負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

身体壮健バカ ③ ・・・ せつない現実

2015-01-09 23:16:07 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



あるとき 老人ホームへ講演に行ったら

葬式とか 死ぬという言葉はタブーだから

絶対使わないで欲しい ・・・ とクギを刺されました。


老人ホームという

これから先 死を待つだけの老人ばかりの社会で

死とか 葬式という話題を禁句としているというのは

なんともせつない現実ではあります。


死を切り捨てた「 生存 」だけを課題としてきた人たちが

その「 生存 」の終末期において

死という絶対に訪れてくる事実を認識して

ひたすら回避することにのみ生存の支えをもち

周囲もまた そのことに細心の注意を払うことを

最大の親切として心を砕いているという光景は

もはや 「 荒涼」としか言いようがありません。


だから 老人の日に

幼い学童なんかが ホームに慰問にやってきて

お見舞いのプレゼントなどを贈ったあと

「 お爺ちゃん お婆ちゃん

いつまでもお元気で長生きしてください 」

などとメッセージを読みあげると

お年寄りたちは 思わず手で目頭をおさえた

などという報道は ・・・ 一つのパターンになっています。


このメッセージが

先の制約と全く無関係に成立したものである ・・・ と強弁するならば

この学童を 背後であやつっている教師なり PTAといった連中は

偽善という行為感覚に対して

完全にマヒしきっている ・・・ といわねばなりますまい。


所詮 ・・・ ウソで固めた世界なのです。







身体壮健バカ ② ・・・ 安楽死願望

2015-01-09 21:15:20 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



老いに向かった人の恐怖心のあらわれが

ほかならぬ 安楽死願望であり

「 ぽっくり寺 」の大繁盛という現実に外なりません。


どうせ使いものにならぬなら

いつまでも雨ざらしにしておかず

早く誰かが始末してほしいという ・・・

まさしく 粗大ゴミ的発想であり

使い捨て時代の「 姥捨( うばすて  ) 」現象であろうと思われます。


「 自分 」と思っていた「 人体 」の ・・・ 使い捨て時代なのです。







身体壮健バカ ① ・・・ ヌケガラを惜しんでどうなる

2015-01-09 18:14:31 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



自ら本格派をもって認ずる人のために
ジョギングなどという言葉があります。

いい年をしたお爺ちゃんが
派手な運動着などを身に着けて
エッサエッサと走っています。
どこまで走りつづけるか ご本人も知るまいが
ともかく走っています。
ひとえに 「 丈夫で長もち 」のためです。

まだあります。
ビタミン  強壮剤  自然食品  サプリメント
飲むヒア○ロン酸○潤 ・・・ などなど
みんな 自分が
自分のあと残り少ない人体を飼育することに
・・・ 晩年の事業を賭けています。


しかしながら

人体は やがて ・・・ 倒れるときがきます。

いくら金持ちでも

いつまでもグリーンの上で 棒を振りまわしていることもできないし

本格派を自認していても

ものの半年も寝込もうものなら

エッサエッサときたえつづけた足腰は ・・・ 立たなくなります。

ビタミン剤も 自然食品も

体が受けつけなくなったら ・・・ おしまいです。


老人たちは

その時を ・・・ もっとも恐れています。

「 自分という人体 」が

「 自分 」の意のままにならぬ

始末におえぬ人体と化したときを想うと ・・・

それこそ ・・・ 叫びたいような気になるのでしょうね。







ニワトリが先か タマゴが先か

2015-01-09 15:13:46 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



ニワトリが先か タマゴが先か

・・・ って言うだろう。


たしかに

鶏は 卵から孵るのだから

その点からしてみりゃ タマゴが先なわけ。

だけど

その卵は 鶏が生むのだからね。


おかしいね。

何が何だかわからなくなっちゃう。


けどね

何が大事なのかというと

鶏にとって ・・・ 卵が先

卵にとっては ・・・ 鶏が先

それが ・・・ 生命という道理。


そして

自分が いまニワトリか

あるいは タマゴか

という見きわめが ・・・

もっとも大切なわけ。







いつのまにか ・・・ 

2015-01-09 12:13:02 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



寝ようとする。

時計の音がカチカチ鳴っている。

寝られない。

それは 「 できない 」自分を

時計の音で数えているのだ。

安定感のない自分なのだ。


知らぬまに寝ている。

時計の音が気にならない。

時計の音に溶け込んで

いつのまにか

・・・ 時計の音とひとつになっている。







あれもダメ ・ これもダメ

2015-01-09 09:12:17 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



あれも だめ

これも だめ

というので

自分の欠点を つぎつぎ直そうとしたら

おそらく ・・・ ノイローゼになってしまうでしょうね。


親が 子どもに向かって

「 いけません ダメです 」とばかり

毎日繰り返していたら ・・・

かならず その子どもは ・・・ ダメになってしまうでしょうね。







長所 ・・・ やってみよう

2015-01-09 06:11:15 | 原発震災避難者


雪の福祉センター



欠点を直すことに気を配るより

もっと自分の長所を伸ばすようにしよう。


他人の欠点は とくに目につきやすいもの。

他人に対しては ・・・ その長所だけを見るようにしよう。


むずかしいことだが

・・・ やってみようと思います。



* 『 徂徠訓 』( 萩生徂徠:江戸時代の儒学者 )に

 「 人はその長所のみ取らば即ち可なり。短所を知るを要せず 」 ・・・ とある。