ミコの絵日記

日本画を描いています。
生涯の楽しみとして描き続けたい、、、
シニア主婦の備忘録です

徒然亭草若と私

2008-02-20 | Weblog
重い話で恐縮ですが・・・

NHK朝のテレビ小説「ちりとてちん」見ていますか?
師匠は笑いながら地獄へと旅立ちました。
病気に気付いた時には手遅れで、余命わずかと知ってから、
最期の時を迎えるまでの心の動きを渡瀬恒彦さんは見事に演じていました。

話は変わりますが、1月下旬に私は風邪をひきました。
1週間も休めば治るだろう・・・気軽に考えていました。

ところが高熱が続き、咳きはひどくなるばかり・・・
水も飲めなくなりました。
レントゲン、採血、点滴をしていただいて様子をみることに・・

幸い肺炎にはなっていませんでした。
しかし 先生の顔が曇っています。

肺に白い小さな影が映っていました。
後日、血液検査の結果を聞きに行くと・・・
何か異常があるような・・・

「骨髄球とか異型リンパがありまして・・・・白血病などの場合に・・・・」
「風邪が治ってから もう一度 検査しましょう」

先生は丁寧に説明して下さいました。
でも 私の頭の中は ガン???白血病???で一杯になりました。

医学書やインターネット検索で調べまくり・・
結局何も解らないまま、ますます不安は頂点に。

初めて 自分の死について真剣に考えました。
生まれたからには 必ず死はやって来るもの。
あたりまえの事なのに自分には無関係と思っていた私。

落語の話ではありませんが、結構こっけいな事を考えるもんですね。

預金通帳や証券の整理しとかなきゃ~~とか
あっ!へそくり どうしよう~~とか
箪笥の整理、納戸の整理しとかないと・・・

あぁ~~
いろんなこと お父さん大丈夫かなぁ~~とか
男の料理教室 行っててよかたなぁ~~とか

個展もはやくやりたいなぁ~~
遺作展なんて 私はお断りよ~~

それに 私を頼っている母より先には逝けないじゃない・・・

徒然亭草若さんと自分を重ねあわせて、
本当にイロイロ考えた数週間でした。
1日1日を大切に生きなくてはと肝に銘じました。

昨日、3回目の検査で先生から「大丈夫」の言葉をいただきました。
ウイルスのイタズラだったようです。
まだレントゲン検査が残っていますが、先生は急いでないので、
これも心配なさそうです。一安心です。バンザ~~イ!

今月は大幅に遅くなりましたが、明日から実家へ行きます。
一人暮らしの母が首を長~~~くして待っていますので。
ブログは1週間程、お休みです。