「今日(こんにち)我々の中(うち)誰でもまず心を静めて、彼(か)の強権と我々自身との関係を考えて見るならば、必ずそこに予想外に大きい疎隔の横たわっている事を発見して驚くに違いない」
石川啄木が「時代閉塞(へいそく)の現状」を論じたのは1910年でした。この年、社会主義者らを大弾圧した大逆事件や韓国併合が起き、日本は出口の見えない冬の時代に突き進んでいきます。啄木はその閉塞をもたらしているの . . . 本文を読む
政府は29日、農林水産業・地域の活力創造本部(本部長・安倍晋三首相)の会合を開き、全国農業協同組合連合会(全農)の事業や生乳の流通を見直すことなどを求めた規制改革推進会議の最終「意見」を盛り込んだ「農林水産業・地域の活力創造プラン(改定)」を決定しました。「世界で一番企業が活躍しやすい国」を掲げる安倍首相は、企業の農業参入を進めるため、農業・農村に強い基盤を持つ農協の事業を弱体化させようとしてい . . . 本文を読む
自民、公明、維新などは29日の衆院本会議で、環太平洋連携協定(TPP)承認案・関連法案や「年金カット法案」などの成立を狙い、30日までの今国会会期を12月14日まで延長することを決めました。日本共産党、民進、自由、社民の各党は反対しました。衆院厚生労働委員会で25日に強行採決された「年金カット法案」は本会議で自民、公明、維新などの賛成多数で可決され、参院に送られました。民進、社民、自由の各党は採 . . . 本文を読む