敵ですね。そっちは11月以降みたいですね。そうですね。66年前期をとるか後期をとるか。やはり 後期の方がスタイリッシュですよね。しかしあえて前期の渋さも捨てがたい。最近はロッキンさんが黒、イシバシさんが白 (もう残り一本)の66前期仕様の Fender MIJ Tra 60s Jazz Bass (Alder 仕様)を出してます。
まぁ、前期仕様はProvision と Crews の二本あるのでもういい感じですが。うーん。CS CAR 良いですね。とにかく悩ましい夏ですね…(^_^)
C/Sの’66ジャズベースの売価は¥79.8万が正解で、イヤーモデルの’63ジャズベースより¥43,500だけ安価ですね。
カスタムオーダーの怖いところは、とにかくオーダー内容と実器で仕様違いが起きることに尽きますね・・・。
私のアイスブルーのプレシジョンも作り直しなのに更に仕様違いなポイントが増えてしまい・・・実はビルダー氏が敢えてオーダー内容を無視して“ビルダーズ・チョイス”を盛り込んで来たという・・・。
’66年仕様のジャズベース、最近行き付けのお店にC/Sのキャンディーアップルレッドが入荷したのですが、コレがまた目茶苦茶良い出来栄えで。
赤だけど正直私が欲しいくらいです。ええ。
実売価格は¥74万弱ですが、数年前の発注分なので今年のイヤーモデルより¥10万も安いお買い得価格になってしまったという・・・。
後はジャパンヘリテージで同じキャンディーアップルレッドのマッチングヘッド、ブロックポジションマーク仕様の’66ジャズベースが近々発売されますね。
北部さんお気に入り仕様のジャズベースが続々と登場しますね!