あすか姫の七色の道

料理好きがこうじて、色々な事に興味を持ち…そんな色々な道をすすんでみる日々を綴ります。

ひさびさの遠出ドライブ

2011-10-10 07:22:41 | アート・文化
昨日は、
ひさびさの遠出ドライブに行ってきました。
行先は、
関東の二大窯元の茨城県笠間
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8日(土)夕方のTVニュースで知り、
陶芸教室主催のKayokoさんに
会場のロケーションや、
茨城県笠間と栃木県益子は
県境でお隣同士で
山ひとつ越せばいいので
笠間と益子のはしごが出来るから
是非行ってみなさい等々
いろいろと教えて頂き、
昨年秋、
益子陶器市へ行った時の
往復10時間渋滞を再度経験したくないので
ナビの渋滞予想シュミレーションで
2時間半くらいで行けることを確認
行くことを決まました。
さて、
行きの道中、
数か所SAに寄って休憩しつつ行ったので
開始時間ぎりぎりに
現地の最寄高速出口をでました。
益子の時は、
そこから会場の臨時駐車場への渋滞で
着いたけど駐車場にたどり着かず
陶器市がなかなかみれない
という悲しい事となったので
嫌な予感がずっとしていたのですが
すんなり臨時駐車場に入れました。
会場の
笠間芸術の森公園内の特設会場に到着。
だんなさんとあすかは
それぞれ作風の関心の対象?!が
違うので別々に行動し、
何かあったら携帯で・・・という事になりました。
あすかは、
50人近くの作家さんたちのテントを
興味を持った技法を質問したりして
まわりました。
(それぞれ写真を撮りたかったのですが、
著作権の事もあるので遠慮しました。
画像がなくてすみません。)
ふたりとも、ひとしきり見て回り終え、
今度は、
同じ笠間芸術の森公園内の
ここは、
平成12年4月に東日本初の
陶芸専門の県立美術館として
開館したそうです。
まずは、
目玉?!の
『追悼 人間国宝
三代 徳田 八十吉展』。
リーフレットによると
“伝統ある九谷焼に新しい表現を確立した
重要無形文化財『彩釉磁器』保有者
没後初となる大回顧展”だそうです。
とにかく、
大きなというより
巨大なサイズの作品が多く、
圧倒されました。
釉薬もビードロ?!的なものがあり
ガラスの器かな?という印象で不思議でした。
この作品展を見終わり、
次は・・・と考えている時、
館内放送で
美術館の担当者さんによる
無料展示物説明会開催のお知らせが。
もちろん参加しました。
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↑の『松井 康成』についてでした。
この作家さんは
『練上げ』という技法で有名だそうです。
リーフレットによると、
この技法は、
“色の異なる土を重ね合わせたり
ねり合わせたりして、
文様のある素地土をつくり成形する技法”
この技法には問題点があり
“二種類以上の土を用いるため、
乾燥や焼成の過程で
ひび割れが出やすい技法”だそうです。
“杯土を同一のものとし、
少量で発色のよい呈色剤との
組み合わせを工夫して
「同根異色」の土をつくり使用した”
で、その問題点を解決したそうです。
説明を受けていてふと思ったのは、
シュガークラフトでも
同じような問題点があるのです。
シュガークラフトでは、
ペーストを着色する時、
食用薬剤でといた着色料でします。
色を濃くしていくときは
それに比例して多くの着色料が
ペーストに入っていきます。
つまり、
それだけ水分を多く含むようになり
だれやすくなったり
他の薄い色との関係で
『練上げ』の問題点と
同じような事が起こるのです。
どこかで、つながっているのでしょうか?
はてさて、
時間もころあいとなり、
話題はお昼はどうしようかな・・・。
だんなさんのリクエストにより、
昨年秋、
益子陶器市の時に行った
お蕎麦屋さんにすることに。
Kayokoさんのアドバイスの
「山ひとつこしたらすぐよ」が
だんなさんの心をくすぐったのです。
交通量の少なさもありましたが、
笠間焼フェアの会場から
約40分で着いてしまいました。
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だんなさんによると
いままで食したお蕎麦屋さんのなかで
ぴかいちで
もう一度行きたかったそうです。
このお店の名物は
“十割そば”です。
あすかもそば打ち経験があるので
わかるのですが
十割そばは扱いが大変なのです。
切れやすいので
打つ時・茹でる時に苦労します。
また出来上がりを
つややかにのどごし良くするのも至難の業。
それを考えると
このお店のご主人の技は
本当に感心させられます。
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あすかは、十割そばでてんぷら付き
だんなさんは、
十割そばのてんぷら、とろろごはん付き
を注文。
だんなさんは、
お蕎麦もそうですが、てんぷらも絶賛してました。