北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

Warwick VS Spector

2014年02月02日 09時06分50秒 | ベース
Spectorとよく比較される Warwick について書こうと思います。

Spector の NS モデルとボディの形状が良く似ている Warwick ですが、
Spector は70年代からありますのでWarwickの方が後発となります。

Spector が USA、Warwick は Germany 生まれです。
どちらもエントリーモデルは中国製と韓国製となってますね。
(Spector は韓国産と USA のモデルの中間に EURO(チェコ製)がありますが。)

やはり生産国が違うせいか、印象としては
Warwick の方がヨーロッパっぽい気がします。
理詰めというか合理的な感じがします。
なんとなくカチっとした印象。

よく Spector は EMG の音だと言われますが、
まぁ、それは大部分はあたっているかと思いますが、
個人的には Spector は癖のない素直な音だと私は思ってます。
一方Warwick は Spector に比べて若干癖のある音だと思います。

それは おそらく、
MEC ピックアップ、オバンコールネックやウェンジ指板といった
組み合わせが生んでいるのかと思います。
ある意味、この中音域の癖が Warick の売りなのかなと思います。

Warwick には標準でステンレス弦が張られてます。
実は、これをスチール弦を張ると、その音癖はかなり薄まります。
どうやら Warwick の個性はステンレス弦との組合せで
さらに発揮されるようです。
スチール弦だと、これが Warwick?というくらい
地味な感じの音になります。

つまり基本的には Spector とそれほど変わらない素直な特性であり、
その上に少し Warwick なりの癖が味付けとしてされている
感じなのでしょう。

私は Streamer LX 4というボルトオンの PJ モデルしか所有したことはありませんが、
ピックアップのレイアウトも Spector と同じリバースタイプですし、
PJ タイプ好きの私としては非常に気に入ってます。

指板にドットがないので、少し地味な感じはしますが、
Spector の同じようなモデル(ボルトオンのPJタイプ)がないので
気軽に使えるPJタイプのベースとして重宝してます。
(現在の Spector( USA のボルトオンや EURO )には JJ、HH タイプしかない)

どうしても Spector の USA だと定価が70、80万円コースになるので
バンドの練習に気軽に持って行けないところがあります。

それで定価30万円コースの Streamer の導入となったわけです。
まぁ。。それでも結構な値段なんですけどね。

現在、Warwick には Pro シリーズという
より入手しやすい韓国産モデルがあります。
仕上げはドイツには及ばないのかもしれませんが。。
基本的な構成はドイツ製に準じるようです。

Streamer だとネックとボディに違いがあるみたいです。
ボディが US Cherry  とのことですが、どんな音がするのでしょうか。

最後に
私が所有している Warwick Streamer LX 4 について

ボルトオンなので、音の減衰は早いですね。
ここは不満なところです。
セットネックのSteinbergerやSpectorと比べると
段違いです。
ここはFender のベースなどと同じ感じですね。

私はDRのHi-Beam以外のステンレス弦が苦手なので
スチール弦を張っていますので、音は少し地味な感じです。
スペクターに比べるとピックアップなのかプリアンプの特性なのか
少しレンジが狭い気がしますね。
SpectorはEMGとHAZ Labのプリアンプでかなり帯域が広い印象ですので。

ボルトオンだとSpector NS-2J はもう少し暴れる感じがします。
(まぁピックアップがJJタイプなのでその違いもあるかもしれませんが)

ネックはナット幅もせまく薄いのでかなり細い感じがします。
これは幅が広く厚みのあるSpectorよりかなり弾きやすいです。
オバンコールネックは独特の材質なのですが。。
ハイグロスやステンのSpectorと比べても
違和感を感じるほどではないです。

うちのはStreamerLX4は4.4キロと少し重たいのが難点ですが、
ネックの細さもあり、とても弾きやすいです。

このStreamerは何年か前に出たハイポリッシュ(Spectorだとハイグロス)の
塗りつぶしというちょっと変わった仕様です。

何よりターコイズという変わった色が気に入って
関西の中古楽器屋からネット購入しました。

Warwickは木目の方が人気あるらしく、
(某楽器店の店員は杢しか売れないと言っていた)
値段も格安でしたし、
何よりほぼ新品同様というかなりきれいな状態でした。

こいつはこれからどんどん練習で活躍してくれることでしょう。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新兵器投入~ミュージックマ... | トップ | MISIA~K.I.T »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
質問です。 (Unknown)
2016-04-11 07:20:31
Warwickの弦間って何ミリなんでしょうか?
普通の19mmタイプより狭そうに見えるんだけど…
返信する
4弦はあまり変わらない (北部方面低音隊)
2016-04-11 11:04:38
こんにちは。
4弦に関してはあまり変わらない気はしますね。
私は狭いと感じたことはないです。
今、手元にWarwickがないので計れなくて申し訳ないですが。。
きっと18ミリくらいはあるのではないかと思います。
それにWarwickはブリッジ側で弦間を調整できますね。
確かに5弦はSpectorより狭いみたいです。
某所に書かれていた情報では
Spector5弦 16.764mm
Warwick5弦 16.5mm
とありました。
国産だとIBANEZ SR 16mm  
ともっと狭いようです。
以前アリアのナロー(SB-1000)を使用したことがあるのですが。。
あれはたしか16mmくらいだったと思いますが
快適に弾けなかったです。
個人的には17mmくらい欲しいですね。
以前弾いていた1990年代のNS-2Jはかなり広くて
20ミリちょっとあっったのかな。。
個人的にはかなり弾きやすかったです。
返信する
Unknown (Spectorって)
2016-04-15 14:58:07
スルーネックだと思っていたのですがセットネックもあるのですねびっくりしました
あと減衰が早くて不満ということでしたがそのサステインの長さが問題で演奏に支障がでたことはありますか?どれくらい短いものなのでしょう
SpectorからWarwick Streamer LXに移行を考えているので是非参考にさせてください
返信する
Unknown (北部方面低音隊)
2016-04-15 15:25:42
こんにちは。コメントありがとうございます。
Spectorのセットネックは韓国製のものに一部あったか様な気がします。ここで書いたセットネックはスタインバーガーのセットネックを指していますね。
セットネックは概ねスルーネックに近い印象になりますね。ですのでボルトオンよりは音が長く鳴ると思います。
ボルトオンのStreamerの音の伸び具合は、通常の使用では問題ないと思います。フェンダーとかのボルトオンのパッシブベースはきっとStreamerのボルトオンよりもっと音がのびないと思いますので。
もし気になるとすれば全音符(4拍)以上伸ばしたときくらいでしょう。
私が気になったのはバラードで7拍とか8拍続けてのばすような、そういうかなり特殊な曲での話です。
さすがにそういう場合はスルーネックのSpectorにはかなわないです。
それにコンプとか使えば音は伸びるでしょうから、コンプを使う方でしたらあまり関係ない話になると思います。百聞は一見にしかずですので、実際には弾いて確認されるのが一番だと思います。
返信する

コメントを投稿

ベース」カテゴリの最新記事