自転車で、河原町通から丸太町通を西に行くと、烏丸通の交差点に警官。そういえば朝刊に、天皇、皇后両陛下が、即位20年記念茶会を京都御所で開催(11/18)し、お泊まりは大宮御所とあった。大宮御所は、京都御苑内、寺町御門と清和院御門の間で塀に囲まれた一角。先日の一般公開では見ることができなかった。
堀川通にも交差点に警官。信号を手作業で変えるのだろう。ボックスを開けたり、無線で連絡を取ったり忙しげにしていたが、「何時ごろ、お通りになるんですか?」と聞いてみた。意外に面倒がらずに答えてくれた。「3時ごろです。」「お顔を拝見できますか?」「できますよ。」
千本通はもちろん、信号のある辻には全て警官が待機。パトカーも何台か停まっている。沿道の店の人や通行人らが、ところどころで固まって、携帯を片手に待ち受ける。
「3」とフロントガラスに数字を張った車が通る。どうやら「あと3分で通過」の合図らしい。ややあって「1」の車。西大路通の信号の向こうに白バイが2台、見えた。「来る、来る」と周りの人が騒ぎ始める。対向車を通行止めにするでもなく、ただ信号の操作のみ。
対向二車線の道の内側をゆっくり走っていたので、歩道から、よく見えた。今日はかなり寒い日だったのに、車の窓を開け、コートも手袋もなしで、沿道で待つ人に手を振り続ける・・・。お身体を大事にしていただきたいものだ。
車には、控えめに菊の紋。
お二人は、20年前に亡くなった天皇陛下の姉・鷹司和子さんが眠る二尊院を訪れたとのこと。二尊院は、丸太町通・新丸太町通の西の終点から、さらに西。小倉山の麓にある。今なら、紅葉が見事だろう。そういえば、今年は、嵯峨に紅葉を見に行っていないなと思いつつ、御所に戻る車を見送った。
西の京円町バス停では、後ろに隠していた吸殻入れ・ゴミ箱を、警官が元に戻している。ゴミが溢れているわけでもないのに。昔、堺・大仙公園で、昭和天皇行幸に備えて、周辺整備をしていたのを思い出した。道路が拡幅されたり、公園に隣接する家を壊して公園を広げたり。電車から見えるように出窓に人形を並べた家があったのに、あの家もなくなったな・・・というようなことを、つらつらと思い出している。
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